今回は、赤色と黄色の ”秋の色” を帯びた花2種を挙げてみました、「マネッティア」と「ミロ・ロバータ」の花です。
<「マネッティア」(「マネッチア」)>
花期が長く、初夏の頃から露地で咲き続けた「マネッチア」も今月で咲き終わります。
冬でも、室内で管理すると、濃いグリーンの葉とオレンジ色の花を愉しむことができます。
勿論、植物園の温室などでは、周年視ることができます。
赤い筒状花で、花冠が黄色で4裂、赤と黄色のツートンカラーが美しい花です。
炎が、燃え盛る様な鮮やかな赤と黄色が、印象的です、葉は、卵形で無毛、光沢が有ります。
亦、花冠が、反り返るので、可愛さを増幅させます。
肉厚の花の表面には、粗い毛が生えていて、別名「アラゲカエンソウ」(荒毛火焔草)の名前の由来です。
空が澄み切った初冬の夕陽の様に鮮やかです。
アカネ科、マネッチア(カエンソウ)属、非耐寒性蔓性多年草、パラグァイ、ウルグァイ、ブラジル原産
英名 Manettia luteorubra、英名 Firecracker vine、Brazilian firecracker、Cigerflower
Candy corn vine、別名「アラゲカエンソウ」(粗毛火焔草)
次は、スペインの国旗に喩えられる「ミナ・ロバータ」の花です。
<「ミナ・ロバータ」>
昼の時間が、短くなる此の時季に咲き出す<短日植物>です。
「アサガオ」や「サツマイモ」と同じヒルガオ科ですが、三裂する葉が似ていても、花は、全く違う印象です。
細長い花筒状の花が、繋がって咲き、「アサガオ」等の喇叭状の花とは大きく違っています。
花の色は、赤、橙、黄、白色と徐々に変化するので、一目で、此等の色を愉しめます。
英名 Spanish flag <スペインの国旗>は、此の色合いに由来するとか
亦、他の英名 Vigorous climer は、<元気なクライマー>は、蔓が、絡まりながら登り上がる様子からとか
ヒルガオ科、イポメア属、蔓性一年(多年草)、中央アメリカ、メキシコ原産
学名 Ipomoea lobata =Mina lobata 旧学名)、英名 Vigorous climber、Spanish flag
別名「キンギョアサガオ」(金魚朝顔)、「ミナ・ロバータ」は、旧学名からとのこと