蝶の幼虫の頭を軽く触ると、黄色い角を出して威嚇します、もうすぐ蛹になって蝶の誕生です。
幼虫の姿からすると想像を絶する美しさへの変化です。
今日から、"夏、ブルー” と題して、夏に咲く青色の花々を挙げてみます。
最初の一回目は、「タヌキマメ」と「オカタンサス」の花にしました。
<「タヌキマメ」(狸豆)>
総状花序に、鮮やかな青紫色の蝶型の花を咲かせます、草丈は、1M位になります。
茶色の毛深い萼が、目立ちます、此の毛が、狸の体毛に準えて「狸豆」の名前が、付いたとか
亦、別の理由として、開花した花が、狸の顔に似ているからとの説も有りました。
もう一つ着け加えれば、萼が、狸のぶらりと下がった<陰・>に似ているからとも ・ ・ ・
花後に、萼が、楕円形の果実を包み込み、黒く熟して、弾け飛び出します。
学名 Crotalaria sessiliflora の由来は、ユニークで、ギリシャ語の cotalon (玩具のガラガラ)からとか
熟した種子が、振ると鞘の中でガラガラと鳴るので、此が学名になった由
亦、英名は、rattlebox スマートな命名です。
マメ科、タヌキマメ属、一年草、日本、中国、朝鮮半島に分布
名前の由来の一つの説、”狸に顔” に見えますか
下図は、果実の鞘が熟して、縦に溝が入った面白い形の種子が、飛び出します。
次は、今が盛りの「オタカンサス」です、「タヌキマメ」の花に何処か似ています。
<「オタカンサス」>
唇型の2枚の青紫色の花弁が、上下に開き、中心に細長い白い斑模様を猫の目に見立てたもので
別名「ブルーキャッツアイ」の名前が付いています。
草丈1M位まで伸び、葉は、対生します。
花言葉が、”心変わり” 、猫の目がクルクル変化するから
ゴマノハグサ科、オタカンサス属、半耐寒性多年草、南アメリカ原産、学名 Otacanthus caeruleus
英名 Blue Cat's Eye、Brazilian Snap Dragon(ブラジルの「金魚草」)、Amazon Blue
別名「ブルーキャッツアイ」、猫の眼に似てますか ・ ・ ・ <画像借用>
<各画像は、クリックで拡大表示します>