花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

鼠の名前が付いた「クフィア・プルプレア」

2024-09-15 | 植物 花

今日も動物の名前が付いた植物を挙げます、「クフィア・プルプレア  ’タイニーマイス’  」の花です。

 ”鼠”  の名前が付いたユニークな形状の「クフェア・プルプレア」の花で、「クフェア」の代表的な園芸品種の一つです。

<「クフェア・プルプレア `タイニーマイス`」>

「クフェア」  Cuphea spp.  の代表的な園芸品種です。

総状花序に筒状花を着けます、先端に大きな花弁の様な萼が目立ちます。

多くの種類が有るクフェア属間の交雑種とのこと、花色が、濃い紫色や白色の混在で

恰も、濃い紫色が鼠の顔、萼が耳、白色が鼠の歯に見立て

”小さな鼠” 「クフェア・プルプレア `タイニーマイス」 Cuphea purupurea `Tiny Mice`  の学名が付いています。

鼠の耳は、此の萼のように大きくないですが、ミッキーマウスの耳には似ています。

顔全体は、鼠より寧ろコウモリの顔に似ていると思います。

ミソハギ科、クフェア(タバコソウ)属、非耐寒性常緑低木、メキシコ、グァテマラ原産 

 



 

”タイニーマイス”  の名前の由来は、濃い黒紫色が  ”子鼠”  の顔で、萼が耳、白色は、歯に相当します。

”子鼠”  より  ”蝙蝠”  に似ている様ですが ・ ・ ・ <鼠の画像は、借用したものです>

 

尚、「クフェア」には、他に多くの品種が有りますが、今日は、「クフェア・イグネア」を追加で、挙げてみました。。

”鼠  の名前は付いてませんが、序でですから

<「クフェア・イグネア」>

花の姿が、”火が点いたタバコ” の様に見えるので、「タバコソウ」(煙草草)の名前も付いています。

毛を生やした枝が、多数分枝します、花は、葉と葉の間に着いて咲きます。

花の筒状ものは、紅色が鮮やかな萼で、先端に濃い紫の輪と其の先端に白い輪が着きます。

ミソハギ科、クフェア(タバコソウ)属、半耐寒性常緑低木、メキシコ、グアテマラ原産

学名   Cuphea ignea 、英名   Cigar flower、Cigar plant、別名「タバコソウ」(煙草草)

尚、別名に「ベニチョウジ」(紅丁字)の名前を付けていますが

「ケストルム・エレガンス」  Cestrum elegans も「紅丁字」の名前なので此処では省きます。

現地では、200種以上の品種が有るとのこと、日本で見られる主なものは

「クフェア・ヒソップフォリア」  C. hyssopifolia「クフェア・ミクロペタラ」 C. micropetala

「クフェア・イグネア」には、「タバコソウ」煙草草  の異名も付いてますが、”火が点い煙草” のイメージが湧きますか

他に、「クフェア」の主な品種は、「ハナヤナギ」<「クフェア ミクロペタラ」> Cuphea micropetala

「メキシコハナヤナギ」<「クフェア ヒッソピフォリア」> Cuphea hyssopifolia   等が

一般的には、「ミクロペタラ」を「クフェア」とするとのことです。


夏か懸けて懸けて咲く "猫" 「オタカンサス」

2024-09-12 | 植物 花

今日は、今迄、シリ-ズで載せてきた <カラーリーフ”  シリーズ>を一端中止して、花に戻ります。

今回は、動物の名前が付いた植物を挙げてみました、猫の名前が付いた植物です。

一回目は、「オタカンサス」の花です、”青い猫の目”  の名前が付いていますが、納得いきますか、先ずは、御覧下さい。

<「オタカンサス」>

唇型の2枚の青紫色の花弁が、上下に開き、中心に細長い白い斑模様を猫の目に見立てたもので

別名「ブルーキャッツアイ」の名前が付いています。

草丈1M位まで伸び、葉は、対生します。

花言葉が、”心変わり” 、猫の目がクルクル変化するから

ゴマノハグサ科、オタカンサス属、半耐寒性多年草、南アメリカ原産、学名   Otacanthus caeruleus

英名    Blue Cat's Eye、Brazilian Snap Dragon(ブラジルの「金魚草」)Amazon Blue

<他の画像は、動画にしましt>

別名は、「ブルーキャッツアイ」、猫の目なのです、雰囲気は、どことなく ・ ・ ・ <猫の目は、画像借用>


 

猫に纏わる花では、「キャットミント」が、有りまが、”キャット” の名前の由来は

以前は、猫が好む「ハーブ」の「イヌハッカ」 Nepeta cataria 、別名「キャットニップ」を指していた由

”猫が大好きな「ハーブ」からの命名だった訳です、猫の容貌からの命名ではなかった訳です。

徐々に、園芸種が、増えてきて、此の「キャットミント」 Nepeta × faassenii  が、主になると、此の「ファーセニー」を

「キャットミント」と呼ぶようになったとか、シソ科、ネペタ、イヌハッカ属、多年草

此のシリーズには、不適当な採り上げですが、”キャット” が、付いてるので御容赦を!!

