1月18日(水)雲の多い日、午後から吉田~蒲生方面に出かけました。
県道横の上り口 以下の画像は1月18日に撮影
都迫(どんざこ)かくれ念仏洞は鹿児島市本名町(旧吉田町)都迫地区、県道40号伊集院蒲生溝辺線のすぐ横にあります。
細い階段道を上がっていきます
左手は竹林 手すりはあるが足元注意
坂道の手すりは一部で交換されていますが、大部分はさび付き足元のコンクリートも不安定なところがありました。
入口は左手 上には大木がある
参観者名簿 今は使われていない
平成17年8月1日付けの鹿児島市指定記念物です。最初訪れたのはその数年後でしょうか、当時は道路脇に大きな案内板がありました。
参観者名簿箱を開けると中が蜂の巣になっていて驚いた記憶があります。
入口 周囲はシラス崖 落葉がかなり溜まっている
かつての案内板には次のように書かれていました。
都迫(どんざこ)の念仏かくれ窟(くつ)
薩摩のかくれ念仏、殉教秘話「血は輝く」佐々木教正著に取りあげられている洞くつである。
薩摩藩が厳しい真宗禁止を行った頃(1550年頃以降)藩の役人の目を逃れて、仏を拝んだり修行するために造られた洞くつであろう。
入口は、断崖の中ほどにあり、外部からは所在がわかりにくくなっている。
内部の構造は、よほど巧みに造られており、上部に向かって空気抜けの穴がある。奥に小さな室を設け、通路、位置などにいろいろな工夫がなされている。(引用終わり)
かなり古い仏具などがあった
奥行きは10mほどですが、入り口部分の数メートルは天井高が低く背中が当たります。奥の広い部分は高さがあり普通に立っていることができました。
初めて中に入るのは勇気がいることでしょう。前向きには進みにくく、後ろ向きに入って行きましたがすぐに頭を打ちました。懐中電灯も必要ですが、壁にはゲジゲジのような大きな虫がいてゾッとしました。
虎ロープにすがり、助けられる
やはり光の届かない洞窟の中は不安なもので、一通り撮影するとすぐに出たくなりました。ありがたいのは手すりから伸びる、黄色と黒の長い虎ロープ。
外に出るときは背中を丸めながらも前進で出られます。まるで蜘蛛の糸にすがるようにして外に出ました。
撮影で県内各地を巡る中には、もう一度訪れたい、あるいはもう一度来れるだろうかと思うようなところも多いものです。
民家後ろの崖にある
あらためて振り返ると、全く外見上は気付きません。信教が自由になった明治期以降すでに150年以上も過ぎて今も残る念仏洞、再訪できて何よりでした。
殆ど人が訪れない洞窟で、出入りもしにくいので単独では行かない方が無難です。
かくれ念仏の史跡として比較的訪れやすいのは、鹿児島市花尾町の花尾かくれ念仏洞です。花尾山、念仏洞などのブログはこちらからご覧ください。
南天と菜の花
近くの方にお話を伺うと、以前はバスで訪れる団体さんもありましたが、今はコロナ禍が続き訪れる人はいないようです。おそらく近隣有縁の方が普段の管理などされているのでしょう。
立ち話でしたが、ロープに助けられ、奥まで入り南無阿弥陀仏とお念仏ができてうれしかったことをお話しできて幸いでした。
県道横の上り口 以下の画像は1月18日に撮影
都迫(どんざこ)かくれ念仏洞は鹿児島市本名町(旧吉田町)都迫地区、県道40号伊集院蒲生溝辺線のすぐ横にあります。
細い階段道を上がっていきます
左手は竹林 手すりはあるが足元注意
坂道の手すりは一部で交換されていますが、大部分はさび付き足元のコンクリートも不安定なところがありました。
入口は左手 上には大木がある
参観者名簿 今は使われていない
平成17年8月1日付けの鹿児島市指定記念物です。最初訪れたのはその数年後でしょうか、当時は道路脇に大きな案内板がありました。
参観者名簿箱を開けると中が蜂の巣になっていて驚いた記憶があります。
入口 周囲はシラス崖 落葉がかなり溜まっている
かつての案内板には次のように書かれていました。
都迫(どんざこ)の念仏かくれ窟(くつ)
薩摩のかくれ念仏、殉教秘話「血は輝く」佐々木教正著に取りあげられている洞くつである。
薩摩藩が厳しい真宗禁止を行った頃(1550年頃以降)藩の役人の目を逃れて、仏を拝んだり修行するために造られた洞くつであろう。
入口は、断崖の中ほどにあり、外部からは所在がわかりにくくなっている。
内部の構造は、よほど巧みに造られており、上部に向かって空気抜けの穴がある。奥に小さな室を設け、通路、位置などにいろいろな工夫がなされている。(引用終わり)
かなり古い仏具などがあった
奥行きは10mほどですが、入り口部分の数メートルは天井高が低く背中が当たります。奥の広い部分は高さがあり普通に立っていることができました。
初めて中に入るのは勇気がいることでしょう。前向きには進みにくく、後ろ向きに入って行きましたがすぐに頭を打ちました。懐中電灯も必要ですが、壁にはゲジゲジのような大きな虫がいてゾッとしました。
虎ロープにすがり、助けられる
やはり光の届かない洞窟の中は不安なもので、一通り撮影するとすぐに出たくなりました。ありがたいのは手すりから伸びる、黄色と黒の長い虎ロープ。
外に出るときは背中を丸めながらも前進で出られます。まるで蜘蛛の糸にすがるようにして外に出ました。
撮影で県内各地を巡る中には、もう一度訪れたい、あるいはもう一度来れるだろうかと思うようなところも多いものです。
民家後ろの崖にある
あらためて振り返ると、全く外見上は気付きません。信教が自由になった明治期以降すでに150年以上も過ぎて今も残る念仏洞、再訪できて何よりでした。
殆ど人が訪れない洞窟で、出入りもしにくいので単独では行かない方が無難です。
かくれ念仏の史跡として比較的訪れやすいのは、鹿児島市花尾町の花尾かくれ念仏洞です。花尾山、念仏洞などのブログはこちらからご覧ください。
南天と菜の花
近くの方にお話を伺うと、以前はバスで訪れる団体さんもありましたが、今はコロナ禍が続き訪れる人はいないようです。おそらく近隣有縁の方が普段の管理などされているのでしょう。
立ち話でしたが、ロープに助けられ、奥まで入り南無阿弥陀仏とお念仏ができてうれしかったことをお話しできて幸いでした。
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