花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

初夏、ノウゼンカズラ科の花(1)

2017-05-31 | 植物 花

花壇シリーズ、花壇の全体図

ノウゼンカズラ科の花の最初は、「ビグノニア」(ツリガネカズラ/釣鐘葛)です。

集散花序に漏斗型で内側が、黄色、外側が、赤褐色の花を咲かせます。

花冠が、5裂して花を多数着け、髭状の蔓と先端の吸盤状の葉が、近くの何にでも絡み着きます。

ノウゼンカズラ科、ビグノニア属、半常緑蔓性木本、北アメリカ、中南米原産、学名 Bignonia capreolata

英名 Cross vine 、別名 「ビグノニア カプレオラータ」、「カレーカズラ」、「カレーバイン」

”カレー” の名前は、花が、カレーの香りがするからとか

別の植物ですが、「カレープラント」の名前が付いたキク科の植物が有ります、カレーの香りがします。

学名 Helichrysum italicum、英名 Curry plant



 別の植物ですが、キク科の「カレープラント」が有ります、同じくカレーの香りがします。

秋口から咲き始めます。

学名 Helichrysum italicum 英名 Curry plant

亀吉

次のノウゼンカズラ科の花は、「パンドレア・ヤスミノイデス」です。

大型の漏斗型の花です、花の中心(喉部)と花冠に添っての色が違う特徴が有ります。

蔓性なので、壁や垣根に添って這い上がります。

「南天」の葉に似た葉は、奇数羽状複葉、披針形の小葉は、艶が有る照葉です。

ノウゼンカズラ科、パンドレア属、半常緑蔓性低木、オーストラリア原産

学名 Pandorea jasminoides、英名 Bower vine、Bower plant

別名 「ナンテンソケイ」(南天素馨)、「ソケイノウゼン」(素繋凌霄)

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№7

葉が、多少大きくなったかな

 


初夏、ツツジ科

2017-05-27 | 植物 花

花壇シリーズ

”初夏、ツツジ科” の花に「カルミア」(アメリカシャクナゲ)と「ベニサラサドウダン」(赤更紗満天星)を挙げます。

「カルミア」

アメリカに寄贈した「桜」の返礼として入ってきた由

五角形の皿型の様なユニークな形の花です、雄蘂10本、雌蘂1本、雄蘂は、花弁の中に在って

昆虫が、蜜を吸いに来ると飛び出して、花粉を散らすとのこと、面白い仕掛けです。

花弁の模様もユニークで、斑点や折線の様な筋模様が、鮮やかです。

「カルミア」は、何種か有るようですが、一般に、ラティフォリア種を「カルミア」と呼んでるようです。

蕾の形が、金平投の様なのも、興味深を引きます。

名前の由来は、スェーデンの植物学者の名前、Pehr Kalm からとか

ツツジ科、ハナガサシャクナゲ(カルミア)属、耐寒性常緑低木、北アメリカ、キューバ原産

学名 Kalmia latifolia、英名 Mountain lourel、別名「アメリカシャクナゲ」(亜米利加石楠花)



赤い花も

 

次のツツジ科の花は、「ベニドウダン」(紅満天星、紅灯台)にしました。

4月頃、白い花を咲かせる「ドウダンツツジ」(灯台躑躅)Enkianthus perulatus の ”赤色版” です。

総状花序を着けて、釣鐘型の花を8個位下垂させます、花冠のの先端が、細かく裂けた可愛らしい花です。

花弁が、更紗模様の「サラサドウダン」も人気が有ります。

名前の由来は、花い多数の花が、満天の星のイメージで、「紅満天星」

枝の分岐の様子が、昔、明かりに用いた<結び灯台>の台の脚に似ているから「紅灯台」とか

ツツジ科、ドウダンツツジ属、落葉低木、日本原産、学名 Enkianthus cernuus var.rubens

別名「チチブドウダン」、「コベニドウダン」

 

 

 下図は、「サラサドウダン」(更紗灯台、更紗満天星)Enkianthus campanulatus

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№6

 

 


初夏、キンポウゲ科

2017-05-25 | 植物 花

<花壇シリーズ>

初夏のキンポウゲ科の花は、「クレマチス」Clemtis Hybrids です。

世界中に多くの種が有る「クレマチス」ですが、今回は、ベル型の花を咲かせるインテグリフォ系

「クレマチス・ ’ 篭口(ロウグチ)’」を挙げてみます。

白と青紫色のコントラストが綺麗な釣鐘型の花です、

キンポウゲ科、センニンソウ(クレマチス)属、耐寒性蔓性多年草本、日本で作出した交配種とのこと

学名 Clematis integrifolia 'Rouguchi'、別名「ベルテッセン」

 パテンス系(Patens Group)の「クレマチス」とは、趣が違います。

此の時期のキンポウゲ科の花として、「ラークスパー」と「ニゲラ」を追加しました。

「ラークスパー」は、別名「チドリソウ」(千鳥草)、「デルフィニウム」Delphinium hybridum

別名「ヒエンソウ」(飛燕草)の一種とされています。

総状花序に、青、藤色、白色の花を咲かせます、葉は、細かく細く裂けて、大きな葉を着ける「デルフィニウム」との

違いが分かります、千鳥の飛んでいる様に似ているので、此の名前が付いた由

キンポウゲ科、コンソリダ属、耐寒性一年草(「デルフィニウム」は、耐寒性多年草)、ヨーロッパ、西アジア原産

学名 Consolida ambigua=C.ajacis、英名 Larkspur 別名「コンソリダ」

 

