花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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2013 入来の太鼓踊り(鹿児島県薩摩川内市)

2013-08-26 18:46:43 | 祭り・伝統行事
例年8月最後の日曜日は太鼓踊りが各地の神社に奉納されます。8月25日(日)は薩摩川内市入来地区にある諏訪神社での奉納風景を撮影できました。ここでの撮影は初めてのため踊りの正式名称がわからないので幟旗に記された呼び名で紹介します。



この日の奉納は4団体。最初の団体は予定を早めて踊りましたが、10時前には激しい雨が降ってきました。私が神社に着いた10時頃には奉納を終えた直後で、慌ただしく次の場所へ移動していきました。

最初の団体名は判らないままでしたが、2番目の団体は「下手副田楽(しもでそえだがく)一本矢旗(いっぽんやばた)保存会」でした。名のとおり太鼓打ちは長い一本の矢旗を背負っています。



足元には水溜りが残り、周囲の杉木立からは滴が落ち続ける中での奉納でした。鉦打ちは飾りの付いた赤い編み笠を深くかぶり異様なほどに目立ちます。

次の画像は3番目の「下名楽(しもみょうがく)山下太鼓踊保存会」です。ここの矢旗は先が3本に分かれています。鉦打ちは笠頭に山鳥の羽を飾っています。





諏訪神社では踊り子にお神酒が振舞われていましたが、車運転のため飲めずに残念という人も多かったようです。



最後の4団体目は「朝陽(ちょうよう)太鼓踊り」です。平成20年から途絶えていましたが朝陽地区の方々の熱意で今年復活しました。小学生や幼児も参加していましたが相当な練習を積まれたのでしょう、最後まで息の合った勇壮な踊りでした。





杉木立に矢旗の飾りが映えてきれいでした。太鼓踊りとしては加治木や蒲生に近い郷士の踊りです。頭に太鼓打ちは兜を、鉦打ちは陣笠をかぶっています。加治木や蒲生では顔を化粧して付け髭もつけます。



天候が回復した鳥居そばで、奉納を終えた安堵と充実感で誇らしげな踊り子さんたちです。記念撮影の後に撮影させていただきました。太鼓踊りに関する資料も頂きありがとうございました。伝統芸能の継承と地域の発展をお祈りします。
コメント (2)
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