花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、アオイ科の花(2)

2022-08-19 | 植物 花

今日のアオイ科の花は、「ムスクマロウ」、「ラバテラ・ツリンギアカ」、「ラバテラ・トリメストリス」です。

<「ムスクマロウ」>

「マロウ」の仲間には、種類が多く有、「ウスベニアオイ」 Malva sylvestris 

変種の「ゼニアオイ」 M.sylvestris var.mauritana  等々が代表的ですが

今日は、清楚な感じの「ジャコウアオイ」(麝香葵)(ムスクマロウ)を挙げてみます。

名前の通り、麝香の香りが強い種類です、「ウスベニアオイ」や「ゼニアオイ」も香りは有りますが

其れ以上の強さです、花は、ハーブティーにしても愉しめます。

アオイ科、ゼニアオイ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名  Malva moschata

他に、「コモン・マロウ」 Common mallow、「ブルーマロウ」 Blue mallow  の名前が付いています。


「ゼニアオイ」 Malva  sylvestris  や「ウスベニアオイ」M.  mauritiana  の最盛期は、終りに近く、

此れからは、暫く「ムスクマロウ」の季節になります。

別名「麝香葵」の通り、切れ込みが、深い葉が、麝香の香りがするからとか

学名の   Malva moschata  の  Moschata  は、”麝香の香りがする”  意味とのこと

花色は、淡いピンク、白、花径  5cm 草丈  50cm と小振りなのが、特徴です。



<「ムスクマロウ」>

「マロウ」の仲間には、種類が多く有、「ウスベニアオイ」 Malva sylvestris 

変種の「ゼニアオイ」 M.sylvestris var.mauritana  等々が代表的ですが

今日は、清楚な感じの「ジャコウアオイ」(麝香葵)(ムスクマロウ)を挙げてみます。

名前の通り、麝香の香りが強い種類です、「ウスベニアオイ」や「ゼニアオイ」も香りは有りますが

其れ以上の強さです、花は、ハーブティーにしても愉しめます。

アオイ科、ゼニアオイ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名  Malva moschata

他に、「コモン・マロウ」 Common mallow、「ブルーマロウ」 Blue mallow  の名前が付いています。


「ゼニアオイ」 Malva  sylvestris  や「ウスベニアオイ」M.  mauritiana  の最盛期は、終りに近く、

此れからは、暫く「ムスクマロウ」の季節になります。

別名「麝香葵」の通り、切れ込みが、深い葉が、麝香の香りがするからとか

学名の   Malva moschata  の  Moschata  は、”麝香の香りがする”  意味とのこと

花色は、淡いピンク、白、花径  5cm 草丈  50cm と小振りなのが、特徴です。



次のアオイ科の花は、「ラバテラ・ツリンギアカ」と「ラバテラ・トリメストリス」の花です。

<「ラバテラ・ツリンギアカ」>」

「ラバテラ・ツリンギアカ」は、初夏から来月頃迄咲く開花期間の長い花です。

「ラバテラ」は、地中海沿岸、ヨーロッパ、西アジアの広い地域に分布してるとのこと。

花は、「ムクゲ」や「フヨウ」に似た5弁花で、葉は、手の平型で、深い切込みが入ります。

