6月1日の夜、 部屋の机の横当たりからピーという謎の音が聞こえ、調べて見たら約50秒ごとにピッと鳴っている。机の横には、子供の昔の物が入っているダンボール箱が山積みになっており、ハードディスクやスピーカー他自分自身の細々とした雑品が置いてあるが、どこから音が鳴っているのか全く特定できない。妻にも手伝ってらい、音源あたりの物品を他に移動し、50秒毎鳴る音を頼りに、音の正体を突き止めようとしたが、物を移動させても、相変らず同じあたりから音が聞こえてきて、不気味で気持ち悪くなるほどであった。
当初、オキシメーターで心拍数を測っていたので、それかスマートウォッチからピッと鳴っていると思ったが、関係なかった。物品を片付けているとあるダンボール箱の中に使っていない目覚まし時計が見つかり、犯人を突き止めたかと思いきやそれを動かしてもピッという音は鳴り続けた。そして音の鳴るあたりからすべての物品を取り除いたが、それでもピッという音は止まず、怪奇現象かと思ったほどであった。すべてを片付けたのにと諦めかかったが、壁の上部に目をやったら、そこに住宅用火災警報器が取りつけてあるのに気が付いた。よく聞いてみたらピッという音はそこから出ていることがわかった。それにしても我々の耳は、音がどこから来ているかを正確に把握することができないようである。何回もピッという音を聞いたが、まさか壁の上の方で鳴っているとは全くわからなかった。
とんだ謎の音のおかげで、片付けが進み、一件落着となったが、翌日は大掃除と相成った。ネットで調べて見たら、火災警報器は電池切れが原因で警報音が鳴る場合があると解説されていた。電池の寿命は約10年ということで、電池切れを知らせる警告音が犯人であったことがわかり、一安心した。住宅用火災警報器の設置が完全義務化されたのは、2011年6月のことで、ほぼその少し後に設置したので、ほぼ10年経っている。仕様書通り、まさに電池切れの警告音であったようであるが、想像もしていなかったので、我が家では大騒動になってしまった。この設置義務はその後どうなっているのであろうか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます