「プリムラ」の花色は、明るく暖かく、宛ら ”春の色” です、”春告げ花” です。
先日は、”桜” に因んで、「雲南桜草」、「雪桜」、「アッサアム匂い桜」名前が付いた「プリムラ」を挙げましたが
「プリムラ・フィルクネラエ」、「プリムラ・シネンシス」、「プリムラ・ピンセアナ」でした。
今日は、それ以外の「プリムラ」の品種を挙げてみました、「プリムラ・キューエンシス」
「プリムラ・オブコニカ」、「プリムラ・マラコィデス」の3種です、将に、明るく、色彩豊かな ”春の色” です.
<「プリムラ・キューエンシス」>
寒さの中、屋外でも咲いていますが、此の季節は、室内の日当たりの良い窓辺で、鉢で栽育するのが、適します。
イギリスのキュー植物園で中国原産の品種を交配して作出された園芸種とか
冬は、室内での栽育が、無難ですが、明るい黄色い色の花が、咲き始めると春の到来を感じさせます。
花には、芳香が有り、花茎に2~5段の輪状花を咲かせます。
花径3cm と小さめ、草丈は、45cm位
サクラソウ科、サクラウ属、半耐寒性多年草、学名 Primula × Kewensis = Primula ”Kewensis”
次は、色彩豊かな「プリムラ・オブコニカ」です。
<「プリムラ・オブコニカ」>
花径が、5cm位と大きく、野生種は、淡いピンク色ですが、多くの園芸種がつくられ
透明感有る青紫、橙、白色等多彩です、亦、開花期間が、長いのも特徴です。
葉は、小型のハート型、表面に銀白色の細かい毛が、生えています。
寒さには、強い方ですが、此の品種も鉢花として、冬場には、室内での栽育が、無難です。
中国の湖南省でイギリス人が発見して、その後ヨーロッパに渡り改良された由。
葉や茎、花には、<プリミン>言う毒性物質が含まれていて、触ると皮膚が、爛れます。
サクラソウ科、サクラソウ属、中国、ヒマラヤ地方原産、半耐寒性多年草(一年草)、学名 Primula obconica
英名 German primrose、Poison primrose、別名「トキワザクラ」(常盤桜)
「シキザキザクラ」(四季咲き桜)
最後は、「プリムラ・マラコイデス」で終わります。
<「プリムラ・マラコイデス」>
ロゼット状の葉株の中心から花茎を伸ばして、花序を作り、花茎の小さな花を沢山咲かせます。
花は、筒状で花弁は、5枚で先端の花冠が浅く2裂し、花の基部は、黄色です。
花色も紫、赤紫、ピンク、白、青、黄緑、混色と多彩です。
花径は、約1cmと小さく、可愛らしさが、増してきます。
咲き方、花の色の違いの園芸種が、多く作出されています。
中国雲南省原産、半耐寒性多年草(一年草)、学名 Primula malacoides 、英名 Fairy primose
別名「ケショウザクラ」(化粧桜)、葉、茎に白い粉が付着するので此の命名とか
他に「オトメザクラ」(乙女桜)乙女の様に愛らしいからですか ・ ・ ・