「ラバテラ」の園芸種には、多数の品種が有る様ですが、日本で多く栽育して上記上記の2種を挙げます。

学名   Lavatera thuringiaca別名「ラバテラ 'バーンズレイ’」



次は、「ラパテラ・トリメストリス」です。

此の花も「タチアオイ」、「フヨウ」によく似ていますが、花が、少し小さい(花径 8cm)違いが有ります。

「タチアオイ(立葵)」には、よく似ているので、混同される場合が有ります。

一般に「ラパテラ」は、此の「トリメストリス指す指すようですが、別名の「ハナアオイ(花葵)」で  称することが

尚、Lavatera  は、スイス人自然科学者に由来する由

非耐寒性一年草,、学名    Lavatera trimestris別名  「ハナアオイ(花葵)」

次のアオイ科の花は、「ラバテラ・ツリンギアカ」と「ラバテラ・トリメストリス」の花です。

<「ラバテラ・ツリンギアカ」>」

「ラバテラ・ツリンギアカ」は、初夏から来月頃迄咲く開花期間の長い花です。

「ラバテラ」は、地中海沿岸、ヨーロッパ、西アジアの広い地域に分布してるとのこと。

花は、「ムクゲ」や「フヨウ」に似た5弁花で、葉は、手の平型で、深い切込みが入ります。

「ラバテラ」の園芸種には、多数の品種が有る様ですが、日本で多く栽育して上記上記の2種を挙げます。

学名   Lavatera thuringiaca別名「ラバテラ 'バーンズレイ’」



次は、「ラパテラ・トリメストリス」です。

此の花も「タチアオイ」、「フヨウ」によく似ていますが、花が、少し小さい(花径 8cm)違いが有ります。

「タチアオイ(立葵)」には、よく似ているので、混同される場合が有ります。

一般に「ラパテラ」は、此の「トリメストリス指す指すようですが、別名の「ハナアオイ(花葵)」で  称することが

尚、Lavatera  は、スイス人自然科学者に由来する由

非耐寒性一年草,、学名    Lavatera trimestris別名  「ハナアオイ(花葵)」


夏、アオイ科の花(1)

2022-08-16 | 植物 花

<夏、アオイ科の花>の最初は、「フヨウ」、「スイフヨウ」、「アメリカフヨウ」と「芙蓉」の花にしました。

夏の暑さを謳歌する様に咲く、夏の定番の花達です。

「芙蓉」

「ハイビスカス」の仲間ですから、雄蘂の中心から雌蘂が突き出ているのが目立ちます。

一日花なので、儚いのですが、其処が見所かと思います。

花径が、15cm位で、5枚の花弁を着けます。

同属で、此の時季に咲く「ムクゲ」(木槿)が有ります、似ていて区別が、難しいのですが

「フヨウ」は、「ムクゲ」より葉が大きく、雌蘂の先端が、曲がっているので区別出来ます。

亦、前者は、枝振りが、横広がりですが、後者は、樹立する違いが有ります。

アオイ科、フヨウ属、耐寒性落葉低木、日本、中国、台湾原産、学名  Hibiscus mutabilis

英名 Cotton rose mallow別名「モクフヨウ」(木芙蓉) 



 

次のアオイ科の花は、「アメリカフヨウ」(亜米利加芙蓉)です。

<「アメリカフヨウ」>

上に載せた「フヨウ」より花も葉も大きく、花径が、約30cm 位になります。

花色は、赤、ピンク、白、「ハイビスカス」の花に似ています。

此の花も一日花ですが、次々と花を咲かせるので、長い期間、愉しめます。

アオイ科、フヨウ属、耐寒性多年草、学名 Hibiscus moscheutos、英名 Swamp rose mallow

別名「クサフヨウ」(草芙蓉)

下の映像は、NHKアーカイブからの借用です。

 

