浪漫飛行への誘(いざな)い

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川端龍子の記念館を訪ねて

2021年10月24日 16時03分13秒 | お出かけ

10月24日、BS日テレの「ぶらぶら美術館」で紹介された大田区立龍子記念館に行ってみた。天気がよかったので、30分あまりかけて自転車で出かけたが、日曜ということとテレビで紹介されたからかそこそこの人々が訪れていた。この美術館は、大正、昭和の日本画壇の巨匠、川端龍子(1885-1966)の作品が展示されているが、今は、高橋龍太郎氏のコレクション絵画とのコラボ企画展が行われており、その模様がテレビ番組で紹介されたものである。65才以上は入場無料というのも嬉しい。

記念館の前に龍子の邸宅跡地を区立公園にした龍子公園があるが、見学時間が決まっているので、まず10時の公園見学から始めた。公園には、旧居、アトリエ、庭園があるが、建物は龍子自ら設計し、亡くなるまでここで過ごしたとのことである。係員によるガイド説明があり、巨匠のことがよくわかった。庭には、爆弾が落とされた跡をそのまま残した「爆弾散華の池」がそのまま残されている。被弾の模様は絵画としても描かれている。アトリエには、龍子が使っていた絵具が残されている。旧宅の一部は、持仏堂とし、十一面観音菩薩立像(奈良時代、今は記念館に展示)と毘沙門天、不動明王立像(国立博物館で保管)が置かれており、朝夕にお参りをしていたとのことである。

公園を見学してから、龍子記念館の特別展を見学した。建物は、龍子が生前に自ら設計したもので、龍にちなんで、上からみると「タツノオトシゴ」の形となっており、屋根には、龍舌蘭の彫刻が宝珠のように載っているほどの凝り具合である。テレビでかなり事前情報を得ていたので、わかりやすく作品を見学することができた。パンフレットにもある「香炉峰」という半透明な飛行機が描かれている作品とコラボ作品としては、会田誠の戦闘機がいっぱい描かれている「紐育空爆之図」が特に目を引いた。源義経をジンギスカンに見立てた龍子の作品や鴻池朋子の「ラ・プリマヴェーラ」も興味を引いた。こんな美術館が自転車で行けるところにあるとは、テレビを見るまでは知らなかったが、65才以上無料なので、龍子記念館と公園見学に足をのばしてみてはどうでしょうか?コラボ展は、11月7日までとのことである。

写真は、龍子記念館の建物と「香炉峰」「紐育空爆之図」の作品と龍子公園の旧宅

 

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記念日計画がGo toトラブルに巻き込まれる

2020年12月16日 08時29分40秒 | お出かけ

17日は40数回目の結婚記念日に合わせ、Go Toトラベルを利用して、都内のホテルに宿泊する計画であったが、菅首相独断による突然のGo Toのいっせい中止の発表により計画中止が余儀なくされた。当初、銀座のドイツレストランで記念日ディナーを行い、本籍地となっている中央区新富町に建てられた新しいホテルに宿泊し、翌朝は、テレビでも取り上げられた築地本願寺のカフェで特別朝食を食べる計画を立てていた。

ホテル代は、もともとコロナ禍で宿泊客が減っていたためか、1泊1部屋6000円であったが、Go Toの35%割引とクーポン利用で、二人で2900円という格安料金となったので、飛びついたものであった。自分達もそうだが、キャンセルが続出しているであろう旅行業界、ホテル業界、飲食業界の混乱ぶりが手に取るようにわかる。突然の発表をした関係者達は痛くもかゆくもなさそうで、この国はどこかおかしくなっている。

父の実家がかって新富町にあり、自分の本籍地界隈が今どうなっているのかにも興味があったので、いい機会だと思い、1か月以上も前からホテルを予約していたものだが、Go Toトラブルに巻き込まれた形となった。65歳以上自粛だけなら強行する予定であったが、都内先行、全国中止の発表を聞いて、やむなく宿泊はキャンセルし、ドイツレストランでのディナーだけを行うことにした。

Go Toの突然の中止発表の日に、首相自身は、8人での忘年会の会食をやっていたというニュースが流れており、呆れるばかりである。危機意識が薄いというか、国民には、駄目と言っておいて、自分達は、平気で5人以上の忘年会をやるとは、信じられないほど無能なリーダーであると痛感する。国会も早々閉会するし、コロナ対策は無策だし、やっても後手後手だし、逃げるばかりで記者会見もやらないし、官僚の書いたペーパーを読み上げるだけのリーダーシップのない人をトップに選んでしまった日本は悲劇である。自分の言葉で力強くコロナ対策を語るドイツのメルケル首相と比べると、月とスッポンである。内閣支持率が下がるのも当然だが、このままだと日本が駄目になってしまうので、早く国民は怒りをぶつけ立ち上がる必要がありそうである。
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著名人のお墓参りとお花見

