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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬に咲くー№ 11、雪に因んで

2023-12-18 | 植物 花

今日も<雪>に纏わる名前が付いた花を挙げてみました、「ユキザクラ」の花です。

<「ユキザクラ」>

最初は、「ユキザクラ」<雪桜> です、学名が、「プリムラ・シネンシス」、学名の方が、馴染み深いのですが

此の季節に相応しい名前が、付いた「ユキザクラ」雪桜 です、別名「カンザクラ」寒桜 とも

唯、「寒ザクラ」は、桜の品種の一つで、「染井吉野」などより、早い季節に花を咲かせ

「ユキザクラ」は、4月頃に咲く「桜」に雪が、積もった状態を指す場合も有るので

正確ではないので、「プリムラ・シネンシス」と覚えるのが、無難かも

花色は、白色で中心が、黄色、「サクラ」の花に似ているので、「寒桜」、「雪桜」の名前も付いた由

最近は、白色以外にピンク、黄色、赤色の花が園芸種として出回っています。

花径3cm位の大輪の花です、花弁は、五裂して、先端が二裂します、葉は、卵形で切込みがあり

裏側は、赤色で綺麗です、サクラソウ科、プリムラ属、常緑一年草(多年草)、中国原産

学名 Primula sinensis=Primula praenitens


<余録>

<雪>の名前が付いた花には、開花期が、夏頃の「ハツユキソウ」(初雪草)

「ハツユキカズラ」(初雪葛)、「ナツユキカズラ」(夏雪葛)等も在ります。

「 ハツユキソウ」(初雪草)、 "雪” の名前が、付いていますが、開花期が、7月から10月

小さな杯状の花序の花は、見栄えがしないのですが、緑の葉の縁に白い斑が入り、コントラストが素晴らしいと

観葉植物として親しまれています、葉を鑑賞する「ポインセチア」の仲間です。

トウダイグサ科、トウダイグサ属、非耐寒性一年草、北アメロイカ原産

学名    Euphorbia marginata英名    Ghost weed、別名「ユーホルビア」

亀吉

<「ナツユキカズラ」>

「ハツユキカズラ」<「夏雪葛」>も有ります、柿が、夏奈ので、夏に雪では、不可解ですが

多数の白い小さな花が、枝一杯に咲いた姿が、枝全体に降り積もった雪の様なので、此の名前が、付いた由

ハート型の葉も可憐さをプラスします、芳香が強いのも特徴です。

タテ科、ソバカズラ属、蔓性落葉低木、中国、チベット原産、学名  Fallopia baldchuanica、Eallopia aubertii

Polygonum auertii、英名  Silver Lace Vine、Russan Vine   等々、別名「ポリゴナ オーベリティー」


冬に咲くー№ 10

2023-12-15 | 植物 花

昨日、予告した ”雪女王” の別名が付いた「アロエ・アルビフロラ」と ”白雪姫” の別名が 付いた

「ユーホルビア・レウコセファラ」の花です。

白い雪を纏った女王と姫の競演です、雪の季節に相応しい命名です。

<「アロエ・アルビフロラ」>

「アロエ・アルビフロラ」、別名「雪女王」は、 名前が、著わしている様に、雪が降る寒い冬に咲きます。

耐寒性は、充分ですが、気温が、5度以下に下がる時は、室内で咲かせるのが無難です。

20~30cm位の花茎を伸ばした先端に総状花序を着けて、釣鐘型で緑色の筋が入った白い花を咲かせます。

雄蘂が、花冠から長く突き出ています、葯のオレンジ色が目立ちます。

葉は、多肉質で線形、切り口が三角形の三角錐です、葉の縁には棘が生えます。

ユリ科、アロエ属、常緑多年草、マダカスカル島原産、学名   Aloe albiflora、別名「雪女王」

白い斑が入った線形の葉が、「アロエ」の特徴を著わしています。

 

次は、「白雪姫」の愛称が付いた「ユーホルビア・レウコセファラ」です。

<「白雪姫」>

此の花も「ハツユキソウ」と同じ様に杯状花序に白い小さな花を咲かせます。

花は、目立たないですが、白い苞葉が、目を引きます、此の花も苞葉が美しい「ポインセチア」の仲間です。

トウダイグサ科、ユーフォルビア属、メキシコ、エルサルバトル原産、常緑低木

学名    Euphorbia leucocephala、英名   Pascuita、Snow of Killimanjaro、Snow flake euphorbia

