大寒を前に鹿児島にも普通の冬が戻ってきました。
雲が多い日が続きましたが、きょうは朝からずっと快晴です。
以下の画像1枚と資料2点は気象庁及び鹿児島地方気象台ホームページから引用しました。
気象庁の桜島観測カメラ画像 2016/01/16 15時 牛根
大隅半島側の垂水市牛根地区に設置された監視カメラ画像です。今の時期には珍しく、雲一つない快晴です。山体左側(南側)上部が昭和火口ですが噴煙は出ていません。
昭和火口活動再開後の桜島噴火回数
2006年6月に活動を再開した昭和火口では、2009年から活発な活動が続きました。昨年8月15日には地震活動が頻発し噴火警戒レベルが4に引き上げられました。
直後に大きな噴火はなく警戒レベルは9月1日には3に、11月25日には2へ引き下げられています。桜島では昨年9月中旬以降は噴火が観測されていません。
桜島の規制範囲図 気象庁 桜島の噴火警戒レベル説明資料から引用
噴火警戒レベルは2ですが昭和火口及び南岳山頂火口から2km以内への立入りは禁止されています。鹿児島地方気象台のページには桜島などの資料画像「鹿児島火山写真館」があります。航空機からの撮影画像も多数掲載されています。こちらからご覧ください。
桜島安心宣言。 鹿児島市観光サイトから引用
桜島の観光案内図
桜島ビジターセンターページから引用しました。
昨年夏の警戒レベル引き上げの影響で桜島を訪れる観光客が減少しています。噴火のない状態が4ヶ月ほど続いており、鹿児島市では桜島安心宣言を出して観光産業への支援を進めています。
夜明け前の桜島 2016/01/15 NHK7時前のニュース画像
鹿児島市の日の出は7時18分、NHK鹿児島放送局からの画像です。朝日は画面右側の高隈山系に上がります。手前右手は種子島行きのフェリーです。
昨年の桜島 2015/01/23 夕暮れの桜島 牛根から撮影
夜の噴火 2012/01/24 桜島黒神地区から撮影
鹿児島市民にとっては愛憎半ばする桜島ですが、これほど長期間静かだと見慣れた風景が失われたようで何か物足りません。火山灰に悩まされずありがたいのですが、噴火撮影の楽しみがないなどと思い・・・われながら身勝手なものです。
昭和火口の活動再開後も桜島の噴火回数は少ない状態でした。昭和火口の活動は一時的なもので収束しそうな感じでしたが、2009年から活発になりました。
桜島は2万6千年ほど前に姶良カルデラの南縁に誕生したとされています。火山活動の時間軸で考えると4ヶ月などはごく短い期間に過ぎません。
姶良カルデラ地下のマグマ蓄積は大正噴火前のレベル近くまで進んでおり、近い将来大規模な噴火が起きる可能性が高いとされています。鹿児島市民にとって目の前の桜島、ほどほどに穏やかであってほしいものです。
雲が多い日が続きましたが、きょうは朝からずっと快晴です。
以下の画像1枚と資料2点は気象庁及び鹿児島地方気象台ホームページから引用しました。
気象庁の桜島観測カメラ画像 2016/01/16 15時 牛根
大隅半島側の垂水市牛根地区に設置された監視カメラ画像です。今の時期には珍しく、雲一つない快晴です。山体左側(南側)上部が昭和火口ですが噴煙は出ていません。
昭和火口活動再開後の桜島噴火回数
2006年6月に活動を再開した昭和火口では、2009年から活発な活動が続きました。昨年8月15日には地震活動が頻発し噴火警戒レベルが4に引き上げられました。
直後に大きな噴火はなく警戒レベルは9月1日には3に、11月25日には2へ引き下げられています。桜島では昨年9月中旬以降は噴火が観測されていません。
桜島の規制範囲図 気象庁 桜島の噴火警戒レベル説明資料から引用
噴火警戒レベルは2ですが昭和火口及び南岳山頂火口から2km以内への立入りは禁止されています。鹿児島地方気象台のページには桜島などの資料画像「鹿児島火山写真館」があります。航空機からの撮影画像も多数掲載されています。こちらからご覧ください。
桜島安心宣言。 鹿児島市観光サイトから引用
桜島の観光案内図
桜島ビジターセンターページから引用しました。
昨年夏の警戒レベル引き上げの影響で桜島を訪れる観光客が減少しています。噴火のない状態が4ヶ月ほど続いており、鹿児島市では桜島安心宣言を出して観光産業への支援を進めています。
夜明け前の桜島 2016/01/15 NHK7時前のニュース画像
鹿児島市の日の出は7時18分、NHK鹿児島放送局からの画像です。朝日は画面右側の高隈山系に上がります。手前右手は種子島行きのフェリーです。
昨年の桜島 2015/01/23 夕暮れの桜島 牛根から撮影
夜の噴火 2012/01/24 桜島黒神地区から撮影
鹿児島市民にとっては愛憎半ばする桜島ですが、これほど長期間静かだと見慣れた風景が失われたようで何か物足りません。火山灰に悩まされずありがたいのですが、噴火撮影の楽しみがないなどと思い・・・われながら身勝手なものです。
昭和火口の活動再開後も桜島の噴火回数は少ない状態でした。昭和火口の活動は一時的なもので収束しそうな感じでしたが、2009年から活発になりました。
桜島は2万6千年ほど前に姶良カルデラの南縁に誕生したとされています。火山活動の時間軸で考えると4ヶ月などはごく短い期間に過ぎません。
姶良カルデラ地下のマグマ蓄積は大正噴火前のレベル近くまで進んでおり、近い将来大規模な噴火が起きる可能性が高いとされています。鹿児島市民にとって目の前の桜島、ほどほどに穏やかであってほしいものです。