2020年03月27日 13時09分18秒 | お出かけ

ついに、オリンピックも延期され、25日東京も夜間・週末の不要不急の外出自粛要請が出された。小池都知事が自粛要請を出す前後からスーパーマーケットに人が殺到し、トイレットペーパーやティッシュペーパーそれに保存のきくお米、カップ麺や缶詰の買い占めが始まっている。26日に近くの大きなスーパーに行ったら、レジに並ぶ列がお店の外まで達していて異常な光景となっている。6-7台のレジがあるが、恐らく1時間近い待ち時間となっている印象で、買い物に行ったが諦めることにした。あれほどトイレットペーパー等は潤沢に在庫があるとテレビでも案内されているが、全く機能していない。皆、近いうち、首都封鎖(ロックダウン)が発生すると認識した上での、むしろ賢い行動である。むしろ不安を駆り立てる発表側に問題がありそうである。

家にこもっているだけでは、ストレスもたまるので、お花見がてら、3月24日に著名人のお墓参り第2弾として、谷中霊園と上野公園まで、26日に第3弾として青山霊園まで足を伸ばしてみた。24日は、まず、谷中霊園の入口にある天王寺に立ち寄ったが、大きな釈迦如来坐像が目に飛び込んできた。ここは由緒ある日蓮宗の寺院で、かっては五重塔も建立されていた。礎石も残されているが、この五重塔は幸田露伴の小説「五重塔」の舞台である。著名人としては、獅子文六(作家)、横山大観(日本画家)、徳川慶喜(最後の徳川将軍)、澁澤栄一(実業家)、円地文子(作家)、佐々木信綱(国文学者)等々。青山霊園では、尾﨑紅葉(作家)、志賀直哉(作家)、斉藤茂吉(歌人)、大久保利通(政治家)、池田勇人(首相)、乃木希典(陸軍大将)等々。両方の霊園とも、ここが著名人のお墓だというような看板はほとんどなく、お墓の番地を調べて行かない限り、探しあてることは困難である。著名人といえどもお墓を見る限り、寂しい思いである。

新型コロナウイルス関連で、人混みを避けるように自粛が要請されているが、お花見には満開で絶好の時期なので、悩みどころである。人が集まるお花見スポットは避け、霊園にお墓参りに出かけたのは大正解であった。霊園の桜は満開で、ものの見事な桜並木が出来ているが、人はまばらで満開の桜は独占状態であった。ネットを見ていたら、桜の名所としては、各地の霊園は穴場であるようである。お墓と桜のコラボは実に感慨深く、いつものことながら、竹内まりやの「人生の扉」のジーンとくる歌詞を思い出しながら、お花見とお墓参りを同時に楽しむことができた。「。。。満開の桜や色づく山の紅葉をこの先いったい何度見ることになるだろう。。。」

写真は、青山霊園の桜並木

谷中・青山霊園の偉人たちとお花見スライドショー :  

https://youtu.be/tOiuQmAndvM

人生の扉(竹内まりや): 

https://youtu.be/GBJuRfQPdZM
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雑司ヶ谷霊園の偉人たち 

2020年03月07日 15時16分32秒 | お出かけ

誕生日に雑司ヶ谷霊園に初めて出かけ、そこに眠る偉人たちのお墓参りに行ってきた。雑司ヶ谷という名前は駅名で知っていたが、そこに大きな霊園があって、偉人が多く眠っていることを初めて知った。

都立の霊園であるが、区画が綺麗に整理されていて、区画の番地さえわかればどこにお墓があるか容易に探すことはできる。しかし、現地では、偉人といえども、小さな案内板があるだけなので、何となく歩いているだけではお墓を見つけることはむずかしい。幸いにも、ネットで有名人のお墓のマップと番地を用意していたので、あまり迷わず、次から次へとお墓参りをすることができた。

霊園の入口から、マップを見ながら13人のお墓を見て回ったが、お参りした順番で有名人を紹介すると

①永井荷風 ②小泉八雲 ③東條英機 ④大川橋蔵 ⑤泉鏡花 ⑥金田一京助 ⑦ラファエル・ケーベル ⑧竹久夢二 ⑨夏目漱石 ⑩ジョン万次郎 ⑪東郷青児 ⑫島村抱月 ⑬サトウハチロー

夏目漱石のお墓がここにあるとは知らなかったが、大きな案内板はなく、地面近くに小さな案内板があるだけであった。しかし、お墓自体は大きく立派であった。上の13人だけでなく、そこそこの有名人もさらに何人かはここに眠っているようであった。お墓だけを見ていると、かっての偉人・有名人といえども行く末の姿を見るようで寂しいかぎりで、感慨深いものがある。

画像は、霊園MAP

お墓参りアルバム:https://youtu.be/D_oSHutSmiA
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ローカル路線バスの旅

2020年01月07日 12時15分40秒 | お出かけ

 

最近、ローカル路線バスに乗って飲食店を見つける旅とかローカル路線バス乗り継ぎの旅とか、やたら、路線バスに乗って田舎を歩く類のテレビ番組が目立つ。いろいろな俳優がバスに乗って田舎を歩いているが、特に、お笑いコンビのサンドウィッチマンがやっている番組が好きである。このコンビは、2007年のM1グランプリ王者で、ツッコミとボケの組み合わせが何とも面白い。また、東北、仙台出身ということもあって、東日本大震災がらみの活動も目立つし、最近では、復興五輪と位置づけられている東京オリンピックの聖火輸送イベントにも司会で活躍したり、紅白歌合戦にも出ていた。漫才も面白いが、ローカル路線バスに乗って飲食店を見つける旅は会話も楽しく見ていて面白いので、何となく最後まで見てしまう。

