秋、色着くシリーズ № 3
「ハヤトウリ」(隼人瓜)が、黄緑色から、熟して鼈甲色になります。
中央アメリカが、原産地で、最初に日本に入ってきた所が、鹿児島県とのことで
薩摩隼人に因んで「隼人瓜」の名前が、付いたとか
ウリ科、ハヤトウリ属、蔓性多年草、学名 Sechium edule 、英名 Chayote 、Vegetable pear
別名「センナリウリ」(千成瓜)、「チャヨテ」
今日の ”秋のルビー” は、「ミズレンブ」、「オオミサンザシ」の赤い実です。
<「オオミサンザシ」(大実山査子)>
「サンザシ」(山査子)より大きな実(径約5cm)を着けるので此の名前が付いています。
「サンザシ」Crataegus cuneata と違い、枝に棘が無いのも特徴の一つです。
実が熟すと、真っ赤な色に変化します。
5月頃に白い小さな花を多数咲かせます。
実を乾燥して、生薬(胃腸約)の原料にしたり、果実酒やドライフルーツとしても利用される由
バラ科、サンザシ属、落葉低木、中国、朝鮮半島原産、学名 Crataegus pinnatifida 、英名 Chinese haw
次は、「ミズレンブ」の赤く熟した実です。
<「ミズレンブ」(水蓮霧)>
植物園の温室等では、周年、「ミズレンブ」の実を視ることが出来ますが
此の時期、赤く熟した実を露地でも視ることができます。
「ミズレンブ」は、「レンブ」(Syzygium samarangense)の仲間で、水分が多い「レンブ」なので
此の「ミスレンブ」の名前が、付いたとのことです。
蝋を塗ったような艶が、「レンブ」の英名 Wax Apple に頷けます。
<トロピカル フルーツ>として、生食ができるそうです、経験は無いのですが、林檎の風味とか
葉も綺麗なので、観葉植物としても愛でられています。
初夏の頃に、漏斗状の白や淡い桃色の4弁花を咲かせます、多数の雄蘂が、放射状に長く伸びます。
フトモモ科、フトモモ属、非耐寒性小高木、学名 Syzygium aqueum
英名 Water Apple、Rose Water Apple、別名「ジャワフトモモ」、「ミズフトモモ」、「ミズジャンボサ」
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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「スズメウリ」を育てる № 14
実も熟して、葉が紅葉しています。