キク科の花々には、「花かんざし」、白い「タンポポ」の4種を挙げました。
<「花かんざし」(花簪)>
丸い蕾の形が、簪に似ているので、此の名前が付いたとのこと、八重の花弁の様に見える総苞片(葉が変化)は
カサカサして紙で造った様な感触です、葉は、披針形で、互生します。
花茎の先端に一輪、花径2CM位の白い花を咲かせます。
開花期も長く、初夏の頃迄、次々と開花していきます。
柔らかなで、緑白色、細かい毛が生えてい、中央の黄色い場所には、キク科特有の筒状花が咲きます。
同じ「ハナカンザシ」の名前が付いた花には、「ハナカンザシ」Rhodanthe chlorocephala spp.rosea
「ヒロハノハナカンザシ」Rhodanthe manglesii 等が有りますので、後日、詳細を載せてみます。
今日の「ローダンテ・アンテモイデス」は、俗称の「花かんざし」としました。
キク科、ローダンテ属、多年草、オーストラリア原産、学名 Rhodanthe anthemoides
英名 Chamomile sunray、 別名 「ローダンテ・アンテモイデス」、「ローダンテ」
近縁に、耐寒性多年草の「ヘリクリスム・ペーパーカスケ-ド」が有ります。
花弁の先端が尖っていて、蕾も細長いのが特徴です。
学名 Rhodanthe anthemoides 'Paper Cascade'
別名 「ローダンテ ´ペーパーカスケード’」
<「タンポポ」(蒲公英)>
「タンポポ」もキク科の植物です、キク科特有の舌状花、筒状花で一輪の花を作っています。
葉を放射状に広げるロゼット(*)葉です、綿毛の着いた種子をつくります。
「タンポポ」の名前の由来は、<鼓>を意味する小児語からとか、江戸時代には、「ツツミグサ」(鼓草)と呼んでいたらしいのです。
「ニホンタンポポ」、「セイヨウタンポポ」等が有りますが、「セイヨウタンポポ」の繁殖力に圧されて
今では、「ニホンタンポポ」の数が少なくなっているようです。
尚、「ニホンタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の見分け方は、前者は、萼片が反り返らないが
後者は、萼片が反り返るとなっていました。
黄色い花の「タンポポ」が多いのですが、今回は、白色の「シロバナタンポポ」(白花蒲公英)を載せました。
キク科、タンポポ属、多年草、学名 Taraxacum 、英名 Dandelion (ダンディライオン)
英名は、フランス語の dent-de-lion “ライオンの歯`の意味からとか
過去に載せた記事の再掲載です。
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