身振りやしぐさは、面白い。
「無くて、七癖あって四十八癖」というくらい、癖は誰にでもある。
日常の暮らしのなかで何気なくしている癖。
人との会話の時に、見せる癖。
心理を判断する材料になることもある。
以下に目次を紹介。
小指の立場
ピノッキオの鼻
イタリアの「道聞かれ顔」
乾杯のタイミング
化粧の引き算足し算
毎日が「あたしごっこ」
おどりの翻訳可能性
足はねぐらを覚えている
食卓の上のナイフ
出口が探せない子ども
「食卓のナイフ」は、何気ない生活習慣と思っていたことだったので、驚きだった。
本当に不思議だと思うのは、酔っ払いの帰宅。
帰巣本能みたいなものかなとは思っていたが、面白かった。
しぐさの人間学
野村雅一
河出書房新社