息の流れを保つというのは、合唱においては不可欠。
一定に保つための練習法に「ZZZZZZZ」と発声するとか、
空うがいをする方法をある合唱指導者が取り入れていた。
「アクセントが付いたら息の流れができない」と別の合唱指導者が断言する。
アンサンブルの練習前にたいてい発声の時間がある。
複式呼吸とか、息の流れとか、発音とか和音とかを取り入れて行われる。
不思議なのは、発声練習で、行われることが、アンサンブルの練習になると、
生かされていないという感じることだ。
発声練習の時から、ただ、声を出しているように聞こえる人は、アンサンブルの練習になっても
同じようにしか出していない。
何回も何十回も何百回となく、繰り返される、基本練習だが、身につけようという姿勢があると思える人は
ほんの一部だけのような気がする。
本番で見違えるようなアンサンブルが出来るというのは、身についたといえると思うのだが、なぜ練習時に
わかる形で表現されないのだろうか。
七不思議のひとつである。