花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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スグロドン祭り 次郎次郎踊り 2025/03/02(鹿児島)

2025-03-05 16:30:57 | 祭り・伝統行事
3月2日(日)午前の太郎太郎踊りに続き、午後は次郎次郎踊りです。

13時53分 射勝神社 薩摩川内市水引町 以下の画像は3月2日に撮影


気になっていた雨は降らず、予定通り神事が始まろうとしていました。神社周辺道路の駐車車両は昨年より少なめでした。

射勝神社(いすぐるじんじゃ)は地元ではスグロドン(射勝殿)と呼ばれ親しまれています。毎年3月初旬に奉納される農耕田園劇が次郎次郎踊りです。

14時12分 神社の裏手では太い薪が燃やされていた


午前中の太郎太郎踊りと同様の踊りですが、演者は手拭いで顔を隠したままの無言劇のため誰が演じているのか判りません。

田打ちでは祭りの見物人を虫に見立て、火のついた太い丸太(トッゴロ)の煙で追い払い、後半にはコッテ牛(雄牛)も登場して暴れ回る荒っぽい祭りです。

演者の動きに気を配らないと、撮影に熱中しているカメラマンのすぐ近くに迫ってくることもあります。

14時14分 境内での神事


カメラマンが多く集まり演者が動きにくいとのことで、今年は西側の長椅子席は使われませんでした。

14時30分 虫を追い払う子供たち


踊りの始まりに子供たちが木の枝を振って虫を追い払う仕草をします。

14時34分 テチョ(丁長)が登場


煙の出るトッゴロを担いで丁長が現れました。田圃への水の取り入れなどした後、キセルたばこで一服します。

トッゴロで虫を追い払う


トッゴロを地面にこすりつけて虫を追い払う仕草をします。煙の出が悪く、この後煙がよく出る新しい丸太と交換されました。

14時43分 息子たちが操る牛が登場


前後に人が入った大きな牛が現れ、息子たちとともに田んぼを耕します。無言のまま観客にも接近して暴れ回ります。

14時48分 見物人を虫と見立てて追い払う仕草


息子たちは丁長よりも元気のある乱暴者、あちらこちらで観客、カメラマンが火と煙から身を避けています。

子供たちは鳥居の辺りまで追われたようで可愛い悲鳴が聞こえました。

14時51分 お嫁さん登場 この後子供が生まれる


田打ち作業が終わるとお嫁さんが現れ、抱き合うとほどなく子どもが生まれます。この場面は午前中の太郎太郎踊りと同様です。

14時52分 落花生が撒かれて祭りはお開きに


子供が生まれてお祝いに落花生が撒かれ、観客が拾い集めていました。写すのに夢中で、今年は落花生を拾えませんでした。

草道郷土芸能保存会の皆様には、今年も元気の出る次郎次郎踊りを見せて頂きありがとうございました。

今日は薩摩川内市の久見崎諏訪神社でも、久見崎次郎次郎踊りが奉納されました。今回は久見崎に行く予定でしたが、阿久根市大川地区の梅巡りで遅くなり行けませんでした。

巫女さんの神舞が奉納された2014年の次郎次郎踊りについては、こちらからご覧ください。

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