属名の   Leucocephala  は、”頭が白い” 意味とか、白い苞を著わしています。



冬に咲く№ 9

2023-12-14 | 植物 花

寒い冬には、朱色、赤色、黄色が、暖かさを感じさせる色です、今日から、暫く、此等の色の花を載せてみます。

今日の   ”冬に咲く”  は、「マネッティア」の赤い花です。

開花期は、11月頃で終りですが、勿論、温室などでは、冬中、愉しめます。

<「マネッティア」>。

花期が長く、初夏の頃から露地で咲き続けた「マネッチア」も今月で咲き終わります。

冬でも、室内で管理すると、濃いグリーンの葉とオレンジ色の花を愉しむことができます。

勿論、植物園の温室などでは、周年視ることができます。

赤い筒状花で、花冠が黄色で4裂、赤と黄色のツートンカラーが美しい花です。

炎が、燃え盛る様な鮮やかな赤と黄色が、印象的です、葉は、卵形で無毛、光沢が有ります。

亦、花冠が、反り返るので、可愛さを増幅させます、花径は約1cm位。

肉厚の花の表面には、粗い毛が生えていて、別名「アラゲカエンソウ」(荒毛火焔草)の名前の由来です。

空が澄み切った初冬の夕陽の様に鮮やかです。

アカネ科、マネッティア(カエンソウ)属、非耐寒性蔓性多年草、パラグァイ、ウルグァイ、ブラジル原産

英名    Manettia luteorubra、英名    Firecracker vine、Brazilian firecracker、Cigerflower

Candy corn vine、別名「アラゲカエンソウ」(粗毛火焔草)




<次回の予告>

次回の  ”冬に咲く”  は、今が盛りの「雪女王 /  アロエ・アルビフロラ」の花にする予定です。

名前の通り寒さに耐えて咲いています。

露地でも問題ないのですが、陽の当たる室内で栽育します。


冬に咲く№ 8

2023-12-12 | 植物 花

今日の   ”冬に咲くシリーズ”   には、「ルクリア /  アッ サムニオイザクラ」」の花を載せます。

<「ルクリア」>

露地では、11月頃に開花期の終りを迎えますが、寒い冬には、室内で充分に栽育が、嘉納です。

香りが有り、形、色が「桜」のイメージで、アッサム地方原産なので

流通名に「アッサムニオイザクラ」の名前が、付いています、花弁は、五弁で、20輪位が球状に着けます。

勿論、「桜」では無いのですが、花が、長い期間咲くので、”散らない桜” の異名も付いています。

5弁のピンク色の花が、花が、少ない季節の彩りです。

花弁の表面に山脈の様な盛り上がりが在って、優雅さを引き立てます。

秋が、開花期ですが、此の時季にも花を咲かせます。

寒さに弱異のですが、5度位の気温で越冬出来ますので、冬は、室内で愉しみます。

園芸種も多いようで、花色は、白、ピンク、濃いピンク色等の花色が

アカネ科、ルクリア属、半耐寒性常緑低木、ヒマラヤ、中国原産、学名    Luculia pinceana

別名「アッサムニオイザクラ」、「ルクリア・ピンセアナ」

今日の  "冬に咲く”  は、「アッサムニオイザクラ」(ルクリア)にしました。

露地では、11月頃が、開花の終りを迎えますが、室内では、充分、栽育が、可能です。



 

他の画像は、gif   にしました。

冬、室内で栽育すると、夏の花「ハイビスカス」も大きな鮮やかな花を咲かせます。

窓のガラスには、寒さで、露が張り着いています。

 

 


冬に咲くー№ 7

2023-12-10 | 植物 花

今日の <冬に咲く> は、冬、植物園の温室に咲く花にしました。

冬でも、植物園の温室は、熱帯雨林の姿を呈します。

 

第1回目は、「メディニラ・マグニフィカ」の花です。

<「メディニラ・マグニフィカ」>

和名が、「オオバヤドノボタン」(大葉宿野牡丹)と称する面白い名前が付いています。

葉茎が無い大きな葉が、対生して着くからでしょうか、露地では、7月から8月頃が開花期です。

枝先から長い花茎が下垂し、花をピンク色の苞が包みます、花は、葡萄の房の様な花房に咲きます。

雄蕊の葯の青紫色と黄色が目立ちます。

ノボタン科、メディニラ属、常緑小低木、フイリッピン原産、学名   Medinilla magnifica

英名   Showy medinilla、Shandelier tree英名は、“目立つシャンデリアの様な” 花ですか


<上図は、クリックで拡大表示します>

他の画像は、動画にシマした。