 

 

次の ”ネコノヒゲ(猫の髭)”   も<猫>の名前が、付いています、シソ科の植物です。

<「ネコノヒゲ」>

総状花序に白色、淡い青色、淡いピンクの花を咲かせます、雄蘂、雌蘂が長く出て

猫の髭の様に反ります、名前の由来になっています。

初夏から晩秋と長い花期を愉しむことができます。

薬草として古くから利用された様です、クミスクチン茶が有名です。

花や葉は、「シソ」(紫蘇)に似たところが有ります。

シソ科、オルトシフォン属、非耐寒性多年草、インド、マレー半島、オーストラリア原産

学名   Orthosiphon aristatus、英名   Cat's whiskers、別名「キャッツウイスカー」、「クミスクチン」

尚、「クミスクチン」は、マレー語でも<クミスは、猫>、<クチンは、髭>を意味する由

 



 下図は、猫の髭のUPです、似ています    <借用画像>


夏、カラーリーフ シリーズ№ 8「ラミウム」2種

2024-09-07 | 植物 花

今日のカラーリーフは、2種の「ラミウム」の葉にしました、シソ科特有の葉の表情を愉しみます。 ’

花も観葉植物としても人気の「ラミウム」です。

「ラミウム・マクラーツム 」の園芸種と「ラミウム・ガレオブドロン 」の園芸種にしました。

最初は、銀白色の斑模様が、綺麗な「ラミウム ・マクラーツム `ビーコンシルバー`」です。

<「ラミウム・マクラーツム`ビーコンシルバー`」>

「ラミウム・マクラーツム」の園芸品種で、銀白色の葉の縁が緑色、観葉植物としても愉しめます。

リング状の集散花序を出して、唇型の花を着けます。

”上唇” が ”下唇” に被さるように着きます、蜜を吸う蜂の背中に花粉を着けて、受粉を助ける為とか

日本の「オドリコソウ」や「ホトケノザ」の仲間です。

シソ科、オドリコソウ(ラミウム)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、北アフリカ原産

学名   Lamium maculatum `Beacon Silver`、英名   Spotted dead nettle 


葉を鑑賞用として愛でますが、5月から6月頃に懸けて花を咲かせます、シソ科特有の花です。

 

次は、黄色い花を咲かせる「ラミウム・ガレオブドロン `へルマンズ ブライド`」です。

「ラミウム・ガレオブドロン」の園芸種とか、4月から5月に黄色い花を咲かせます。

此の花も日本に自生する「ホトケノザ」や「オドリコソウ」の仲間です。

上に載せた「マクラツム」より少し大きな花を咲かせ、葉の先端が尖ってギザギザの葉縁です。

シソ科、オドリコソウ属、ヨーロッパ、西アジア原産、耐寒性多年草

学名   Lamium galeobdolon ` Harmann`s Pride


花は、春の頃に黄色い花を咲かせます、シソ科特有の形です。。

 

