岐阜市北部に位置する椿洞。このところの冷え込みで霜が降りるようになり、平年並みの気温かと思いきや日中は暖かく12~14度以上の日が続いています。
マンサク科 シナマンサク
今年の2月に咲いて、NHKの取材でTVニュースになったのですが、何ともう花が咲き始めていました!昨年より1か月半異なります。それにしても、ちょっと早いのでは?
キジカクシ科 ジャノヒゲ
綺麗な青色を見せて果実は豊作の様です。今年もツグミやシロハラの来訪を待ちわびているのですが、未だその兆候が見られません。
キジカクシ科 ヤブラン
こちらは艶々の黒い果実です。鳥にとっては重要な食糧で、かなり食べられています。この公園では葉の幅違いのコヤブランとヒメヤブランもあります。比較すると果実の付く数と大きさが異なっています。
アカネ科 ツルアリドオシ
枯葉に隠れた赤い果実がドキッとします。漏斗状の2組の白い花は可憐な姿で好きな花の一つです。花は2つでも子房が合着しているので果実は1個なのですね!理屈は分かっても、何故そうなのか不思議です?
サクラソウ科 ヤブコウジ
別名を「ヤマタチバナ」とも言われ「十両」として、冬季に赤い果実をつけることから人気の常緑の小低木です。大きな木の下でちょっと湿った感じの場所で繁殖しています。初夏に咲く赤味の付いた白い花が可憐です。話は少し脱線しますが、お正月のおめでたい時に飾る赤い果実の植物を揃えることを縁起が良いと言われます。「千両」、「万両」「十両」は、比較的入手しやすいように思います。「百両」は「カラタチバナ・唐橘」と言い名前の通り「唐・中国」からの外来種(江戸時代のタチバナは非常に高価で、百両以下では手に入れることができないため、「百両金」と呼ばれたそうです。)現在でも園芸関係先からの入手が中心で「一両」のアリドオシも付近の山野で見ることは少ないことから、「千両、万両をお持ちでも、このアリドオシがないと『千両、万両、有り通し』につながらない」と言われるそうです。参考までに「億両」はツルシキミ(ミヤマシキミ)になります。
つる性のせいでしょうかいつも同じ場所に出てくれません
今年は知り合いに教えてもらいました
なんとか撮れました。
今日は雨がちな天候になっています。
アリドオシ、こちらでは比較的多く見られて、何処にでもある様に思います。今日の様に雨がちな天候の中では、赤い小さな果実が愛おしく感じられます。
良い年越しをお迎えください。