精神科医・和田秀樹さんの「60歳からはやりたい放題〔実践編〕」の本が図書館の予約で順番が回ってきた。和田先生の本は、高齢者にとってはバイブルのような存在で、自分自身、何冊も読ませてもらっている。この本の内容は、タイトルからもわかるように、60歳からはやりたい放題やるべしという実践の薦めである。発行は、2023年9月ということで、まだ1年も経っていないが、高齢化社会が進んでいる現在、定年はもはや60歳から65歳に引き上げられ、年金も含め、さらに70歳までは引き上げられそうな状況にある。65歳まで働くのが当然というような現在の社会環境では「60歳からはやりたい放題」とはいかない感が強いような気もする。
本の概略は、下記の目次を見るだけで、大体わかる。
【目次】
第1章 我慢しない食事こそ、健康の源
第2章 医者や健康診断に騙されるな
第3章 若作りで老化を食い止めよう
第4章 好きな趣味に没頭して前頭葉を刺激すべき
第5章 やりたい仕事を気楽に楽しむ
第6章 お金を使いまくって幸せに
第7章 他人を気にせず自分の人生を生きる!
各章ごとに、「コツ」が書かれていて、全部で60のコツが示されている。
例えば、
・毎日、一食は「肉」を食べましょう(コツ6)
・健康診断の数値を気にする必要はない(コツ12)
・若作りは老化のスピードを和らげる(コツ25)
・趣味や遊びで認知症を遠ざける(コツ31)
・60代以降は“自分のため“に働く(コツ41)
・子供に遺産を遺す必要はない(コツ51)~これは”DIE WITH ZERO”(ビル・パーキンス著)と相通じる
・夫婦だからとといつも一緒にいる必要はない(コツ53)
といった具合である。
自分の場合は、ラッキーにも、60歳の定年を機に自由人となり、「やりたい放題」とまではいかないまでも、ほぼそれに近い好きなことを実践して現在に至っている。この本の発行は、2023年だが、自分の場合は、2008年時点ですでにそれを実践に移していたので、先見の明があったともいえる。60歳からやりたい放題として実践してきたことを振り返り10項目を列挙してみると、
1 60歳にして、初めて海外語学留学・海外ロングステイを経験
豪のブリスベンで1ヵ月の寮生活と英語の勉強、カナダのビクトリアで5カ月の夫婦でのコンド生活と大学での英語の勉強とゴルフ・テニス・旅行三昧)
2 60歳以降だけで、海外旅行43カ国を訪問(生涯では102ヵ国)
60歳以降の海外旅行回数は35回、国際便搭乗回数は約150回。ヨーロッパは、69歳で53カ国すべてを制覇
3 60歳から英語のボランティア観光ガイドの実施
4 56歳から自分自身のホームページ(HP)を作成(継続中)
5 64歳からブログを作成(継続中)
6 67歳でHP上に「デジタル自分史」(自分史年表・趣味による自分史・我が家の十大ニュース)をほぼ完成
7 60歳から地元卓球クラブで卓球、地元テニスクラブでテニス三昧
8 旅行アルバムや音楽アルバムのYouTube作成の継続(300件以上)
9 鉄道の一番切符(ゆりかもめ、モノレール、りんかい線等)及び新規参入航空会社の初便搭乗(11社)の継続
10 退職金を元手にデイトレードで小遣い稼ぎ(継続中)