最後のアオイ科の花は、「スイフヨウ」(醉芙蓉)の花です、花の色で、”酔い” の程度を計ります。

 「芙蓉」の園芸種とされる「醉芙蓉」は、開花時期が、「芙蓉」より少し遅く咲き始めます。

「芙蓉」より葉も花も大きい違いも有ります。

八重咲きが、基本ですが、一重咲きも有り、「ヒトエスイフトウ」(一重醉芙蓉)の名前が、付いています。

朝の開花時には、白色で、ピンク、濃いピンク、赤色と変化して、夕方には、赤紫色になって、萎みます。

此の色の変化が、酔った状態に喩えた命名とか ・ ・ ・ 素面から酩酊までの顔色の変化ですか

酔いの回りが、早い物と遅い物が有って、白、ピンク、赤が混在するのも面白いものです。

アオイ科、フヨウ(ヒビスクス、ハイビスカス)属、園芸種、落葉低木、学名 Hibiscus mutabilis f.versicolor

mutabilis versicolor も ”色が変わる” 意味、変色する特徴を著わしています。

<下図は、名前の由来の素面から酩酊までの花色の変化です>

花の色は、未だ素面の状態です。

程よい回り方です、いい気分です。

大分回ってきました、呂律も怪しげです。

悪酔いの状態です。

酩酊、 出来上がりました。

尚、アオイ科、フユウ属には、「フヨウ」に似た「ムクゲ」(木槿)が、有ります。

「フヨウ」と「ムクゲ」の違いは、「フヨウ」の葉は、掌状で5裂していますが

「ムクゲ」の葉は、細長い楕円形で3裂しています。

「フヨウ」は、多く枝分かれするので、横に広がった樹形をしています、「ムクゲ」は、枝を上方に伸ばすので

直立した樹形になります、「フヨウ」が “草” の感じに対して、「ムクゲ」は、“樹木” の感じがします。


夏、ナス科に花(4)

2022-08-15 | 植物 花

今日のナス科の花は、「ルリヤナギ」、「ツルハナス」、「クコ」の花です。

<「ルリヤナギ」(瑠璃柳)>

花は、集散花序に「ナス」(茄子)に似た花を咲かせます。

花色は、薄紫色、花冠が、5裂した花径2cm位の花です。

雄蘂が、5本、黄色い葯が目立ちます。

細長い披針形の葉は、青味懸った灰色で、瑠璃色の花の色とよくマッチします。

披針形の葉が、「柳」の葉に似て、花の色が瑠璃色なので、「瑠璃柳」の名前が、付いた由

ナス科、ナス属、常緑低木、学名 Solanum malanoxylon / S.glaucophyllum 、英名 Waxyleaf nightshade

南アメリカのブラジル、ボリビア、アルゼンチン、パラグァイ等が、原産地。

別名 「ハナヤナギ」(花柳)、「リュウキュウヤナギ」(琉球柳)

*「琉球柳」の名前は、日本には、江戸時代に琉球を経由して渡来したからとか*

花は、目に付き易いのですが、秋に濃い瑠璃色に熟す水滴形の実も見応え十分です。


秋には、艶の有る漆黒の実に熟します。

 

次も仲間の「ツルハナナス」(蔓花茄子)の花です、ナス科で、似た様な花には

「ナス /  茄子」、「ジャガイモ / 馬鈴薯」、「ヤマホロシ」等が ・ ・ ・ 。

<「ツルハナナス」>

星型の花が、白色から淡い青紫色への変化を愉しみます。

花色の変化の早い遅いで、白色の花と淡い青紫色の花が、混在するのを視ることも有ります。

亦、白色から変色せず、白い儘の花も見受けます。

半耐寒性木本、蔓性、南アメリカ原産、学名  Solanum jasminoides、英名  Poteto vine

別名「ソラナム・ジャスミノイデス」、「ハナホロシ」、「ポテト バイン」


実は、球状で、緑色から黒く熟します。

<「クコ」(枸杞)>

楕円形の実が、赤く熟します、萼が着いているので、宛らペンダントの様です。

花は、花径約1cm位で、薄紫色、希に、実と同時に視ることができます。

光沢の在る実は、美味しそうですが、苦みが有って生食には無理です。

枝は、棘が多く生えてしなやかです、漢名 「枸杞」の由来のようです。

クコ酒やドライフルーツとして利用することが多いようです。

葉、実、根は、生薬として利用、不老長寿の薬効が有るとか

ナス科、クコ属、落葉低木、日本、中国原産、学名   Lycium chinense

英名  Chinese desert-thom、Chinese wolf-berry、Goji berry

別名「ウルフベリー」、「ウルフベリー」


 

赤くて光沢の実に熟します、美味しそうですが、有毒です、残念。


夏、ナス科の花(3)

2022-08-12 | 植物 花

今日のナス科の花は、「オオセンナリ」、「カリブラコ」、「クコ 」の花です。

 

