スポーツマンとか、芸能関係の人とかが、スランプに陥ることがある。
スポーツなどは、上手な人がなるものらしい。
下手な人の場合はスランプと言えないと以前「あぶさん」という漫画で主人公のあぶさんの言葉として出ていたことがあった。
声楽家や、歌手にもスランプはあるだろう。
スランプとは言えないことだがプロは、演奏会やコンサート当日に、ベストコンディションになるように、日々心がけているだろう。
それでも、本番に体調を崩すことはある。
実際に、体調を崩してしまって、それまでの練習の時とはまるで違う状態になってしまったプロの演奏を何回か聞いたことがある。
私的な事件で心理的な動揺を持って、本番に臨むなんてことも、実際には少なくないだろう。
先日、妻が自殺した芸能人が、公演を務め、「妻より仕事を優先している」とバッシングを受けているニュースがあった。
ソリストならば、「すみません」と入場料を返すということで収まるだろうが、興行の座長等であるならば、自分の意思だけではすまないのではないかと思う。
妻の件を優先すれば、仕事軽視とか、お客様軽視とかで、非難される。
仕事を優先すれば、「妻より仕事が大事?」などと揶揄される。
他人の批判は、10人十色。
どちらに転んでも、非難される。
事件をきっかけに、芸能界から追放される人、忘れ去られる人、バッシングされる人がいる反面、たくましく返り咲く人もいるのは、不思議な世界だなと思う。
しかしながら、本人の意思ではどちらかを取るしかないという事柄については責めないで欲しいと思う。
苦渋の決断をしたと思うから。