花壇シリーズ(最後)
初夏、黄色花々には、「クリサンセマム・ムルチコーレ」、「ペンツィア」
「アステリスカス」、「ディソィア」の4種を挙げてみました。
<「クリサンセマム・ムルチコーレ」>
3月頃から6月一杯咲き続け、長い期間愉しむことができます、花色は、黄色で違いますが
冬から春にかけて咲く、白い色の「クリサンセマム・パルドーサム」
Chrysanthemum paldosum に似ています。
茎を伸ばして、先端に花径が、2cm位の頭状花を咲かせます。
丸い花弁が、可愛らしさを増幅します、沢山の花を着けるので、黄色い絨毯を広げた様な光景が見られます。
キク科、コレオステフス属、耐寒性一年草、アルジェリア原産
学名 Coleostephus myconis=Chrysanthemum multicaule
学名の multicaule は、”文枝する” の意味で、枝が、多数分枝する様子を著わしているとか
次の”黄色い花は” は、「ペンツィア」です、今月一杯が見頃です。
<「ペンツィア」>
花茎を伸ばし、先端に筒状花を密集させ、花径約2cm位のボタン状の花を咲かせます。
キク科の花ですが、舌状花でないのが特徴です。
風が吹くと黄色い ”ボタン” が一斉に風に靡きます。
似た花には、「タンジー」(ヨモギギク、ゴーデンボタン)Tanacetum vulgare
「サントリナ」(コットンラベンダー)Santolina chamaecyparissus 等が有ります。
葉は、レースの様な羽状で細かい切込みが入ります。
キク科、ペンツア属、非耐寒性一年草、南アフリカ原産、学名 Pentzia grandiflora
「ペンツィア」に似た花には、「タンジー」や「サントリナ」が、有ります。
花は、ボタン状ですが、葉が、各々違った形をしています。
次は、”ゴールデンコイン” の名前が、付いた「アステリスカス」です、”金貨" の輝きです。
<「アステリスカス」>
一見、「タンポポ」の花に似た花で、キク科の特徴の舌状花と筒状花から成っています。
”金” の様な輝きの在る黄色の花弁の先端は、三裂します、細かい毛が生えた葉は、篦状です。
別名に「ゴールドコイン」の名前が付いていますが、キンポウゲ科の「ハイキンポウゲ」Ranunculus repens
も同じ名前で呼ばれますので、「ゴールデンデージー」とする場合も在ります。
キク科、アストリスカス(パレニア)属、耐寒性多年草、匍匐性、地中海沿岸、カナリー諸島原産
学名 Asteriscus maritimum=Odontospermum maritima
別名「ゴーデンデージー」、「オドントスペルマム」
最後の、黄色い花は、「ディソディア」(ダールベルクデージー)です。
<「ディソディア」>
黄色い10枚位の小さな舌状花で、線状の細かい葉が、密に着きます。
小さな花と繊細な葉との取り合わせが、絶妙です。
キク科、ティモフィラ属、非耐寒性一年草、中央アメリカ原産
学名 Thymophylla tenuiloba=Dyssodia tenuiloba 、別名「ダールベルクデージー」
他の画像は、gif にしました。
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