花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春の色は、パステルカラー

2019-03-31 | 植物 花

”春の色は、パステルカラー” 、「レウイシア」(ルイシア・コチレドン)の花です。

陽の当たるベランダや窓辺等に似合う花です。

ヘラ形で肉厚の葉が、ロゼット状に付き、花色は、パステルカラー気味のピンク、オレンジ、黄、クリーム等と多彩です。

2CM位の花弁が、10枚以上で構成された綺麗な花です。

現地では、岩場に多く視られるとのこと、我が家は、冬場は、室内で栽育しました。

スベルヒユ科、レウイシア属、耐寒性多年草、北アメリカ北西部原産、学名 Lewisia cotyledon

英名 Cliff maids、Siskiyou lewisia、別名「イワハナビ」(岩花火)


「岩花火」の名前は、生育地の岩場を好み、下図の様に、暗闇で弾ける打ち上げ花火の様な咲き方をするからとのこと




「ゲンペイモモ」(源平桃)

2019-03-28 | 植物 花

華やかな「ゲンペイモモ」(源平桃)の花が咲き始めました。

<下図は、以前に撮った画像で、残念にも、今年は、伐採されていました>

中国原産の「ハナモモ」(花桃)Amygdalus persica の園芸種で、一本の木に白とピンクの花、花弁に白色とピンク色の斑入り等

多彩な色合いを愉しめます、遺伝子のなせる業とか、”源平” の名前は、源氏、平家の旗の色からです。

<上図をクリックして拡大して御覧下さい>

枝垂れの品種も


今日は、赤い葉と白い花のコラボが美しい「ベニバスモモ」(紅葉李)の花にしました。

「スモモ」(李)の仲間で、葉と同時に五弁花を咲かせます、花径が2CM位の小さな花です。

葉の色は、秋に向けて濃さを段々と増してきて、赤い果実と同じ様な色合いを愉しめます。

街路樹として植樹している地方も多数有る様です、「染井吉野」の開花前の花見は、此の木の元で愉しみます。

バラ科、サクラ属、落葉小高木、アジア西南、コーカサス原産

学名 Purunus cerasifera var.atropurpurea 、英名 Cherry plum

別名「ベニスモモ」(紅李)、「アカバナザクラ」





<各画像は、クリックで拡大表示します>


早春、小さな「山茶花」、「カメリア ’エリナ カスケード’」

2019-03-23 | 植物 花

「クロッカス」(Crocus Hybrids ハナサフラン)、「カンザキアヤメ」Iris unguicularis 寒咲き菖蒲)

の開花期が終わります、最後の輝きを魅せ、”春の花達” にバトンを引き継ぎます。



「カメリア ’エリナ カスケード’」が、開花を始めています、小さな ”春告げ椿” です。

冬、艶の有る赤銅色の葉の間から赤い蕾を覗かせていましたが、濃い桃色に膨らみ、チラホラ開花が、始まりました。

中国やベトナムの野生種の「椿」Camellia tsaii を 元に作出した改良種とか

細い小枝が、花の重みで撓み ”滝” の様に見えます、’カスケード” の名前の由来です。

白い花弁と、外側の淡い桃色に染まった花弁のコラボが見事です。

清楚で可憐な感じのする小さな「椿」です、花の落下は、花全体が、ポトリと落下します。

ツバキ科、ツバキ属、常緑低高木、中国、ベトナム原産(改良種)

学名 Camellia tsaii var.synaptica 'Elina Cascade'別名「ヒメサザンカ」(姫山茶花)

 

赤銅色の葉の間から赤い蕾が少し顔を覗かせていましたが ・ ・ ・ 

咲き始めました

<各画像は、クリックで拡大表示します>


冬、樹木花(2)

2019-03-20 | 植物 花

春の到来を告げる花、「ブルビネラ・フロリブンダ」が咲きます。


ツルボラン(ユリ)科、ブルビネラ属、半耐寒性多年草、花色、橙、黄、白、南アフリカ原産

学名 Bulbinella floribunda、別名「キヤッツテール」

此の花の詳細は、過去の記事も御覧下さい ・ ・ ・ <続きを御覧下さい>

今回の ”冬の樹木花” は、「ミツマタ」(三椏)花です。

葉が芽吹く前に、球状の頭状花序を着けて、白や紅色の花(萼)を咲かせます。

筒状の萼の先端が、4裂して反り返ります、花弁が無いのが特徴です。

三つの枝に分岐した枝先に、花(萼)を着けます、「ミツマタ」の名前の由来とか、芳香が有ります。

樹皮は、「コウゾ」と同様、和紙の原料になります。

園芸種に、赤色の品種「アカバナミツマタ」(赤花三椏)が ・ ・ ・ 

ジンチョウゲ科、ミツマタ属、落葉低木、中国、ヒマラヤ地方原産

学名 Edgeworthia chrysantha、英名 Oriental paperbush、別名「ミツマタノキ」

赤色の園芸種も

 



<各画像は、クリックで拡大表示します>


冬、樹木花(1)

2019-03-16 | 植物 花

の冬の樹木花、最初は、「ギョリュウバイ」(御柳梅、魚柳梅)です。

<此の記事は、過去の記事からの抜粋と追加をしています>

 

「ギョリュウバイ」も寒い季節に咲く花です、花が少ない時季に咲くので重宝されます。

葉が、「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て、花が、「梅」の花に似ている故の命名とのこと

花は、秋から早春に咲く品種と、3月頃から5月頃迄咲く品種が在ります。

葉は、ブロンズリーフ で、先が尖っていて、堅く肉厚です。

亦、園芸品種が多いのも特徴です、一重や八重咲き、花色も白、赤、ピンクと豊富です。

花後に褐色の球形の視を着けます、中には、細長い種子が、ギッシリ詰まっています。

学名の 「レプトスペルマム」は、ギリシャ語で ”薄い種子” の意味とか、細長い種子を著わしています。

フトモモ科、レプトスペルマム(ギョリュウバイ)属、半耐寒性常緑低木

オーストラリア、ニュージーランド原産、学名 Leptospermum scoparium

英名 Tea tree 、別名「ショウコウバイ」(松紅梅)、「レプトスペルマム

英名の Tea tree は、葉を茶葉として飲用したからとか




一重や八重咲き、花色も赤、ピンク、白色等多彩です。

亀吉

因みに、「ギョリュウ」に関しては、過去の記事から抜粋して載せてみました。

「ギョリュウ」(御柳、タマリックス」の花です、春と秋に咲く小さな小さな花です。

今日は、此の「ギョリュウ」(Tamarix chinensis)の仲間の「タマリックス・ラモッシマ」(T.ramossima

にしました、T.chinensis より清楚な感じが好まれます。

総状花序にピンクの小さな花を咲かせます、樹木が、年を経て枝が垂れ下がる姿が

「柳」に似ているとのことで「御柳」の名前が付いた由

亦、塩分を含む土地でも生育するので、砂漠の緑化にも貢献してるとのことでした。

「タマリックス」(Tamarix は、ヨーロッパ、アジア、中国、朝鮮半島に分布、多数の品種が有るとのこと

ギョリュウ科、タマリックス属、落葉小高木、英名 Tamrisk、Tamarix、Salt cedar

別名 「タマリックス」、「タマリスク」

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>