goo blog サービス終了のお知らせ 

花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、芋の花

2017-09-16 | 植物 花

芋の花では、期待薄でしょうが、なかなかなものです、「キクイモ」と「ガガイモ」の花です。

「キクイモ」(菊芋)

土手や川岸等で、黄色い「菊」に似た綺麗な花を咲かせています。

“芋” の名前が付くのは、第二次世界大戦の時に、根を<芋>として食用にしたからとか

此の「キクイモ」が、今では野生化して、至る所で目にする様になりました。

草丈は、3m位になって、群生します、黄色い一群が、風に靡くさまは、壮観です。

芋を食べなくても、花を観賞するだけで十分です。

「キクイモ」に関して調べても、薬効とかレシピは、沢山載っていますが

花に関しては、余り記述が無いので、”花より団子” の扱いです。

キク科、ヒマワリ属、多年草、北アメリカ原産、学名 Helianthus tuberosus、英名 Jerusalem artichoke

別名「アメリカイモ」、「ブタイモ」、「エルサレムアーティチョーク」、「サンチョーク」等々

 

 

確かに、根は芋です。=借用した画像

「ガガイモ」の花も咲いています。

残念なのは、「キクイモ」の様に、根が、”芋” の姿ではないので、”芋” の名前が付いていますが

同列で挙げることに躊躇するのですが、花が綺麗なのと、種毛が素晴らしいので敢えて挙げたみました。

”芋” の名前は、根より寧ろ船型の果実が、”芋” に似ているからだと思います。

「ヘクオカズラ」の葉に似た、先端が尖ったハート型の葉で、対生します。

集散花序に、白や淡い紫色の五裂した花弁の花を咲かせます、内側には、長い毛が生えているのも珍しいです。

果実が、熟すと、鞘が裂けて、綿のような毛が飛び出します。

昔は、綿の代わりに利用した由

以前、<ケサランパサラン>として話題になった謎の生物の正体は

種子から外れた此の毛だとの説が有りました。

ガガイモ科、ガガイモ属、蔓性多年草、日本、東アジア原産、学名 Metaplexis japonica

別名「ラマシ」(羅摩子)

 
 

"芋” の名前になった由来は、此の果実の形からとか

謎の生物<ケサランパサラン>の正体は、種子に着いた綿のような毛とのこと

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№ 17

縞模様の花弁が綺麗です、実は、少し大きくなりました。


秋、マメ科の花、「クズ」、「タンキリマメ」、「ハナセンナ」

2017-09-13 | 植物 花

蝶型が、美しいマメ科の花々です。

「クズ」(葛)

秋の七草の一つ「クズ」(葛)の花が、盛りです。

直立した総状花序に、赤紫色のマメ科独特の蝶型の花を咲かせています。

蔓には、細かい毛が密生しています、果実は、豆果で、鞘の中に種子が入っています。

「クズ」の名前は、大和国(奈良県)、吉野の国柄(クズ)地方で、根から澱粉(葛粉)を

採って、都で売ったことが、名前「クズ」の由来とか

マメ科、クズ属、蔓性多年草、日本、東アジア原産、学名 Pueraria lobata

英名 Japanese arrowroot、kudzu

 

黄色い「タンキリマメ」(痰切豆)の花も咲いています、若い豆果もできて、晩秋、赤い鞘と漆黒の種子が視られます。

此の花もマメ科の特徴の蝶型、葉も互生して、三出複葉です。

”痰切り” とは、綺麗な命名ではないですが、花は、結構綺麗なので載せてみました。

痰切り豆の名前の由来は、種子を煎じて飲むと、痰を取り去る薬効が有るからとか

マメ科、蔓性多年草、日本、中国、朝鮮半島原産、学名 Rhynchosia volubilis 

 