また、「ポツンと一軒家」という番組も面白い。集落から遠く離れた一軒家にどんな人がどんな風に住んでいるか興味津々である。衛星写真で一軒家を探し、そこを目指して、聞き込み情報を集め、険しい山道や狭い林道を進んでいく悪戦苦闘ぶりが面白い。また、定年後田舎暮らしをしている人達の生活ぶりを紹介する「人生の楽園」というテレビ朝日の番組も西田敏行と菊池桃子のナレーションが面白くつい見てしまう。こう見ていくと、最近は、日本の田舎や田舎暮しにスポットをあてる番組が流行っている気がするが、まさに日本回帰というか日本再発見の旅といったところである。自分自身、海外旅行は100か国を越しているが、国内旅行は、47都道府県の全てに足を踏み入れているものの、まだ行ったことがないところも数限りなくある。有名な観光地は勿論、ユニークな話題を持つスポットを中心に、今後は、国内旅行にも多くの時間を割いてみたい。

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横浜山手西洋館めぐり(世界のクリスマス2019)

2019年12月25日 16時15分51秒 | お出かけ

 

クリスマスイブに横浜に映画を見に行ったついでに、前回行きそびれていた山手・元町の西洋館めぐりを行った。ちょうど、「世界のクリスマス2019」と題して、「山手で乾杯!20回目を祝うクリスマス」記念のスタンプラリーをやっていたので、スタンプラリーをやりながら西洋館をめぐることにした。


港の見える丘公園のフランス領事館跡からスタートし、まず、スパニッシュスタイルの「山手111番館」、次に由緒正しい正統派洋館の「横浜市イギリス館」に行ったが、「世界のクリスマス2019」と題しているように、それぞれの建物の中には、世界各国クリスマスの飾り付けが行われていた。111番館はカナダ、イギリス館は英国でのクリスマスが披露されていた。その後は、外人墓地を経由して、元町公園に入り、西洋式のアパートメントである「山手234館」、山手最大級の規模を誇る「ベーリック・ホール」に足を運んだ。234番館は、ポーランド、ベーリック・ホールは、フランスのクリスマスが紹介されていた。


そこからまた、かなり歩いて、山手公園まで進み、今やテニスのクラブハウスとなっている「旧山手68番館」では。なぜかパプアニューギニアのクリスマスであった。そこで、横浜山手テニス発祥記念館を覗いた後、これまた、かなり歩いて、重要文化財にも指定されている美しい洋館「外交官の家」と最後に司祭館でもあった外国人住宅「ブラフ18番館」を訪問した。外交官の家はアメリカ、ブラフ18番館はオーストリアのクリスマスを紹介していた。これで、すべての洋館で、スタンプをもらって歩いたので、最後の18番館で、記念のクリアファイルとスティッカーの記念品をもらった。地図をもらって歩いたが、山手地区は、坂が多い上、かなり広範囲に点在しているため、正直言って、大変疲れた。歩数計を持っていなかったが、恐らく15000歩以上はあったと思う。初めての散策で、レトロモダンな時代へタイムスリップすることができてよかった。写真もいろいろ撮ったので、記念に、山手西洋館めぐりのYouTubeを作成してみた。サウンドトラックは、まさに、山下達郎の「クリスマスイブ」。


画像は、山手西洋館「世界のクリスマス2019」のパンフレット


山手西洋館巡りのスライドショー:    https://youtu.be/V87PWfbty0w

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江戸六地蔵参りの完結

2019年06月04日 18時58分04秒 | お出かけ

 

6月4日、江戸六地蔵の内、最後に残っていた新宿の太宗寺にある第3番地蔵参りに行ってきました。このお地蔵さんは、甲州街道の江戸の入口に1712年に造立されたものである。これで現存する5つの地蔵菩薩のすべてにお参りし、地蔵巡りも完結した。どの地蔵さんにも「都重宝 銅造地蔵菩薩坐像」と書かれた石碑が立てられている。太宗寺のお地蔵さんは、やはり笠をかぶっているが、顔立ちは綺麗であった。家の近くに1番地蔵があるので、興味を持ったが、わざわざ全てをお参りするような変わり者は自分位かも知れないと感じた。


江戸六地蔵を整理すると


第1番 品川寺 1708年 旧東海道  2.75m

第2番 東禅寺 1710年 奥州街道  2.71m

第3番 太宗寺 1712年 甲州街道  2.67m

第4番 真性寺 1714年 旧中山道  2.68m

第5番 霊厳寺 1717年 水戸街道  2.73m

第6番 永代寺 1720年 千葉街道  現存せず


これらのお地蔵さんが鎮座しているあたりが江戸の入口ということになるので、興味のある方は是非一度足を運んでみてはいかがですか?

江戸六地蔵めぐり YouTube:  https://www.youtube.com/watch?v=ew7jmhCgFPc

 

 

 

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