毎年、歌ってもまた歌いたくなる曲がある。
年末恒例のベートーヴェンの「第九」
ヘンデルの「メサイア」などは、歌う合唱団の数も多い。
それに匹敵することを目指しているのに、なかなか広がらない曲に
セルゲイ・ラフマニノフの「晩祷」がある。
東京の早稲田駅から歩7分ほどの所にある、八ヶ岳高原カントリークラブの3階で、
毎週水曜日に、おそらく日本国内(たぶん海外も含めて)でも唯一、ラフマニノフの
「晩祷」の演奏をするために結成された、アマチュア合唱団が練習を重ねている。
「名曲」、「隠れ名盤」、「傑作」と評されながら、抜粋は、演奏されるものの、全曲演奏を
定演で行っている合唱団では、プロの東京トロイカ合唱団だけ。
アマチュアでは、このアリルイヤ合唱団だけ。
全曲を演奏しても、60分ほど。なかなか広まらないのは、なぜなのか。
一度、聞いたことのある人の熱烈なファンが多いのに、演奏される機会が少ないことも
要因だろう。
CDのアルバムもあるけれど、わずかでしかない。楽譜も輸入判、取り寄せ。
聞いたことのない人は、是非聞いて欲しい。
23日にアリルイヤ合唱団の練習見学会がある。
時間がある人は、6番を歌えるようになるチャンスです。