花浄土鹿児島

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満月と鬼火焚き 皆与志町 2023/01/07(鹿児島)

2023-01-08 11:19:07 | 祭り・伝統行事
1月7日(土)日没後、鹿児島市皆与志町で鬼火焚きがありました。

17時46分 まずは体を温める


ここは鹿児島市北西部の皆与志(みなよし)町、後ろの建物は皆与志小学校です。先月下旬に木や竹で櫓が組まれ、今日は門松なども加えて間もなく点火されます。

12月24日 準備作業の様子


1950年(昭和25年)に鹿児島郡伊敷村が鹿児島市に編入された際、大字皆房(かいぼう)と大字比志島(ひしじま)の全域を以て鹿児島市の町「皆与志町」となりました。

日本の警察制度を確立した「日本警察の父」として知られる初代大警視(現在の警視総監)川路利良の出身地(明治維新前の比志島村)です。(wikipedia.org/wiki/皆与志町から引用)

12月24日 孟宗竹と木で組まれた櫓


鬼火焚きは地域の人々の無病息災を願う、正月明けの伝統行事です。年末に孟宗竹や木などで櫓を組み、正月明けの門松なども加えます。

昭和の頃は子供たち中心の行事でしたが、今では地域の子供たちの見守り活動の一環として地元自治会などを中心に開催されています。

開催日は七草の1月7日に近い土日、祝日です。殆どは暗くなった時間帯に点火しますが朝方や昼間の所もあります。

17時50分 日没は17時半 だいぶ暗くなった


昼間は強かった風が収まり鬼火焚きには幸いでした。ここは広い田圃で林と離れていますが、飛び火を思えば強風だと心配です。

隣の郡山地区では道路や建物からかなり近い場所に櫓があり、火をつけても大丈夫かと心配な個所も見かけました。

17時57分 点火




櫓ができてからは雨なしの日が続いていました。7日は朝方鹿児島市で雨量1.5ミリを観測しただけで、点火後たちまち火が燃え上がりました。

餅やぜんざいが準備されていた






今回も三脚は使わず、ISO感度を3200まで上げて火から離れた場所を写して回りました。もっと感度を上げて、炎の揺らめきや飛び散る火の粉などを狙うと違った表現ができそうです。

18時15分 東の空に満月(月齢14.5)


車に戻る途中で振り返ると、東の空に丸い月が上がりきれいでした。燃え上がる炎とはじける竹の音に気を奪われ、月には全く気付きませんでした。

鬼火焚きと満月はこれまで経験がなく大変印象的でした。今年も良い一年になりそうでうれしいことです。皆与志町の皆さん、ありがとうございました。
コメント (2)
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