ササコナフキツノアブラムシ
いつも出掛ける河川敷の8m四方程の範囲にある笹にこのアブラムシが付いているのです。この範囲を離れると居ないのです。
調べると面白い事が分かってきました。このアブラムシはカースト社会を作っていて、外敵の攻撃から守る為の棘を持った軍隊個体が居るようです。〇で囲った個体がそれなのでは?
ゴイシシジミ
ササが生えていてササコナフキツノアブラムシが居る僅なこの場所に、このゴイシシジミが10頭ほど乱舞していたのです。図鑑では見ていたのですが現物を見たのは初めてでした。
雌雄の様です。
交尾もしています。で、このゴイシシジミを調べたら何と完全肉食のチョウなんですと。更にササコナフキツノアブラムシを幼虫が食べて育つようです。交尾していて産卵もしているようなので幼虫が居ないかと1週間ほど後に探しに行きました。
ゴイシシジミ幼虫
アブラムシが付いているササの葉を何枚か裏返して確認です。するとどうでしょう・・・居ましたよ。幼虫がこの様子だと3齢虫位の様です。
この幼虫の右端に居るアブラムシが棘を持っている兵隊アブラムシのようですね。
幼虫の周りにあるゴミのような物はアブラムシを食べたカスだと思います。昆虫アブラムシは、共生器官の細胞に共生細菌ブフネラが存在していてお互いに相手なしでは生きていけない程強固な関係が有るのだそうです。真社会性を持つササコナフキトゲアブラムシは2種類の共生菌ブフネラとアルセノフォノスと密接な共生関係にあるようで、複合共生関係を築いていると言う事を基礎生物学研究所の賴本隼汰大学院生と重信秀治教授 を中心としたグループが世界で初めて発見したのですと。これで他の共生関係もこれからドンドン解明されるかもしれません。ゴイシシジミから凄い事が分かりました。ゴイシシジミは6月位から10月位までに5~6回発生するのだとか。とすると、まだまだ2~3回は見る事ができるかも?またの出会いが楽しみです。
ツノトンボ♀
このツノトンボにも過去に1回出会っています。
此処にはキバネツノトンボも居るのですがそれとは似ているのですが一寸違いますね。過去に見たのもメスでした。
トビイロハゴロモ
この子を見たのは初めてです。
実験したことは無いのですが多分近くによれば飛んで逃げるでしょうね。
トホシテントウ
光が足りませんね。
ナンキンハゼ
こちらも新芽はこの色です。この時期でもまだ新芽が出るのですね。
新芽も奇麗だし黄葉も素晴らしいのです。更に
この種が爆ぜると蝋物質に包まれた実が白く輝いて鳥たちを誘惑するのです。食べた鳥たちが種を運んで彼方此方に育つんですね。したたかです。