"夕陽色(2)として、「レオノチス」と「シーマニア」の花です、此の花達も "夕陽色" です。
最初は、”ライオンの耳” の名前が付いた、「レオノチス」が、盛りです、他に ”火焔” の名前が付いています。
「カエンキセワタ」(火焔被綿)です、火焔の様な秋の夕陽色です。
<「レオノチス」>
鮮やかなオレンジ色の細長い花が、輪状に咲き、此の花序が、2~3段に輪生します。
花序径は、10cm位になり、草丈は、2m位になって壮観な感じがします。
花冠は、2唇形で上唇が1枚、下唇が3裂します。
披針形の葉には、芳香が有ります、丸味を帯びた4稜形の茎は、ビロードに覆われた様で滑らかです。
花色は、橙が主ですが、白色も有ります。
花後に、多数の萼が、球状に集まって残りますので、ドライフラワーとして利用されます。
亦、円筒形の萼が、花が、咲いた様に残るので、面白い形です。
萼の先端が、裂開して尖るので、”河童の頭の皿” にソックリです。
シソ科、レオノチス(カエンキセワタ)属、半耐寒性半常緑低木、南アフリカ原産、学名 Leonotis leonurus
英名 Lion's ear、Lion's tail、Wild dagga、別名「ライオンズイヤー」、「カエンキセワタ」(火焔披綿)
学名の Leonotis は、ギリシャ語の ”ライオンの耳” を意味するとのことです。
”ライオンの耳” より 英名の Lion's tail ”ライオンの尻尾” の方が、的を射てるかな
<「シーマニア」>
花期が、春から来春へと長く、花が少ない冬でも愉しめる花です。
短日植物なので、冬でも咲きますが、耐寒性は、弱いので、冬でも室内で充分咲かせることができます。
葉脇から花柄を出して、外側が、赤やオレンジ色、内側が、黄色の筒状花を咲かせます。
花冠は、5裂して少し反り返ります、内側に多数の小さな斑点が視られます。
「シーマニア」Seemania の名前は、以前のシーマニア属に分類されていた事の名残とか
イワタバコ科、グロキシニア属、非耐寒性多年草、アルゼンチン、ペルー、ボリビア原産
学名 Gloxinia nematanthodes=Gloxinia sylvatica、英名 Bolivian sunset
別名「グロキシニア・シルヴァティカ」