最後のキンポウゲ科の花は、「ニゲラ」(クロタネソウ)です。

細い糸状の葉が、繊細な感じです、茎の先端に一輪花を咲かせます。

花弁に見えるのは、萼片で、白、青、ピンク色等の色が有ります、花弁は、退化しています。

「ニゲラ」の仲間は、南ヨーロッパ、西アジアに10種以上分布しているようですが

一般には、「ニゲラ・ダマスケナ」が一番多く普及しているようです。

キンポゲ科、ニゲラ(クロタネソウ)属、耐寒性一年草、学名 Nigella damascena

英名 は、面白いもので、Love in a mist ”霧の中の恋人” 糸状の葉に包まれた花を著したとか

他には、Devil in a bush ”茂みの中の悪魔”  果実の頭に角の様な突起を著したとのこと

別名「クロタネソウ」(黒種草)果実の色から採ったようです。

Net では、Nigella で検索するより Love in a mist /Devil in a bush で検索した方が

より多くヒットしますので、外国では、此の名前がよく使われるのかも

 


<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№5

多数、発芽しました、後日、育てるものを選別します。


初夏、キキョウ科

2017-05-22 | 植物 花

   

「サワグルミ」(沢胡桃)の実が下垂しています、涼しげな ”緑のシャワー” です。

今日は、キキョウ科の花を挙げてみました。

「カンパニュラ・ポシャルスキアナ」(カンパニュラ ’アルペンブルー’」は、今が盛りのキキョウ科の花です。

ブルーの花の間を初夏の薫風が、吹き渡ります、「桔梗」が咲く秋の様に爽やかな感じです。

淡い青紫色の星形の花が多数咲き揃い、”星の瞬き” です。

キキョウ科、カンパニュラ(ホタルブクロ)属、耐寒性多年草、東ヨーロッパ原産

学名Campanula poscharskyana 、英名 Serbian bellflower

 

 「フウリンソウ」(風鈴草)「カンパニュラ・メディウム」もキキョウ科の花です。

葉が地面を這うように広がり、中心から花茎が立ち上がり、枝分かれします。

釣り鐘状の花をやや上向きに咲かせます。

ヨーロッパの自生種を改良した園芸種が多く見られ、二重咲き、外側の花弁が平開して、内側の花弁が

カップ状の「カンパニュラ・メディウム ’カップ アンド ソーサー’」や

二重咲き等の珍しいものも有ります、仲間の「ホタルブクロ」(蛍袋)にも二重咲きが見られます。

<カンパニュラ>は、ラテン語の Campana (鐘)に由来するとか

花色は、白、ピンク、青紫と豊富です。

キキョウ科、ホタルブクロ(カンパニュラ)属、耐寒性二年草、学名 Campanula medium



亀吉

下図が、「カンパニュラ・メディウム ’カップ アンド ソウサー’」”Cup and Saucer” です。

 

 最後のキキョウ科の花に「リンドウサキカンパニュラ」(竜胆咲きカンパニュラ)を挙げてみました。

漏斗状の花が、総状に着きます、「竜胆」の様な花を咲かせるので、此の名前が付いた由

花色は、青、青紫以外にも白色の花が有ります。

九州地方の山地には、「竜胆咲きカンパニュラ」の変種の「ヤツシロソウ(八代草)

Campanula glomerata var.dahurica が 自生しています。

キキョウ科、ホタルブクロ(カンパニュラ)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ北部、中央アジア、シベリア原産

学名 Campanula glomerata、英名 Clustered bellflower <"ベル型の花の集まり” >

別名「カンパニュラ・グロメラータ」

尚、「カンパニュラ」は、ラテン語 campana ”小さい鐘” の意味とか

 

 

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№5

多数、発芽しました、後日、育てるものを選別します。


初夏、チョコレート色

2017-05-19 | 植物 花

突然ですが、上図は、何の画像でしょうか ・ ・ ・ 回答は、画像をクリックしてご覧下さい。

最初は、「ハッカクレン」(八角蓮)です、艶々で茶褐色の花弁が、手芸品の様です。

花は、葉茎から花茎を伸ばして、数輪咲かせ、葉は「蓮」に似た葉を二枚着けます。

葉は、掌状で切込の角数が6個から8個、名前の由来になっています、果実は、林檎の様な球形です。

仲間には、白い花を咲かせる「アメリカハッカクレン」が有ります。

メギ科、ハッカクレン(ポドフィルム)属、多年草、中国、台湾原産

学名 Podopyllum pleianthum、英名 Chinese May Apple、別名「ミヤオソウ」



 

次は、「クロナナロウバイ」(黒花臘梅)です。

「クロバナロウバイ」

茶褐色の厚い花弁を多数着けて、上向きに咲きます、花や葉には香りが有ります。

春先に咲く「ロウバイ」の実が似ているので、「ロウバイ」の名前が付いた由

花は、「ロウバイ」には、似ていなくて、交雑種も多いようです。

ロウバイ科、クロバナロウバイ属、北アメリカ原産、耐寒性落葉低木、学名 Calycanthus flordus

英名 Carolina sweetshurub、別名「ニオイロウバイ」、「アメリカロウバイ」


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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№5