NHKが、福祉大相撲の開催中止としたとの発表があったようだ。
春場所の中継は「今後検討する」とのこと。
中止の話題がもう一つ。
渋谷の百貨店で1月25日から始まった「SHIBU Culture~デパートdeサブカル」なる展示会が
苦情のメールにより急きょ中止となったそうな。
「サブカル」ってなんぞ?とネットで調べた。
若者文化とか、オタク文化、とか、アイドル文化とかのことらしい。
毎日のように、新宿駅を利用していて、不思議なファッションの若者をみかけることがある。
舞台衣装のようなというか、ダンス衣装のようなというか、とにかく、日常の生活の場では、普通見かけないだろう筈のファッションの人物を通勤時間に見かける。
じろじろ見る人は、いなさそうだが、皆、そのような服装の人がいることに、無頓着と言うか、気づいていないのか、かわったファッションだなぁと、ずっと、感じていたが、どうやら、こういうのが「サブカル」に当たるらしいと分かった。
「サブカル」て最近とはいえ、2008年にはもうあったらしく、パリで日本のファッションが紹介されたことが
あるようだ。
渋谷の百貨店は、「内容が百貨店にそぐわない」「不快な作品」とかの苦情があったことを受けて、中止と
したらしい。
極端な文化は、拒否感を持たれることがある。斬新だと評されたり、カルチャーショックと言われることもあるだろう。
10人十色の感じ方をする人たちが、大勢として受け入れるか、拒否するかは、時代によっても大きく変わる。
先取りし過ぎの文化は、陽の目を見ずに御倉に入る。
100年後や200年後に、掘り起こされて、高い評価を受けるようになるかもしれない。
今、高い評価をされていても、それは、未来永劫で高い評価を得られるとは限らない。
人の心はうつろいやすい。
「不快も見慣れると、不快ではなくなる」と誰かの言葉にあったような記憶がある。
危ないものの流行も困るけれど、不快なことが横行するのも困りもの。
何が当たるかはずれるか、は不透明だけれど、企画をする者は、中止に追い込まれるようなものを
取り上げるのだけは、止めて欲しい。