暑い夏の時期、体調維持には欠かせないウリ科野菜ですが、代表的なキュウリなど年中販売され、季節感も薄れているような感じですが、旬の時期に食べる物は、やはり美味しいと感じます。最近では珍しいとも言えそうなウリ科たちの近況報告です。
ウリ科 ツルレイシ
ウリ科としては、ツルも葉も弱々しい感じですが、生育旺盛なためグリーンカーテンとしても利用される。
実の特徴はこのイボイボ感ですね。他に実全体が白く、イボイボが丸味のある白レイシもあります。標準和名はツルレイシと言うことですが、ニガウリとかゴーヤーの方が一般的ですね。個人的には、名前の由来になったレイシの様に熟した実は甘みもあって好きですが、若い実はニガウリと言うだけに苦みがあって苦手です。
ウリ科キュウリ属 マクワウリ
この品種は熟してくると黄色が濃くなって来ます
マクワウリには様々な品種があり、代表的なものでは実の色が緑色の駒マクワウリ、黄色の黄金マクワウリがあります。更に未熟な実を使って漬物にすることもあります。
ウリ科ヘチマ属 ヘチマ
子供の頃に学校教材として生育記録もやったし、実の繊維をタワシとして使っていたし、ツルの切り口からヘチマ水を取っていた記憶があります。今では懐かしい植物になりました。
ウリ科ヘチマ属 ヘチマの花
花がこんなに大きかったかな?と驚きました。全体に丸い形ですが、良く見ると花弁は5裂です。
ウリ科ユウガオ属 ユウガオ
和名ユウガオの由来は、夏の夕方に開いた白い花が、翌日の午前中にしぼんでしまうことに由来。実は薄く切り、天日で乾燥させて「かんぴょう・干瓢」として食用とします。
ウリ科ユウガオ属 ヒョウタン
夏空に向かって伸びる様が良く似合います。多くのウリ科は黄色い花ですが、ユウガオの変種と言うことで花は白色。その花は1日花で、夕方咲いて朝しぼむことに納得です。
ウリ科ユウガオ属 ヒョウタンの若い果実
文化史的には最古の栽培植物の一つと言われ、日本には縄文時代に伝わり、容器や装飾品などに加工して利用されてきました。果実は苦味があり、中毒を起こすため食用不可です。
ウリ科でも白い花を咲かせるヒョウタンはこれまで考えたこともありませんでした。
早速、観察してみます
お早うございます。
私も果実ばかりが気になって、花の色には無頓着でした。お近くに有れば、是非確認して見てください。花弁は満開にならないので少し寂しい気もしますが・・・