花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、キク科

2015-07-30 | 植物 花

「ジキタリス」(Digitalis purpurea)、英名 Fox glove、別名 「キツネノテブクロ」、ゴマノハグサ科

高温、多湿に耐えた「ジキタリス」の花期も終わろうとしています。

今日は、夏の季節に咲くキク科の花三種挙げてみました。

最初は、「リアトリス」です、一見「菊」かと戸惑うような姿ですが、蕾、花等を視ると納得します。

茎は、直立して穂状花序を出し、赤紫色の小さな花を沢山着けます。

<穂咲きのスカリオサ種>と<玉咲きのリグリスティス種>が有るようですが、今回は、<穂咲き>の品種、スピカタ種にしました。

 花は、花穂の上から下へと咲き下りますが、最近では、全体を一度に咲かせる改良種も有りました。

葉は、長い線形で互生します、花の色は、赤紫以外に白色も有ります。

キク科、リアトリス属、多年草(球根)、北アメリカ原産、学名 Liatris spicata、英名 Gayfeather

別名 「キリンギク」(麒麟菊)、「ユリアザミ」(百合薊)、「ヤリノホ」(槍の穂)




「ストケシア」もキク科の花で、頭状花で、多数の筒状花の周りを先端に切込みが有る大きな花弁が取り巻きます。

 花色は、ピンク、青紫、黄、白色と豊富です。

キク科、ストケシア(ルリギク)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Stokesia laevis 英名 Stokesia、Stock`s aster

別名 「ルリギク」(瑠璃菊)、「エドムラサキ」(江戸紫)




次のキク科の花は、「コノクリニウム・コエレスティナム」(ユーバトリウム・コエレスティナム)です。

“青い「フジバカマ」(藤袴)” として 愉しめる 「コノクリニウム・コエレスティナム」です。

以前は、日本原産の「ヒヨドリバナ」(鵯花)や「フジバカマ」の属名<フジバカマ属>でしたので

今でも、「アオバナフジバカマ」(青花藤袴)や「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)の

名前が付いています。

キク科、コノクリニウム属(現在)、多年草(宿根草)、北アメリカ、カナダ原産

学名Conoclinium coelestinum = Eupatorium coelestinum

他の別名に、 「ミストフラワー」、「ハーディーアゲラタム」などが付いていました。

 


次は、「アゲラタム」です、花色は、青紫色、ピンク、白色等で、ポンポンの様な花を咲かせます。

背丈が、高い種類、低い種類が有るので、見栄えのよい植栽場所が選べます。

別名が「カッコウアザミ」とのことで、<カッコウ>は、<郭公>の字を宛てた記述も有ったので、鳥の<郭公>かと思ったのですが

此の「アゲラタム」に似た日本原産でシソ科の「カワミドリ」、漢名「霍香」(カッコウ)の葉に

亦、花は、「アザミ」(薊)の花に似ていることに因るとか

キク科、カッコウアザミ属、一年(多年草)、中南米原産、学名 Ageratum houstonianum、英名 Flossflower、bluemink

「アゲラタム」とは、通常 「オオカッコウアザミ(「アゲラタム・ホウストニアヌム」)」(大霍香薊)を指すとのこと

他に、背丈が高い切花用の「カッコウアザミ(「アゲラタム・コニソイデス)」(霍香薊)A.conyzoides 等が有ります



因みに、下図は、シソ科の「カワミドリ」 Agastache rugosa の花と葉です。

 <格画像は、クリックで拡大します>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


暑い ! !

