今日もアムラナ科の花を3種挙げてみます、「ムラサキハナナ」、「ハナダイコン」、「オーブリェチア」の花です。
皆、早春を彩」に」似た」に」似た可憐な花々です。
最初は、「ムラサキハナナ」の花です。
<「ムラサキハナナ」(紫花菜)>
黄色い色の「菜の花」に似ているので、謂わば、”紫色の「ナノハナ」(菜の花)” です。
但、「菜の花」は、同じアブラナ科でもアブラナ属ですので、別の植物ですが ・ ・ ・
分岐した茎の先端に総状花序をだして、淡い紫色の4弁花を咲かせます、花や葉は、食用になります。
黄色い色の雄蘂が6本、1本の雌蘂が着きます。
根本の葉は、羽状に深裂して、上部の葉は、茎を取り囲むように(耳のように茎を抱く)着きます。
江戸時代に中国から入ってきた外来種とのこと、今では、野生化しています。
別名に「オオアラセイトウ」が付いていますが、大きな「アラセイトウ」(ストック)に由来する由
亦、「ショカツサイ」(諸葛菜)の別名が、中国の諸葛孔明が、植栽を広めたからとか
アブラナ科、オオアラセイトウ属、耐寒性一年草、中国原産、学名 Orychophragmus violaceus
英名 Chinese violet cress
次のアブラナ科の花は、「ハナダイコン」です。
<「ハナダイコン」花大根>
最初に載せた「ムラサキハナナ / オオアラセイトウ」も「ハナダイコン」と称することが有る様ですが、別種です。
花弁の形をよく視ると、「花大根」の花弁は、名前の通り「大根」の花弁に一層似ています。
原産地のヨーロッパ、西アジアからアメリカに渡り、日本には江戸時代に渡来して、今は、野生化しています。
花色は、青紫や白色で、花径 1.5cm位、草丈 50~100cm位、可憐な感じです。
白色の花は、一層「大根」の花に似ています。
アブラナ科、ハナダイコン属、耐寒性多年草(一年草)、学名 Hesperis matronalis
英名 Dame`s rocket、Sweet rocket、Dame`s violet、Mather of the evening
同じ名前でも、先日に挙げた「キバナスズシロ」の「ロケット / ルッコラ」とは別種です。
小さな花が多数咲くので、”花火(ロケット)” が、打ち上がった様子に見立てたかも
別名「ヘスペリス・マトロナリス」
次は、「オーブリエチア」の花です。
<「オーブリエチア」>
最近、人気のアブラナ科の花です、「スイートアリッサム」の花に似た小さな花です。
這性なので、マット状に茂るので、花壇の縁取りやロックガーデンに向いています。
主な品種は、 Aubrieta deltoidea を 元に改良した園芸種が多いようです。
花径は、2cm 位、4弁花で、花茎から6個位の花を着けます、学名の Deltoidea は
”三角形” の意味とか、葉の形を著わしているようです。
花色は、名前の由来の<紫、青紫>ですが、白色の花も在り、八重咲きも
亦、葉に白い斑が入る「オーブリエダ `バリエガタ`」A. Variegata 、花色が、青、赤色、紫色と豊富な
「オーブリエダ `カスケード」A .Caskede 等が在ります。
学名の Aubrieta は、フレンスの植物画家 クロ-ド オーブリエダ 氏に由来するとか
アブラナ科、オーブリエ(ムラサキナズナ)属、耐寒性多年草(一年草)、南ヨ^ロッパ、イラン原産
学名 Aubrieta deltoidea = Aubrieta cultorum Hybrida
英名 Aubrietia 、別名 「ムラサキナズナ」、「オーブリエタ」
八重咲きの花も
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は、過去の載せた ”春色” と題した記事の再掲載です。
春色![]()
冬の間、「ヤブツバキ」(藪椿)を楽しんできましたが、春になって種々の「椿」が咲き始めました。其の一つ 早咲きの「椿」、“西王母” が美しい姿を見せ始めました。中国の神話......