ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

他人

2011-09-20 16:24:44 | 日記

人の心のなかには、劣等感とか優越感とかが潜んでいる。

優越感に浸ることを、欲する人は、他人と自分との違いに敏感。

違うということで、いわれのない、差別をする。

以前、子どもの差別の話でこんなエピソードがあった。

二人のこどもが話(?)をしていて、

自分のほうが偉いというようなことを言い放った子の、その根拠が自分の住居が、2階以上だったという。

相手の子が平屋に住んでいたので、2階に住んでる自分が偉いと、結論付けた。

人の差別意識というのは、こうしたものなんだと、その時、思った。

何でもいいのだ。

他人と自分との違いで勝手に優劣をつける。

職業差別や地域による差別があった時は、職業や地域で差別をした。

その人の人格とか、人柄とかは、2の次というか、無視されていた。

人は皆平等といっても、一人ひとり顔つきも違うし、背の高さや性格も違う。

一見違いがなさそうだと、こじつけてまで、違いを出そうとする。

同じようにしておかないと、居心地が悪いとか、仲間意識が薄くなると、似たようなファッションをする人がいる半面、

違いが、受け入れられずに、異端扱いされたり、変人扱いされたりすることも

あるので、人の心理って、不思議な気がする。

人と違うことを、個性という人もいるし、個性の出しかたも色々ある。

他人同士の違いを、認め合う気持ちは、どういうところから生まれてくるのだろう。

関西に、「他人どんぶり」というのが、ある。

初めて、その存在を知った時に、不思議な感じがした。

それまで、身近にあったのは、親子どんぶりだけだった。

親子が、鶏の卵と、鶏肉。

他人は、牛肉と卵。

最初ちょっと戸惑い。少し気持ちがホンワカになったのを思い出した。