2015-07-27 | 植物 花

夏本番、「ヒマワリ」(向日葵)が元気です、熱中症対策の秘訣を教えてもらいたいものです。

八重の「ヒマワリ」、園芸種の「向日葵 ´東北八重`」を載せてみました、小さな舌状の花弁が集まって舌状花を作ります。

普段、見慣れた「ヒマワリ」とは、一味違う風貌です。

似た八重の「ヒマワリ」、「ヒマワリ テディーベアー」(Helianthus annuus ´Tddy bear` )も視られます。

八重の「ヒマワリ ´テディーベアー`」は、舌状の花弁が一層細くて、縫い包みの毛の様な感じです。

下図の様な見慣れた「ヒマワリ」とは、違った印象です。<画像をクリック ・ ・ ・ 開花の様子>


眩い「ヒマワリ」の花を視過ぎて疲れたので、下の「サワグルミ」(沢胡桃)の木陰で

緑のシャワーを浴びて一休みします。

クールダウンしたら、「ニチニチソウ」(日々草)の涼やかな花で心を静めます。<以前に載せたブログからの抜粋したものです>

夏の風物「ニチニチソウ」(日々草)です、暑い夏を表徴する花です。

光沢有る緑色の葉が、夏の陽を照り返します、五枚の花弁を大きく広げます。

今日は、形や色が珍しいものを挙げてみました、多彩な色の “風車” です。

「日々草」の名前の由来は、晩秋の頃まで長い期間、花を次々と咲かせ続けるからとか

他に、「ニチニチソウ」の名前の付いた、「ツルニチニチソウ」(蔓日々草)「ビンカ・マジョール」 (Vinca major  

「ヒメツルニチニチソウ」(姫蔓日々草)「ビンカ・ミノール」 Vinca minor 等が有ります。

「日々草」に比べ、蔓性なのと、花の大小、葉の形が多少違います。

キョウチクトウ科、ニチニチソウ属、非耐寒性多年草(一年草)、Catharanthus roseus

英名 Madagasucar periwinkle 、マダカスカル、モーリシャス原産

別名 「ニチニチカ」、「ビンカ」、尚、「ビンカ」は、旧学名 Vinca rosea からとか

 

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「ヒメツルニチニチソウ」(姫蔓日々草)、「ビンカ・ミノール) Vinca.minor

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<各画像は、クリックで拡大します。>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