最後は、「ラミウム・ガレオブドロン  ’ ヴァリエカダ ’」です。

m濃い緑色の葉に灰白色の塗料を流したような斑模様が、葉の形と相俟って美しいものです。

細い蔓を伸ばして、繁茂するので、グランドカバーとして利用される。

4月、5月の頃にシソ科の形の黄色い花を咲かせます。

上載の「ラミウム・ガレオブドロン ’ヘルマンズブライド’」と同様「ラミウム・マクラーツム」の園芸種とのこと

学名    Lamium  gadeobdolon  'Variegatum'  、別名「ツルオドリコソウ」、ヨーロッパ原産、シソ科、耐寒性多年草、半蔓性、


<小さい画像は、クリックで拡大します>


夏、カラーリーフ シリーズ № 7

2024-09-05 | 植物 花

今日は、”毛深い カラーリーフ ” 「ラムズイヤー 」と「トラデスカンチア・シナモンタナ」の葉を挙げてみます。

<「ラムズイヤー」>

柔らかい白い毛で覆われている葉が、<羊の耳>  Ram`s ear (「ラムズイヤー」)に似てるので、此の名前が付いた由

将に、純白の産毛揃った揃った ”子羊の耳” です。

ロゼット状の株から立ち上がった花茎に、階段状に紫色の花を咲かせます。

葉には香りが有り、ポプリやドライフラワーに利用します。

銀白色の毛が生えた葉と、茎と、紫色の花とのコントラストを愛でます。

正月料理に使う中国原産の「チョロギ」(草石蚕) Stachys affinis  の 仲間ですが、花の豪華さが違います。

根は、巻貝に似ていて、ユリ根の食感です、蚕にも似ていて、<「草石蚕」>の名前が、付いたようです。

シソ科、イヌゴマ(スタキス)属、耐寒性多年草、這性、学名   Stachys byzantina

別名 「スタキス」、「ワタチョロギ」、「シルバーカーペット」

葉は、将に、子羊の耳、<Lamb's ear>です、親羊の剛毛ではなく、フワフワした、子羊の軟毛です。



他の画像は、動画にしました

下図は、花です



次は、「トラデスカンチア・シラモンタナ」の葉です。

寒い季節に向ってか、柔らかい綿毛が葉を覆っています、「ムラサキツユクサ」の花に

似ていて、観葉植物の「トラデスカンチア」の仲間です。

ツユクサ科、トラデスカンチア属、常緑多年草、学名 Tradescantia sillamontana 、メキシコ原産

別名 「ホワイトベルベット」、「シラユキヒメ」(白雪姫)、どちらも、白い綿毛を著した命名です。


<上図は、クリックで拡大します>

秋から、冬に懸けて淡紫色が綺麗な花が、咲きます。


夏、カラーリーフ シリーズ № 6 「ニューサイラン」他

2024-09-02 | 植物 花

今日は、剣状葉が、美しいリューゼツラン科のカラーリーフを2種挙げます、剣状の葉が風に靡きます。

「ニューサイラン 」と「コルジレネ・オーストラリス」のカラーリーフです

<「ニューサイラン」>

生け花やフラワーアレンジメントに添える事が多いカラーリーフです。

 「ニューサイラン」は、「テナックス」  Phormium tenax   と「クウチアヌム」  P . cookianum、と此等の交雑種を指すとのことです。

明治時代に、葉の線維を採る為に輸入して栽育した由

葉の色は、銅、赤、紫色、斑入等で、細長い剣状の葉が、株元から扇形に立ち上がります。

花茎を伸ばして、筒状の赤や黄色の花を咲かせます、草丈は、約2m、

リュウゼツラン科、フォルミウム属、半耐寒性多年草、学名     Phormium cv.ニュージーランド原産&nbsp

英名    New zealand flax、別名 「マオラン」

尚、「ニューサイラン」の名前は、英名からかと思ったのですが、調べると、漢字名からと分かりました。

原産国のニュージランドの漢字名<新西蘭>からとか、他に漢字名として「マオラン  /  真麻蘭」、「入西蘭」等が有りました。


花は、6月から7月頃に開花します、花の開花は、40年毎にとの記事を見ましたが、此処では、毎年、視ることが、出来ます。

 

次は、同じ様な剣状葉の「コルジレネ・オーストラリス」のカラーリーフです。

<「コルジレネ・オーストラリス」>

南国ムード一杯のカラーリーフで「ニューサイラン」の葉によく似ています。

葉の色が違う品種が多く、葉の色のバリエーションを愉しみます。

上に挙げた「ニューサイラン」に似ていますが、此方は、根茎が在って、徐々に上に伸びます。

根元から放射状に葉を伸ばす「ニューサイラン」とは、違い、当然、樹高も6M位になり、自生種は、10m位になる由

立ち上がる茎に葉を着け乍ら上に登り上がるのです。

ニュージーランドの原住民も、ロープやゴザの材料にした由

尚、同じ「コルジレネ」でも「コルシレネ’アイチアカ」や「コルジレネ’パープルコンパクタ」の様に

幅広の葉のものは別の日に挙げることにします。

リュウゼツラン科、コルジレネ属、常緑高木、オーストラリア、ニュージーランド原産

学名  Cordyline australis 、英名 Cabbage tree、和名  「千年木」、「ニオイシュロラン  /  匂蘭」


他の画像は、動画にしました

花は、「シュロ  /  棕櫚」の花に似ています、和名は、「ニオイシュロラン  /  匂棕蘭蘭」