紅葉
上図は、「ラクウショウ」(落羽松)=上段=と「メタセコイア」=下段=の紅葉です、花と実も載せてみました。
似た様な樹木ですが、「ラクウショウ」の針葉が互生に対して、「メタセコイア」の葉は、対生の違いが有ります。
*「ラクウショウ」---学名 Taxodium distichum 、ヒノキ科、ヌマスギ属、北アメリカ原産、別名「ヌマスギ」(沼杉)
気根をだして、沼地などの水辺に生育するので「沼杉」の名前が付いた由
*「メタセコイア」---学名 Metasequoia glyptostroboides、ヒノキ科、メタセコイア属英名 Dawn Redwood
別名「アケボノスギ」(曙杉)、北半球、日本で、化石で発見されていたが、中国で現存することが分かり
“生きた化石” と称されています、北アメリカに自生する樹高100Mにもなる「セコイア」(Sequoia sempervirens)に
似ているものが、発見されたので、“変わった、後の” の意味の Meta が Sequoia の前に付いて 学名になったとか
挿し木や種子から育て、今では、公園や並木に植栽して、至る所で視ることができます。
以下紅葉が美しい、「マルバノキ」、「ツタ」、「ドウダンツツジ」、「シダレモミジ」の紅葉を載せてみます。
<「マルバノキ」(丸葉のキ木)」>
葉は、ハート型で鮮やかな紅色か、暗紫色に色付きます、長い葉柄が特徴で、互生します。
マンサク科、マルバノキ属、落葉低木、日本固有種、学名 Disanthus cercidifolius
別名 「ベニマンサク」(紅満作)、赤く「マンサク」の花に似てるからとか
花は、落葉する頃に咲きます、五弁で線形、細長く先端が尖っています、二個の花が、背中合わせに咲きます。
<「ツタ」(蔦)>
次は、「ツタ」(蔦)の葉の紅葉です、艶やかな葉の紅葉は、見応え充分です。
「ツタ」とは、ツタ属の総称で、多くの種類が有る「ツタ」ですが、落葉性の「ナツヅタ」(夏蔦)を挙げました。
冬でも落葉しない常緑蔓性木本、ウコギ科の「フユヅタ」(冬蔦、キヅタ) Hedera rhombea /Ivy も有り
今でも青々としています。
ブドウ科、ツタ属、落葉性蔓性木本、日本、中国、朝鮮半島に自生、学名 Parthenocissum tricuspidata
英名 Japanese ivy 、別名 「モミジヅタ」、「アマズラ」 ・ ・ ・ 「アマズラ」は、昔、甘味料に利用した名残とか
花は、小さな線形の花で、見栄えは、イマイチです、“髭” を這わせ、先端の吸盤で岩や樹木に貼り付きます。
「ぶどう」の様な実も熟しています。
「フユヅタ」(冬蔦)、別名 「キヅタ」は、冬でも濃い緑色です。
<「ドウダンツツジ」>
菱形の葉が、紅葉します、春の若葉の緑の葉と同様に愉しみます。
「ドウダンツツジ」(灯台躑躅)の名前の由来は、茎の枝分れの様子が、昔、明りとりに灯した<灯台(結び灯台)>の
三本の脚に似ているので此の名前が付いた由、<トウダイ>が<ドウダン>になったとか
結び灯台は、束ねた三本の脚の天井に皿を置いて油を注いで火を灯したものでした。
春に壷形の花が、沢山吊下がります、其の様子が、中国名 「満点星」の名前の由来になっていました。
ツツジ科、ドウダンツツジ属、落葉低木、日本原産、学名 Enkianthus perulatus
下図は、「ベニドウダン」(紅満天星)Enkianthus cerunuus f.rubensの花です。
<「シダレモミジ」>
最後は、「シダレモミジ」(枝垂紅葉)の紅葉で終わります。
「イロハカエデ」の突然変異種の「シダレモミジ」の葉は、切込みが深く、名前の通り枝が垂れます。
葉の色のグラデーションを愉しみます、若葉から紅葉と、長い期間愛でることができます。
カエデ科、カエデ属、落葉低木、日本、中国原産、学名 Acer palmatum penijura
福島県いわき市に、天然記念物の「シダレモミジ」の巨木が在ります、樹齢は、不明とのこと
<上図は、福島情報サイト ふくしまの旅 から借用したものです>
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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。
尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。
<下図をクリックして御覧下さい>