今日の窓は、早春の花「クリスタルリリー」(オニクソティス)の花です。
”クリスタル” の名前の通り、キラキラとした純白の花弁です。
純白の花弁6枚は、星形の花で、中心に赤紫色の斑が入り、コントラストが
一層引き立ち、黄色い 色の雄蘂が、目立ちます。
ユリ(イヌサフラン)科、オニクソティス属、常緑多年草(球根)、南アフリカ原産
学名 Dipidax triquetra = Onixotis triquetra 、別名「オニクソティス」
キク科の花(3)は、「ハナカンザシ」、「タンポポ」、「ヘリクリサム’ペーパーカスケード’」
「ユーリオプスデージー」「ユーリオプス・バージネウス」、を挙げてみました。
<「ハナカンザシ」>
丸い蕾の形が、簪に似ているので、此の名前が付いたとのこと、八重の花弁の様に見える総苞片(葉が変化したもの)は
カサカサして紙で造った様な感触です、葉は、披針形で、互生します。
柔らかなで、緑白色、細かい毛が生えてい、中央の黄色い場所には、キク科特有の筒状花が咲きます。
キク科、ローダンテ属、一年草、オーストラリア原産、学名 Phodanthe chlorocephala ssp. rosea
= Heliptrum roseum=Rhodanthe roseum=acroclinium roseum
英名 Pink paper daisy、別名 「ヘリクリサム」、「アイロクリニウム(旧属名から)」
近縁に、耐寒性多年草の「ヘリクリスム・ペーパーカスケ-ド」が有ります。
花弁の先端が尖っていて、蕾も細長いのが特徴です。
学名 Heliptrum anthemoides=Rhodanthe anthemoides
別名 「ヘリプラテラム ’ペカスケード’」
<「タンポポ」(蒲公英)>
「タンポポ」もキク科の植物です、キク科特有の舌状花、筒状花で一輪の花を作っています。
葉を放射状に広げるロゼット(*)葉です、綿毛の着いた種子をつくります。
「タンポポ」の名前の由来は、<鼓>を意味する小児語からとか
江戸時代には、「ツツミグサ」(鼓草)と呼んでいたらしいのです。
「ニホンタンポポ」、「セイヨウタンポポ」等が有りますが、「セイヨウタンポポ」の繁殖力に圧されて
今では、「ニホンタンポポ」の数が少なくなっているようです。
尚、「ニホンタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の見分け方は、前者は、萼片が反り返らないが
後者は、萼片が反り返るとなっていました。
黄色い花の「タンポポ」が多いのですが、今回は、白色の「シロバナタンポポ」(白花蒲公英)を載せました。
キク科、タンポポ属、多年草、学名 Taraxacum 、英名 Dandelion (ダンディライオン)
英名は、フランス語の dent-de-lion “ライオンの歯`の意味からとか
<「ユーリオプスデージー」>
秋から春の長期間、黄色い花を咲かせます、此の花も耐寒性が有るので、花が少ない季節に存在感が ・ ・ ・
露地でも越冬が出来ますので重宝されます。
草木状だった姿が、年月が経つと樹木の様相を呈します、葉には、細かい毛が生えているので
全体が、灰色に輝きます、此の毛が生えなく光沢有る似た花の
「マーガレットコスモス」(E.chrysanthemoides)との違いです。
葉は、羽状深裂で、此も切込みが浅い「マーガレットコスモス」との違いです。
尚、「ユリオプス」は、ギリシャ語で ”大きな目を持つ” 意味とか、舌状花の大きく開いた状態を著わすようです。
キク花、ユリオプス属、耐寒性常緑多年草、南アフリカ原産、学名 Euryops pectinatus 、英名 Euryops daisy
別名「ユーリオプス・ペクチナータス」
下図は、似た花の「マーガレットコスモス」(Euryops chrysanthemoides)です。
開花期も粗同じですが、葉の形が羽状ですが、切込みが「ユーリオプスデージー」より浅く
毛が生えてないので艶やかで恋濃い緑色をしています。
次のキ科の花は、「ユーリオプス・バージネウス」です。
<「ユーリオプス・バージネウス」>
上載の「ユーリオプスデージー」より小型の花を咲かせます、耐寒性は、若干低いのですが
此の季節に充分愉しめます、花径が 約 0.5~1cmと小さな黄色の花を沢山咲かせます。
葉も特徴が有る松葉の様な分裂葉です。
多く流通している品種の「ゴールデンクラッカー」は、「バージネウス」の
園芸種とか、名前の通り弾ける様な輝く黄色の花です。
キク科、バウジネウス属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名 Euryops virgineus
英名 Honey euryops 、園芸種 E.v. 'Golden Cracker'