晩秋の頃に、赤い鞘の豆果と漆黒の種子が現れます。


最後は、「ハナセンナ」です。

散房花序を出して、黄色い五弁花を咲かせます、2本の湾曲した雄蘂が、目を引きます。

葉は、細長い楕円形、偶数羽状複葉で互生します。

尚、似た花を咲かせる「コバノセンナ」Cassia coluteoides は、葉が、丸形なので区別ができます。

マメ科、カッシア属、半耐寒性常緑低木、ブラジル、アルゼンチン原産、学名 Cassia corymbosa=Senna corymbosa

英名 Argentine senna、Buttercup bush、別名「カッシア・コリンボサ」、「アンデスの乙女」

アンデス地方で、此の乙女のような姿の花を多く視ることができるのでしょう。


カイゼル髭の様な2本の雄蘂が印象的です。

「コバノセンア」は、丸味の有る葉です。

亀吉

マメ科特有の鞘の有る実です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№16

黄色い花が咲き、小さな小さな実が、着きました、縞模様は、未だのようです。


”猫の髭”、”亀の頭”、”鼠の顔”

2017-09-09 | 植物 花

 完熟前の青い果実達です、味は、不充分ですが、初々しさが、頼もしい姿です。

左から「フェジョア」、中央上が「ナツメ」、下が「マルメロ」、右が「グアバ」の果実

前回に続き、”猫の髭”、”亀の顔”、”鼠の顔” で表現した植物です。

「猫の髭」

雌蘂、雄蘂が、上向きに伸びて、反り返る様子が、宛ら、”猫の髭” です。

花色は、白、薄紫色で、茎下から順次咲き上がります、薬草(薬効ー利尿、血圧降下)としても知られているようです。

シソ科、オルトシホン属、インド、一年(多年草)、マレー半島原産

学名 Orthosiphon aristatus、英名 Cat's wiskers、別名「クミスクチン」

学名 Orthosiphon は、ギリシャ語で Ortho は、”真っ直ぐ”、siphon は、”管” の意味とか

別名の「クミスクチン」は、マレー語で、「クスミ」=髭、「クチン」=猫 の意味となっていました。

どちらも、よく特徴を掴んでいます。

   

次は、「ケロネ」”亀の頭” です、総状花序に、淡い紫色、白色の肉厚で、唇形の花を咲かせます。

蕾の形が、亀の頭に似ているので、此の名前が、付いた由

「ケロネ」Chelone は、ギリシャ語で亀を著わすとか、似てると言えば似てるかも

ゴマノハグサ科、ケロネ属、多年草、北アメリカ原産、学名 Chelone lyonii、英名 Shellflower

Pink turtle head、別名「ジャコウモドキ」、「チェロネ」、「スピードリオン」(早生種)

 英名 ”貝殻花”、の方が、一方の ”ピンクの亀の頭” より的を射てるかも

 
 

 ”亀の頭” に似ていますか ・ ・ ・ 疑問符が付きますが、チョットは似てます。

次の画像は、どうでしょうか ・ ・ ・ 矢張りですね ・ ・ ・  

一応、画像をクリックして確かめて下さい。

 

次は、”鼠の顔” 「クフェア プルプレア 'タイニー マイス’」です。

筒状の萼の先端が、黒色や赤色の複雑な形をしていて、縁には、2枚の赤い花弁が、付く出ます。

此の姿を鼠に見立てたとか、よく観ると、鼠より蝙蝠の顔に似ているような気がしますが

ミソハギ科、クフェア属、常緑小低木、熱帯アメリカ原産の「クフェア」の煙害種

学名 Cuphea×purpurea'Tiny Mice' 英名 Cuphea Tiny mice 、別名「タイニーマイス」

 

  
 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№16

黄色い花が咲き、小さな小さな実が、着きました、縞模様は、未だのようです。


”狸の顔”、”猫の目”

2017-09-05 | 植物 花

「パンパスグラス」Cortaderia selloana/Pampas grass が、秋の夕陽に輝きます。

 

妙な題目ですが、各々、動物を擬した名前の植物の花達です、今が盛りなので挙げてみました。

「タヌキマメ」(狸豆)