「フヨウ」(芙蓉)がいっぱい

2015-07-25 | 植物 花

白色の「アメリカフヨウ」の大きな花びらが、涼風に揺れます。

 「ハイビスカス」と見紛う程に似た花で、「フヨウ」、「ムクゲ」、「タチアオイ」等の仲間とか

一日花ですが、次々と花を咲かせるので、夏中愉しめます。

アオイ科、フヨウ属、宿根多年草、北アメリカ原産(交雑園芸種)、学名  Hibiscus mosceutos

英名  Mallow rose、Common rosemallow、Swamp mallow 等々


白色以外にも、ピンクや赤色が


次は、「スイフヨウ」(酔芙蓉)の花の色の変化を載せました、白色(素面)から徐々に真赤(泥酔)に変化します。

ホロ酔い気分、この辺で止めとけば、酔い心地も最高なのですが ・ ・ ・ 

飲み過ぎた感じの気分で、呂律が回らない感じになりました。

泥酔、酩酊状態です。

因みに、「フヨウ」、「ムクゲ」、「タチアオイ」の花です、確かに仲間の姿です。

<「フヨウ」(芙蓉) Hibiscus mutabilis> アオイ科、フヨウ属

<「ムクゲ」(木槿) Hibiscus syriacus >アオイ科、フヨウ属


「フヨウ」と「ムクゲ」の違いは、「フヨウ」の葉は、掌状で5裂していますが

「ムクゲ」の葉は、細長い楕円形で3裂しています。

「フヨウ」は、多く枝分かれするので、横に広がった樹形をしています、「ムクゲ」は、枝を上方に伸ばすので

直立した樹形になります、「フヨウ」が “草” の感じに対して、「ムクゲ」は、“樹木” の感じがします。

<各画像は、クリックで拡大します>


夏、白色

2015-07-19 | 植物 花

「ハイドランジア ´アナベル` と「カシワバアジサイ」(柏葉紫陽花)の花です。

次いで、昨年、他のブログに載せた “夏、白色” の記事を再度載せてもました。


「ハイドランジア ´アナベル`」は、球状の花序に、多数の装飾花を着けるので、手毬の様な姿になります。

緑色だった蕾の色が、開花すると真っ白な色に変化します。

「アジサイ」(紫陽花)の仲間ですが、土壌の酸度に影響を受けないので、花の色は、白色一色です。

開花期は、「アジサイ」より遅いので、“「アジサイ」” を二度楽しめる感じです。

「セイヨウアジサイ/アメリカノリノキ」(西洋紫陽花/アメリカ糊の木)の「ワイルド・ハイドランジア」  の園芸種とのこと、

至る所に、純白の “手毬” が転がっています。

ユキノシタ(アジサイ)科、アジサイ属、耐寒性落葉低木、北アメリカ原産(園芸種)、学名 Hydrangea arborescens ´Annabelle`

英名 Smooth hydragea 、別名 「アナベル」、「ハイドランジア・アルボレッセンス」




次は、「カシワバアジサイ」(柏葉紫陽花)です、日本原産の「アジサイ」の仲間ですが、少し違った姿をしています。

小さな白い花を円錐状形に着け、穂状になります。

「柏葉紫陽花」の名前の由来は、切込みが有在る大きな葉が「柏」の葉に似てるからとか

一重、八重咲き、大きめの花等の品種が有りました。

花が終わって、秋の独特の色の紅葉も愉しめます。

ユキノシタ(アジサイ)科、アジサイ(ハイドランジア)属、落葉低木、北アメリカ原産

学名 Hydrangea quercifolia 、英名 Oakleaf hydrangea

 

下図は、八重咲きの「スノーフレーク」(Hydragea quereifolia ´Snow Flake`)です。

「アジサイ」に似た花に「オオデマリ」(大手毬)が有ります、似てはいますが、科、属も違う別の植物です。

開花期も既に終わってはいます、日本原産の「ヤブデマリ」(藪手毬)の園芸種で、全て装飾花、「ヤブテマリ」の

装飾花と両性花を持つ「ヤブデマリ」とは、違うところです、球状に咲いた花は、黄緑色から白色へと変色します。

葉は、卵型で表面の葉脈が、へ込んでいます、襞が深いのです、紅葉もします。

この葉の特徴を学名の Plicatum 「プリカツム」 “プリーツ(襞)の在る” が、著しているとか

スイカズラ科、ガマズミ属、耐寒性落葉低木、日本原産(園芸種)、学名 Viburnum plicatum var.plicatum

英名 japanese Snowball、別名 「テマリバナ」(手毬花)


<各画像は、クリックで拡大します>


昨年、別のブログに載せた記事です、題名も “今、白色” でした、下の>続きを読む から入って下さい。

 

一目で、此の季節のユリ科の花三種を見ました、「スカシユリ」

「アガパンサス」、「インドハマユウ」です。

“今、白色” の最初は、上の窓に載せた「インド...

 

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏、紫、「アリウム」三種

2015-07-17 | 植物 花

「ルドベキア」の近縁  “黄色い「ムラサキバレンギク」”  「エキナセア・パラドクサ」Echinacea paradoxa /yellow coneflower が

最後の輝きを魅せます、Echinacea は、針鼠の意味とか、針鼠が群っているようです。

 


夏、クリスタルな紫色の花「アリウム」を三種載せてみました。

「アリウム・ギガンテウム」、「アリウム・クリストフィー」、「アリウム・スコエノプラスム」です。

暑気払いにどうでしょうか、紫色も涼しさを感じさせますから


最初は、最盛期も終わりに近い、大きな “葱坊主” 、「アリウム・ギガンテウム(ギガンチウム)」です。

紅紫色の小さな花が集合して球体を作ります。

ユリ(ネギ)科、ネギ属、耐寒性球根、中央アジア、ヒマラヤ地方原産、学名 Allium giganteum、別名 「ハナネギ」(花葱)

ラテン語で学名の Allium giganteum は、“巨大なニンニク” の意味とか ・ ・ ・ 納得です。

「アリウム」の仲間には、「ニンニク」、「ネギ」、「タマネギ」等々身近な野菜が有ります。




次は、イングリッシュ ガーデン などでは、お馴染みの「アリウム・クリストフィー」の花です。

上に載せた「アリウム・ギガンテウム」と同様に散形化序をだして、多数の紫色の星型の花を咲かせ、球状の集合花になります。

紫色の花は、灰緑色の葉とよくマッチします。

ユリ(ネギ)科、ネギ属、耐寒性球根、トルコ、イラン原産、学名 Allium christophii

英名 Ornamental onion 、Stars of Persia



<各画像は、クリックで拡大します>

「ネギ」や「アサツキ」に似て食材になる「チャイブ」(「アリウム・スコエノプラスム)も「アリウム」の一種です。

紫色の小さな花が球状に集合しますので観賞用にも十分です。

ユリ(ネギ)科、ネギ属、耐寒性球根、ヨーロッパ、地中海沿岸原産、学名 Allium schoenoprasum 、英名 Chives

別名 「セイヨウアサツキ」(西洋浅葱)、「エゾネギ」(蝦夷葱)

日本原産の「アサツキ」(A.schoenoprasum var.foliosum)も「チャイブ」の一変種とか


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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№9

今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>