花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春の色(5)

2016-03-07 | 植物 花

今日の “春の色” は、黄色です、「ギンヨウアカシア」、「オウバイ」

「レンギョウ」、「キバナアマ」の花にしました。

<「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア)」>

<上図=「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア)と「ユキヤナギ」(雪柳)>


「ギンヨウアカシア」の花が、咲いています、蕾が “黄金のポンポン” の様です。

銀葉と輝く黄色のコントラストが、絶妙ですが、此の季節は、花粉症で苦む季節、杉花粉と見紛うと恐縮します。

「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア)の花も咲き始めました、黄金の蕾が、ボンボンの花になっています。

銀色の葉と、下垂する枝に総状花序をだして、多数の小さな花を咲かせます、辺りが明るくなります、“春の色” です。

一般には、「ミモザ」とも称していますが、厳密には、「フサアカシア」(房アカシア)が「ミモザ」とか

両者、似た羽状複葉の小葉ですが、「銀葉アカシア」が、20枚位の小葉を対生させますが

「房アカシア」は、40枚位の小葉を対生させ、多少大き目の葉になります。

葉の色も「銀葉アカシア」が灰銀色に対して「房アカシア」の葉は、濃い緑色です。

本来は、「オジギソウ」(含羞草) Mimosa pudica を「ミモザ」とするのが正確とか

小葉や花が多少似ているので、何処かの時点で「オジギソウ」(「ミモザ」)を「ギンヨウアカシア」や

「フサアカシア」と間違いたのでしょうか、“アカシア” も “ミモザ” も心地よい響きなので、余り拘りませんが

マメ科、アカシア属、半耐寒性常緑高木、オーストラリア原産

学名 Acacia baileyana 、英名 Cootamundra wattle 、別名 「ミモザアカシア」、「ゴールデンミモザ」、「ハナアカシア」

因みに、「フサアカシア」は、マメ科、アカシア属、学名 Acacia dealbata でした。

 下図=「ミモザ」の異名を持つ「フサアカシア」(房アカシア)Acacia dealbata

「オウバイ」(黄梅)、「ウンナンオウバイ」(雲南黄梅)の黄色い花も “春の色” です。

花の形が「梅」の花に似ているので、黄色い色をした「梅」で「黄梅」の名前が付いた由

「梅」の名前が付いていますが、バラ科ではなく、モクセイ科なので「梅」ではないとのこと

もっとも、黄色い色の花を咲かせる「黄梅」も有るようです。

「黄梅」も「雲南黄梅」も似た花を咲かせますが、「黄梅」は、落葉性で葉が出る前に花を咲かせますが

「雲南黄梅」は、常緑なので、花と濃い緑色の葉を同時に視ることができます。

亦、「黄梅」より「雲南黄梅」の花が少し大きく、疎らに咲きます、八重や一重が有ります。

モクセイ科、ソケイ(ジャスミン)属、半蔓性落葉低木(「雲南黄梅」は常緑低木)、中国原産、学名 Jasminum nudiflorum

「ウンナンオウバイ」別名「オウバイモドキ」(黄梅擬)の学名 J.mesny

別名「迎春花」、英名 Winter jasmine

下図は、常緑の「ウンナンオウバイ」で、花径も少し大きい



「レンギョウ」(連翹)も “春告げ花” です、黄色い花冠は、筒状で先端が4裂します。

葉が出る前に花を咲かせます、葉は、幅広の卵型、互生します。

「レンギョウ」(連翹)とは、モクセイ科、レンギョウ属の総称とか(Forsythia spp.)、

一般に、「レンギョウ」は、学名 Forsythia suspensa 、と其の改良品種を指すと有りました。

「レンギョウ」(連翹)は、中国名の音読みからで、中国名<レンギョウ>は、「オトギリソウ」を指すとのこと

中国名は、「黄寿丹」の漢名が付いています。 

モクセイ科、レンギョウ属、耐寒性落葉低木、中国原産、学名 Forsythia spp. 

英名 Golden bells flower、別名 「レンギョウウツギ」(連翹空木)

尚、学名の Forsythia (フォーサイシア)は、イギリスの園芸家 William A.Forsyth に由来する由

他の品種には、Forsythia suspensa 以外に、中国原産の「シナレンギョウ」(Forsythia virissima

朝鮮半島原産の「チョウセンレンギョウ」(F.ovata=F.coreana=F.virisissima var.koreana

日本原産の「ヤマトレンギョウ」(F.japonica)、「ショウドシマレンギョウ」(F.togachii

バルカン半島原産の「セイヨウレンギョウ」(F.europaea)等々が有るとのこと

各々、違った特徴を持っているとのことですが、今回は、割愛します、亦の機会に載せてみます。

亀吉の冬眠

<各画像は、クリックで拡大します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>


春の色(4)

2016-03-04 | 植物 花

春の色(4)” は、ブルーの花色の」「ブルーデージ」、「プルモナリア」にしました。

両者と同様、ブルーの色が鮮やかな「ポリジ」も咲き始めていますが、次回に載せることにします。


<「ブルーデージー」>

コバルトブルーの舌状花も春の色です、ブルーと黄色が鮮やかです、冬の鉛色から明るいブルーが春を告げます。

「ブルーデージー」は、主に花弁の幅が広いアメロイデス系ですが、花弁が、小さく細いアモエナ系の花も見応え十分です。

キク科、フェリシア(ルリヒナギク)属、半耐寒性多年草、南アフリカ原産、学名 Felicia amelloides

英名Blue daisy、別名 「ルリヒナギク」(瑠璃雛菊)


下図は、「フェリシア アモエナ」(F.amoena)です、細長い花弁が特徴です。

 似た花に、「フェリシア」(Felicia heterophylla)が有ります、別名は、「スプリング メルフェン」、春にピッタリの名前です。

半耐寒性一年草で、開花期は、4月から8月頃 、ピンクや紫、青紫の花色です。


次は、「プルモナリア」(Pulmonaria sp.)です。

寒さに強いので、早春から楽しめます、集散花序をだして、色鮮やかな花を咲かせます。

花色も多彩で、ピンク、赤、白、青紫等々、色が変化する種類も有り、二種類の花が混在してる様に見える事も有ります。

葉は、卵型や披針形でロゼットを作ります、色も全緑から斑入り、銀白葉と多彩です。

「プルモナリア」(Pulmonaria) の名前の由来は、ラテン語で、pulmonaris は、肺臓を意味するからとなってました。

白い斑点が、葉に入る様子が<肺臓>に似ているので、此の名前が付いた由

英名も 肺臓を意味する Lungworts となっています.

原種の一つの品種、「プルモナリア サッカラータ」(Pulmonaria saccharata) 意外に十数種有って

他に、多数の園芸種が作出しているので、区別が容易ではないようです。

主なものには、葉に斑点が無くて、ブルーの大輪の「プルモナリア´ブルーエンサイン」(Pulmonaria ´Blue ensign`)

代表品種で、葉に斑点が入り、青紫色の花を集合して咲かせる「プルモナリア ´ルイス パルマー」(P.Lewis palmer

咲き始めは、ピンクで青紫色に変化させ、葉に、大きな白い斑点が入る「プルモナリア ダイアナクレア」(P.´Diana Clare)等

以外にも、多数の園芸品種が有りました、春の到来を告げる花の一つです。

ムラサキ科、プルモナリア属、ヨーロッパ、西アジア原産、耐寒性多年草、学名 Pulmonaria sp. 英名 Lungworts

亀吉の寝姿

<各画像は、クリックで拡大します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>