マメ科 ニセアカシア(針槐)
青い空に浮かんでいるのは房状の白い花を咲かせるニセアカシア。辺りにはふくよかな甘い香りが漂います。良質の蜜が採れるとあって、耳を澄ませると蜜蜂の羽音が聞かれます。「綺麗な花には棘がある」という言葉がありますが、幹や枝に鋭いトゲがあります。また、先に紹介されましたが、ピンクのニセアカシアもファイルしてあります。
吸うと甘い蜜が… 白から黄色に変わる花 スイカズラ科 スイカズラ(吸葛=忍冬)
スイカズラ即ち吸い葛。花の芯を口に含むと甘い蜜が味わえます。また地表を這って冬の季節にも葉がしぼまずに耐え忍ぶところから「忍冬」とも呼ばれています。甘い香りが漂う花弁は上下2枚の唇状で上は4裂、中心から緑色の雌しべ花柱が立ち上がり、黄色の雄しべ5本が周りを囲んでいます。最初は白から始まり、のちに黄色に変わっていくあたり、観察の妙が味わえます。