自分は38年間の刑期を無事終え、60歳をもって仕事から卒業し自由人として現在に至っているが、妻は、未だにパートタイマーとして働いている。同じ仕事を18年にわたって続けており、一家の稼ぎ頭になっている。長く続けられる要因は、理想的な就業環境にあるからとも言える。まず職住近接で、通勤時間は約4分。週3日、1日4時間程度の勤務なので、自分の自由時間もとることができ日常生活への負担は比較的少ない。英語も活用できる仕事なので、若干手当もあり英語のスキル維持にも役立つ。今は代わってしまったが、十何年にもわたって、いい上司に恵まれた。2008年にカナダのビクトリアで5カ月間ロングステイした時も、パートの立場でありながら、退社ではなく、長期休暇扱いをしてくれたので、大変感謝している。その上司は、我々がカナダ滞在中、休暇で1週間ほど遊びに来て、我が家に滞在した。従って、長期休暇後も、条件が下がることなくすぐに仕事に復帰することができた。
何歳まで働くことになるかGod knowsだが、働ける環境があること自体恵まれているといえる。自分が今パートタイムの仕事を探そうとしたら、清掃関係か警護関係か介護関係の仕事しかないような気もする。今はもう働く気はないが、英語を生かす仕事でもあれば、考えるかも知れない。ただ、一度自由人としての生活の甘い汁を吸ってしまったので、もう戻れないであろう。今は、お金を稼ぐ時ではなく、お金を使う時であるとの認識に立っている。自分の場合、何とか健康寿命の年は超えることができたが、80歳の高い壁を超えるのは至難の業であるとも感じている。
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