ショウガ科の花を4種、挙げてみました、白い色が爽やかです。
「ジンジャー」、「クルクマ」の3種です。
<「ジンジャー」>
一般的に、「ジンジャー」を「ショウガ」(生姜)と同一と見做していますが
厳密には、同じショウガ科なので、姿は、似ていますが、別物です。
学名も「ジンジャー」は、Hedychium Hybrids に対して「ショウガ」は、Zingiber officinale です。
亦、属名も異なります、「ショウガ」の花は、滅多に見る機会が無い花です。
「ジンジャー」の代表的な品種は、コロナリウム種の Hedychium coronarium です。
一日花ですが、夕方から、妙なる香りが周りに漂います、”白い麗人” の異名も付いていました。
葉は、「カンナ」の葉に似て、4枚花弁の2枚が縫合されて、蝶の様な形です。
「ヘデキウム」の名前で、多彩な色(ピンク、サーモンピンク、橙、黄)等の園芸種が視られます。
ショウガ科、ヘディキウム属、インド、マレーシア原産、非耐寒性球根
別名「ジンジャーリリー」、「バタフライリリー」、「シュクシャ」、「ハナシュクシャ(花縮砂)
「コロナリュウム」、英名 Ginger Lily、White Ginger
下図は、滅多に視れな「生姜」の花です、良い画像が無いので、借用した画像です。
下図は、主な園芸種のサーモンピンクの「カルネウム」H.carneumです。
上に載せた「ジンジャー・コロナニウム」に比べれば多少暑苦しい感じがしますが
次は、「ジンジャー」が挙がったので、同じショウガ科の「クルクマ・アリスマティホリア」
(「クルクマ・シャローム」)、近縁種の「クルクマ・ペティオラータ」が、主な品種です。
単に「クルクマ」と称する場合は、此の2種を指すようです。
薬用や食料になる「ウコン」(鬱金)も同じショウガ科ですので、似た花を咲かせます。
苞葉が目立ち、円柱花序を立ち上げますので、宛らトーチの様です。
亦、橙色の花を咲かせる「クルクマ・ロスコエアナ」Curcuma roscoeana が有ります。
ショウガ科、クルクマ属、非耐寒性球根、タイ、ラオス、マレーシア原産
学名 ・「クルクマ・アリスマティホリア」Curcuma alismatifolia
・「クルクマ・ペティオラータ」 Curcuma petiolata、・「ウコン」(鬱金)Curcuma longa
<各画像は 、クリックで拡大表示します>