早春一番に咲く花々があります。見つけると「春が来た~!」とウキウキしてしまう花たちです。この子たちは花を咲かせるまで気づかれないんです。突然降ってわいたように現れるわけではなく、実は秋から芽を出して、冬の間に少しずつ大きくなっているんですよ!
オオイヌノフグリ
春一番に小さい瑠璃色の花を咲かせるオオイヌノフグリです。最近は園芸種でネモフィラが人気ですが、どこにでもある身近なこの花の開花が待ち遠しいですね!こんもりと葉を増やしてきています。
ヒメオドリコソウ
ホトケノザとよく間違われるヒメオドリコソウです。ヒメオドリコソウはシワシワでフワフワの葉なのでこの時期にも区別がつきます。ツボミはこれからかな?花の時期に散策会で紹介したことが何度かあります。触ってもらって手の匂いをかいでもらうと「クッサー!」と声が上がります。まだ若葉のこの時期はどうかな?と匂ってみました。そんなに臭くありませんでした。シソ科の匂いがほんのりして、これなら食べれるかも?と思いました。実際には毒ではないのですが、アクが強く、人によってアレルギー反応が出るかもしれないので食べない方がよいそうです。
ムラサキケマン
ムラサキケマンも春先に特徴ある花をつけます。この時期の葉にも特徴がよく表れています。これから花茎が立ってきます。
キュウリグサ
ワスレナグサに似た小さなかわいい花をつけます。葉がキュウリの匂いがするのでキュウリグサという名になりました。この時期の葉を匂ってくるのを忘れました。
ナガニジゴミムシダマシ
管理道脇で朽木を掘り返している父子と出会いました。虹色にピカピカ光る甲虫の写真を撮らせてもらいました。3~4才の子供さんも一生懸命に朽木を崩して中の虫を探していました。子供さんが好きになったからお父さんも釣られて好きになったのだとか!いろいろな話をさせていただいて楽しい時間を過ごさせてもらいました。
新春のナガニジゴミムシダマシ
素晴らしいお話で盛り上がったことと思われます
このような時間を共有できるということも自然観察の大きな楽しみですね。