花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春に咲くー№ 21

2024-03-31 | 植物 花

今日の樹木花は、「ツバキ」にしました。

冬の間、「ヤブツバキ」(藪椿)を楽しんできましたが、春になって種々の「椿」が咲き始めました。

其の一つ 早咲きの「椿」、“西王母” が美しい姿を見せたいます。

此の「椿」は、” 早咲き ”  と言うより、花期は、去年の秋口からですので、今月頃が、開花の終りを迎えます。

中国の神話の西王母に纏わる「桃」に似た福よかな姿です、特に蕾の姿が「桃」に似ています。

“西王母” の名前は、此の姿から採ったのでしょうか、不老長寿も頷けます。

一重の筒咲きで、“筒” の中央が少し膨らんだ微笑ましい形です、加賀で作出した園芸種とか、茶花でも知られています。

学名は、Camellia japonica ´Seiobo` 、飽く迄も東洋的なのです。

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特に、開き切らない蕾の中央の膨らみはが「桃」の形です。


<他の画像は、動画にしました>


他に、"黒い椿” の「カメリア ’ナイトライダー’」も咲き始めました。

<「カメリア  ’ナイトライダ-’ 」>

ニュージーランドで作出された交配種「カメリア  ’ナイト ライダー’」は、”赤味懸かった黒い椿" です。

「カメリア  ’ルビーベルズ’ 」Camellia 'Ruby Bells' 日本原産の「クロツバキ」と

(黒椿)Camellia .Japonica 'Kuro-Tsubaki' の交配種とのことです。

学名 Camellia × williamsii 'Night Rider'



早春に咲くー№ 20

2024-03-30 | 植物 花

今日の樹木花は、「ベニバスモモ /  紅李李」の花です、今を盛りに咲き誇ります、「染井吉野」の先導役です。

<「ベニバスモモ」(紅葉李)>

葉が、展開すると同時に、淡い紅色の五弁の花を咲かせます。

「染井吉野」の開花が聞かれる季節ですが、「ベニバスモモ」(紅葉李)の花も咲いています。

紅色の葉、白い花のコラボを愉しみます、開花時に葉が着かない「染井吉野」には無い美しさです。

蕾と葉が赤いので、開花と共に、遠目には、樹木全体が紅色から白色と変化します。

萼の色も赤紫色で、多数の雄蘂と一本の雌蘂が突出ます。

新葉の紅紫色が、秋には、いっそう濃くなり、食用になる赤い球形の果実が熟します。

「李」の仲間で、名前の由来の葉の色が紅紫色で、互生します。

バラ科、サクラ属、落葉高木、西アジア、コーカサス地方原産(中国経由で日本に)

学名 Prunus cerasifera var.atropurpurea、英名 Cherry plum、別名 「アカバザクラ」(赤葉桜)

「チェリープラム」、学名の prunus は、「スモモ」を意味して、cerasifera は、サクランボ」を

atropurpurea は、暗紫色を意味するとか、「ベニバスモモ」の特徴をよく著しています。

秋には、球形の実が、赤く熟します、甘酸っぱい「プラム」の味です。

「紅葉李」の名前の由来は、濃い紅色の葉を着けるからとか


早春に咲くー№ 19

2024-03-27 | 植物 花

今日の樹木花は、「カメリア・’エリナ カスケード”」の花です、 ”小さな椿”  で親しまれています、早春の春告げ花です。

<「カメリア・’エリナ ’カスケード ’」>

「カメリア ’エリナ カスケード’」が、開花を始めています、小さな ”春告げ花” です。

冬、艶の有る赤銅色の葉の間から赤い蕾を覗かせていましたが、濃い桃色に膨らみ、チラホラ開花が、始まりました。

寒さの為か、開花が遅れている「染井吉野」より一足早く咲き出します。

中国やベトナムの野生種の「椿」  Camellia tsaii  を  を 元に作出した改良種とか

細い小枝が、花の重みで撓み ”滝” の様に見えます、’カスケード” の名前の由来です。

白い花弁と、外側の淡い桃色に染まった花弁のコラボが見事です。

清楚で可憐な感じのする小さな「椿」です、花の落下は、花全体が、ポトリと落下します。

ツバキ科、ツバキ属、常緑低高木、中国、ベトナム原産(改良種)

学名   Camellia tsaii var.synaptica 'Elina Cascade'別名「ヒメサザンカ」(姫山茶花)