茎の先端に数個の蕾を着け、蝶型で青紫色の花を咲かせます、花後に萼が生長して、豆果を包みます。

名前の由来は

”茶色の粗い毛を生やした萼が、狸の毛深い躯と腹の辺りを著わすから” と思ったのですが

”花を真向かいから眺めると狸に似ているから” との説も有り、他には、”狸の陰・に似ているから” との

説も載っていました、何れも、狸を彷彿とさせるのは間違いなさそうです。

マメ科、タヌキマメ属、一年(多年草)、日本、中国、朝鮮半島、熱帯アジア原産

学名 Crotalaria sessiliflora 、学名の Cratalaria は、ギリシャ語の Crotalon <玩具のガラガラ>の意味で

熟した果実を振ると、鞘の中の種子がガラガラと鳴るからとか

秋めく河原に佇む狸、子狸に思いを馳せます。

 

 
 

 名前の由来、”狸に顔” に見えますか、チョット無理かな ・ ・ ・ 上図の ”陰・” が当たっているかも

 

下図は、中央、縦に溝が入った面白い形の種子です。

 亀吉

次は、”猫の目” の「オタカンサス 」、園芸名「ブルーキャッツアイ」の花です。

二唇形の花弁が、上下に広がります、花弁の中心の縦の白い斑が、猫の目を連想させます ・ ・ ・ か

オオバコ(グマノハグサ)科、オカタンサス属、半耐寒性多年草、南アメリカ原産

学名 Otacanthus caeruleus 、英名 Brazilian snapdragon 

 

次回も、動物の名前を擬した花を挙る予定です、”猫の髭”、”猫の尻尾”、”亀の頭”、”狐の顔”、”鼠の顔” 等々です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№16

黄色い花が咲き、小さな小さな実が、着きました、縞模様は、未だのようです。


今頃の紫、青紫色の花には

2017-09-03 | 植物 花

”今頃の紫、青紫色の花には” 、「ムラサキルーシャン」、「ヤナギバルイラソウ」(柳葉ルイラソウ)

「ラベンダーセージ」、「オタカンサス」が有ります。

「ムラサキルーシャン」

早くも咲き始めました、目が醒めるような青紫色の花が、緑色の葉に映えます。

別名に「リンゴアザミ」(林檎薊)、「キクアザミ」(菊薊)の名前が付いていますが

葉が、「林檎」の香りがするのと、花が、「菊」に似ているからです。

ハーブの一種になります、秋の花らしい佇まいです。

キク科、セントラセルム属、非耐寒性多年草、中南米原産

学名 Centratherum punnctatum、英名 Lark daisy

 次に、「ヤナギバルイラソ」(柳葉ルイラ草)を挙げてみました。

円錐花序に、紫色の漏斗状花を咲かせます、花弁には、皺が在って独特の表情です。

葉が、細い線形、披針形なので、<柳葉>の名前が付いた由

繁殖力旺盛で、最近は、至る所で視ることが出来ます、野生化して、河川敷等に多いようです。

キツネノマゴ科、ルイラソウ属、常緑低木、メキシコ原産

学名 Ruellia brittoniana、英名 Common ruellia 

 

白い「ヤナギバルイラソウ」も

花が、「ヤナギバルイラソウ」より大きい「ルエリア」(ムラサキルエリア)(Ruellia tuberosa)も

葉は、「ヤナギバルイリア」より幅広い違いが有ります。

 次は、「ラベンダーセージ」です、穂状花序に輪生して、濃いブルーで唇型の花を咲かせます。

「ブルーサルビア」(Salvia farinacea)の園芸種とのことで、「ブルーサルビア」とよく似た花です。

見分け方は、「ブルーサルビア」の葉が、細長いのに対して、「ラベンダーセージ」の葉は、幅広の卵形です。

花の大きさも、後者の方が、大きいので区別できます。

花後に、濃紺色の萼残り、長く愉しめます。

シソ科、サルビア(アキギリ)属、常緑小低木、園芸種、学名 Salvia farinacea 'Indigo Spires' 

英名 lavender sage、Indigo spires sage

Indigo spires は、インデイゴ色の花が、スパイラルに上に向かって咲く様子からとか

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№16

黄色い花が咲き、小さな小さな実が、着きました、縞模様は、未だのようです。