自民党の裏金問題に関して、岸田首相は、最大疑惑の森喜朗氏にたった電話1本で事情聴取したことが、明らかになり、皆唖然とした。自民党の大スキャンダル事件というのに、首相によるこの非常識の対応に驚くばかりである。実態解明がされないまま、裏金議員に対し、自民党として処分を決めて、公表されたが、議論百出である。妥当性を欠くし、内部からも不満が出ているという。岸田首相は社会人としての常識を欠いているし、そんな人を首相にしているのは日本の悲劇である。党の最高責任者なのに自分への処分は一切なく、不出馬宣言した二階氏を処分対象外とした幕引きもおかしい。彼は、何のポリシーもないし、総裁、総理として自分の再選だけを考えている最悪で無能な首相であることは間違いない。国民を馬鹿にするのもいい加減にやめてほしいものである。国民としては、自民党を与党から引きずり下ろす以外に再生の道はないと思える。このへんの顛末や背景を元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏が詳細に語ってくれている。やはり、裏で木原事件の渦中にあるあの悪名高い木原誠二氏が動いているようである。アメリカの言いなりで防衛費を勝手に倍増させ、そのお手柄でアメリカに国賓として訪問し点数を稼ごうとするわけだからどうしようもない。アメリカも上手である。マスメディアも政権を忖度したり、ただ情報を垂れ流したりの御用報道だけでなく、国民的視野に立って本質的な視点での報道を心がけてほしいものである。情報通の佐藤氏の解説は、いつも納得感がある。しっかり耳を傾むけてみたい。
一月万冊(4/5):https://www.youtube.com/watch?v=QH8JohU1Vec