前回に続いて “夏、観葉植物(3)” を載せてみました。
最初に「アエオニウム」(クロホウシ、黒法師)です。
茎の先端に、へら状の葉がロゼット状に着きます、春に花が終わり、夏の日差しを受けて黒紫色になってきました。
黒光りする葉が、夏の暑さを象徴するかのようですが、緑色の儘の品種も有るようです。
春に咲く花も珍しいものですが、矢張り多肉の葉を愛でます、“黒い法師” とは、ユニークな命名です。
ベンケイソウ科、アエオニウム属、常緑低木、多肉植物、カナリー諸島、北アフリカ原産
学名 Aeonium arboreum ´Zwartkop`、英名 Purple crest aeonium、別名「アエオニウム」
春頃に小さな黄色い花が集まって咲きます。
次は、「ミルク シスル」(「マリア アザミ」)の葉です、“観葉植物” とは、其の姿からは、言え難いかと思うのですが
面白い斑入りの葉を挙げてみます、「アザミ」(薊)ですから、春に咲く淡い紅紫色の花は、「アザミ」の花とソックリです。
“地中海のハーブ” とのことで、実や種子、葉から抽出したものが、肝機能を助ける薬効が有るとか
ネット検索するとサプリメントの広告で終始して、花に付いての記述は、少ないようです。
葉の斑模様、花は、一見に値します、名前の “ミルク” は、葉の上に零れたミルクの様子を著わしています。
聖母マリアに捧げるミルクが零れた跡とか、葉は、根元から直ぐに生えて、羽状の浅い切り込みが有ります。
葉の縁には、鋭い棘が生えて、“観葉” の気を削ぐかも ・ ・ ・
キク科、オオアザミ属、二年草、学名 Silybum marianum、別名 「オオアザミ」(大薊)英名 Milk thistle (「ミルク シスル」)
次は、観賞用のハーブ、「ラムズイヤー」(Ram´s ear) の葉です、将に、“子羊の耳” です、銀白色の産毛が生え揃っています。
葉以外に、茎にも此の銀白色の綿毛が生いてえます。
此の葉の形や綿毛から、「ラムズイヤー」の名前が付いた由、子羊の縫い包みの耳ようです。
初夏の頃には、桃紫色の小さな舌状の花を咲かせます、葉は、周年愉しめます。
葉や花は、香るのでポプリにもなって重宝します。
シソ科、イヌゴマ(スタキス)属、イラン、コーカサス地方原産、常緑多年草、学名 Stachys byzantina
別名 「ワタチョロギ」、「スタキス」、「シルバーカーペット」
次は、「ニューサイラン」と「カンナ」の葉を挙げて終わります。
「ニューサイラン」とは、主に「テナックス」(Phormium tenax)と「クウチアヌム」(P.cookianum)、両者の交雑種を指すとのこと
銅、赤、紫色、不斑入り等の多彩で細長い剣状の葉が、株元から扇形に立ち上がります。
花茎を伸ばして、筒状の赤や黄色の花を咲かせます。
リュウゼツラン科、フォルミウム属、半耐寒性多年草、学名 Phormium cv. 、ニュージーランド原産
英名 New zealand flax、別名 「マオラン」
因みに下図は、「ニューサイラン ´アトロプルプレウム」(P.tenax ´Atropurpureum) の葉と花です。
赤や黄色の花が咲き競う “夏の花” 「カンナ」が夏を賛歌しています。
原種「カンナ・インデカ」(Canna indica)を基にした、園芸種のグループを「カンナ」(Canna cv.)と呼ぶとのことです。
普段、視ることが多い品種、「ハナカンナ」が一般的です。
カンア科、ダンドク属、半耐寒性球根、熱帯アメリカ原産(園芸種)、学名 Canna × generalis、英名 Canna lilly
下図は、葉の斑入りが愉しめる品種です。
<各画像は、クリックで拡大します>
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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。
球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。
№11
今日現在(9月02日)、間も無く花芽が付くかも。
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原もすっかり夏の装いです。
<下図をクリックして御覧下さい>