最初の花は、野生化している南アメリカ原産の青紫色の花です。

<「オオセンナリ(大千成)」>

直立した幹が分岐して、先端が、浅く5裂した青紫のカップ形の花を先端に一つ咲かせます。

花径 約2cm、草丈 60~200cm位、果実は、萼が発達して液果を包む「ホウズキ / 酸漿」に似ています。

名前の由来は、「センナリホウズキ」Physalis angulata  より大きな実を着けるからとか

ナス科、オオセンナリ属、耐寒性一年草、ペルー原産、学名  Nicandra physaloides

英名  Apple of Peru、Shoo-fly plant、別名「ニカンドラ」

尚、英名の  Shoo-fly plant は、<蝿を叩きの草>の意味で、蝿が、此の植物を嫌うので、付けられた由

蝿が集まるゴミ箱付近に植えて、蝿を駆除するのに利用するとか。



「ホウズキ」に似た果実を着けます、但し、有毒ですので、「酸漿」の様に ”玩具” として口にすることは危険です。

次は、「ペチュニア」の花です。

<「ペチュニア」>

夏の季節、多彩な彩りで、窓辺の鉢植えや、花壇の縁取り等でお馴染み花です。

「ペチュニア」とは、ナス科、ペチュニア属の総称とのことで、多数の園芸種が、作出されています。

最初は、南アメリカに自生する「ペチュニア」を改良したものとか

<ペチュニア>とは、ブラジルの現地人の言語で、同じナス科,、タバコ属の  ”  Nicotiana  タバコ” の意味とのこと

ナス科、ペチュニア属、半耐寒性多年草(一年草)、南アメリカ原産、学名  Petunia Hybrids

別名「ツクバネアサガオ」衝羽根朝顔



似た花には、ペチュニア属から分離し、カリブラコア属に入った「カリブラコア」が、有ります。

「ペチュニア」より小輪花で、花色も多彩で、鮮やかな色が多いのが、特徴です。

ナス科、カリブラコア属、半耐寒性一年、多年草、南アメリカ原産、学名  Calibrachoa 

過去に載せた記事の再掲載です、「カリガネソウ」が題材でした。

クマツヅラ科の花(3)

今日のクマツヅラ科の花は、「カリガネソウ」と樹木花ですが、「ジュランタ」の花にしました。                                     ......

夏、ナス科の花(2)

2022-08-09 | 植物 花

今日の  ”ナス科の花”  には、「ブロワリア」と「ニーレンベルギア」です。

徳に、「ニーレンベルギア」は、「茄子」の花に似た可憐な花です、両者、夏の季節、長く愉しめます。

<「ブロワリア」>

筒状花の先端が五裂し、花径5cmにもなる大きな花です。

別名「タイリンルリマガリバナ」が付けられています、<マガリバナ>とは、妙な命名ですが

5枚の花弁が、全て同じ形で無いので、<マガリ/いびつ>の名前が、付いた由

最も、小さな花の   Browallia viscosa   等の品種も有る様ですが

一般には、今日、載せる「ブロワリア スペシオサ」B.speciosa   が、多いようです。

ナス科、ブロワリア属、非耐寒性一年草、コロンビア原産、学名 Browallia speciosa

英名   Bush violet、Sapphire flower、Lovely browallia 

別名「タイリンルリマガリバナ」(大輪瑠璃歪花)





<「ニーレンベルギア」

白色、淡い紫色の盃型の花を咲かせます、直立する立性のものや、匍匐性のもの等、種類が多く有ります。

立性のスコペリア種「ニーレンベルギア・スコペリア」  Nirembergia scoparia  以外に

白い花をマット状に広げる這い性のレペンス種    Nierembergia repence

セルリア種 Nierembergia coerulea  等が、人気の品種です。

数多い園芸種が、有るので、植栽場所に合った品種を選んでは如何。

別名「イトバギキョウ」糸葉桔梗 ですが、葉が、細長い線状で、花が、「桔梗」の花に似ているからとか

同じナス科の「ギンパイソウ」(銀盃草) Nierembergia rivularis   の仲間です。

ナス科、アマモドキ(ギンパイソウ)属、アルゼンチン原産、半耐寒性多年草

学名   Nierembergia spp  英名   Cup flower   別名「アマモドキ」(亜麻擬)、「イトバギキョウ」(糸葉桔梗)



白い色の「ニーレンベルギア・レペンス」Nierem bergia repens


<各画像は、クリックで拡大表示します>