 

晩秋から冬に懸けて、赤銅色の葉の間から赤い蕾が少し顔を覗かせていました。




 

 対称的に、大きな花を咲かせる、「グランサム椿」が、大輪<花径 約15cm> の花を咲かせていました。 

黄色い雄蕊が、数百本、盛り上がります。

艶が有る葉は、縁がギザギザで楕円形、互生します。

ツバキ科、ツバキ属、常緑小高木、香港 九龍半島原産、学名    Camellia granthamiana

英名    Granthum's camellia別名「大苞白山茶」


 


早春に咲くー№ 18

2024-03-25 | 植物 花

今日は、此の時季に咲く樹木花「ロドレイア ヘンリー」の花を挙げてみました。

冬に咲く「シャクナゲ」ですか、其の名も「スアクナゲモドキ」<石楠花擬>とか

<「ロドレイア ヘンリー」>

初春から初夏に懸けて、妖艶な形、ローズピンクや紅色の花を咲かせます。

ローズピンクや濃い紅色の花を房状に下垂させ、花や樹の姿が、「シャクナゲ」 石楠花  に似ています。

勿論、「シャクナゲ」とは、別の植物です。

マイナス気温にも平気な花で、寒い冬に ”南国” の雰囲気を漂わせます。

主に植栽されている品種は、「ロドレイア ヘンリー」や「ロドレイア カンピオニ-」  Rhodeleia championii   ですが

前者は、後者より花が大きく、耐寒性も強いので、多く植栽されています。露地でも飼育嘉納ですが

「ロドレイア・カンピニオ」ほ、寒い時期に露地栽培は、無理のようです。

一般に「ロドレイア」は、此の「ヘンリー」を指すことが多いようです。

大きな艶の有る肉厚の葉も花と共に愉しめます。

マンサク科、ロドレイア属、常緑小高木、中国雲南省、ベトナム原産、学名    Rhodeleia hennryi、英名  Hong Kong Rose




<小さな画像は、クリックで拡大表示します>


早春に咲くー№ 17、”頬を染める花嫁”

2024-03-23 | 植物 花

今日の樹木花は、”頬染める花嫁”  の異名が付いた「セルリア」です、秋から咲き続けます。

此の花、「セルリア」の新しい園芸品種が、次々と出ていますが

「セルリア・フロリダ」を中心にして、総苞(花弁に似た)の色の濃い薄い等で、種々名前が付いた品種が視られます。 

花弁を囲む総苞の中心に花弁が在り、葉は、羽状複葉、小葉が針形で、先端に、柔らかい綿毛で覆った蕾ができます。

ライムグリーンの総苞が、淡いピンク色になり、優しく、清楚な感じを与えます。

イギリスの故ダイアナ妃がブライダルブーケにしたとか、英名の   Blushing bride

此の花の姿を著わしているようです、”頬を染める花嫁”、の異名が、似合います。

淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。

セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。

近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」 Protea spp. が有ります、同様にイキソチックな花です。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産、学名  Serruria florida 、別名「ジョーイ セルリア」 

「セルリア・フロリダ」を中心にして総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で、種々名前が付いた品種が視られます。

「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」、「スェルリア ジョーイセルリア カルメン」等々

葉は、細い円柱状で羽状複葉です、花弁のように見えるのは、花では無く、総苞なのです。

此の総苞のパステルカラーが、清々しく、明るい雰囲気を醸し出します。

細長い円柱形の葉もユニークな形で愉しめます。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産

学名    Serruria florida別名「ジョーイ セルリア」 

此の時季の花、「セルリア」の新しい園芸品種が出回ってきました。

「セルリア・フロリダ」を中心にして、総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で、種々名前が付いた品種が視られます。

開花時期が、初夏で、濃い色の「ジョーイ セルリア ’カルメン’」等が、人気の品種です。

他に、「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」等々


"冬の花” 「セルリア」が、冬の陽に煌めき輝きます。

開花時期が、初夏で、濃い色の「ジョーイ セルリア ’カルメン’」等も ・ ・ ・ 

ライムグリーンの総苞が、淡いピンク色になり、優しく、清楚な感じを与えます。

開花時期が、初夏で、濃い色の「ジョーイ セルリア ’カルメン’」等も ・ ・ ・ 

ライムグリーンの総苞が、淡いピンク色になり、優しく、清楚な感じを与えます。


他の画像は、動画にしました。