
さあ、いよいよ始まりました、黒田女史の「新築のお家に設置する洗面台」のろくろ挽き。
まずは4キロの粘土のコロシからスタートです。

しかし、玉取りをするまでに一時間を要したぞ。
ずいぶんと土の量が減ってしまった。
これじゃ、玉取りじゃなく、手間取りだあ。

それにもめげず、径をひろげていく。
顔が収まるほどの広さが必要なんだが、これで足りるのか?

おっと、ここで暴挙だあ。
土が足りないとみるや、この上にさらに追い土!
ヒモ積みにして、さらに伸ばそうという魂胆か。

ところがこの技法、昔から大ツボをつくるときなどによくやる手。
この手を使えば、果てしなく大きな洗面台に育てられるという算段だあ。

おっと、隣では、女史の熱さに感化された男どももろくろを始めたぞ。

おお、こちらもでかい。
児玉さん。

こっちもか。
まるで女史の荒い鼻息が伝染したかのようだ。
横山くん。

しかし、黒田女史の浮かれた熱は、ここにとどまらない。
さらに追い土をして、径をひろげようと言うのか〜。

考えてみりゃ、これじゃとうてい顔など洗えない。
もっともっと大きく育てるのだ〜。

順調なようだぞ。
しかし、ここにきて底面の狭さが気になる・・・
もう少し広く取っとけばよかったか?

この後の悲しい出来事は・・・非公開ってことで。
しかし、長年の願望に肉薄したぞ。
次回はきっとうまくいく。
がんばれ、黒田女史〜!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園