上場企業の課長の4割が、「いきいき働いてない」とある調査で出たそうな。
仕事を持っている労働者の内、仕事に生きがいを持っている人はどのくらいいるだろう。
「生きがいになんかなっていないよ」「生活のためだ」「仕方なく」などを含めると過半数をゆうに超えるだろう。
女性は、概して仕事に生きがいを求める。
男性は、生活のため、妻子をやしなわければならないという暗黙の責任感で働いている人が多い。
「仕事が楽しい」「生きがい」などと言っていられない。
不況の今時はさらに生きがいなんて贅沢みたいに言われる。
「選ばなければ何でも仕事はある」などと、生きがいなんてものを持つことはいけないことのように
言われる。
自分の人生、たった一度の人生。
虫や植物は、子孫を残すことだけを担って、死んでいく。
人間は、考える動物なのだから、自分の生きがいとか、価値観をひけらかしてもいいのではないかと思う。
生きている。生活をしていること、それが、他人への関与にもなり、支えあいになったり、もする。
虫や植物、動物たちと同じように、生かされているのだと思っている。
「死んで当然、殺されて当たり前なんて人はいない」と、あるドラマで、捜査官だったかが加害者に
投げたせりふを思い出す。
自分の人生を楽しむことは、悪いことではない。むしろほめられ、喜ばれることのはず。
生きがいを求めることも、もっと、尊重されていいと思う。