台風が首都圏の通勤時に、直撃。
交通網が大混乱した。
職場では、台風接近に伴い、勤務時間を切り上げたところが多かった。
午後3時で勤務免除と、なった。
4時前には、職場を出た。
都営新宿線は人もそれほどではなく、スムーズに新宿駅に到着。
電光掲示では立川行き10分遅れ、青梅行き5分遅れの表示があった。
混雑の立川行きを見送って青梅行きを待った。
やってきた電車は立川行きに変更。
それは、前触れだった。
ぞろぞろと乗り込む。
豊田の先が運転中止。各駅に電車間隔を調整するとのことだった。
電車の窓から見る限りでは、駅によって、雨が霧のようになっていたり、大粒だったり。
駅舎の屋根(?)をたたく風の音が台風そのものだった。
時間調整の時間が増え、2、30分は駅に止まりっぱなしになった。
自動の扉の開閉が手動に変更になった。
17時50分、全線ストップ。
「運転再開の見通しがありません。京王線・西武線も運転中止していますので」振替のご案内もできません」
とのアナウンス。
皆穏やかに、刻を待つ。
待つこと1時間以上。運転再開になったが国分寺止まりとなった。
ようやく国分寺駅に到着。
立川駅行きの電車が止まっていて、乗客もほぼ100%。
いつ発車するのか、わからない電車に乗り込む。
30分ほどしてようやく発車。
なんとか立川駅まで来た。
青梅線も止まっているとの放送だったが、1番線と2番線ともに乗客を乗せたままの電車が待機。
2番線の電車に乗り込む。
何人かの乗客が気持ちを変えたのか降りて行く。
しばらくは、車内放送もない。
ようやく始まった車内放送も声が小さく、聞き取りにくい。
ホーム上に聞こえる放送は、電車の扉をあければ聞こえる程度。
当分発車しそうにないことだけは把握。
青梅行きの電車に乗り込んで1時間程経って、ようやく「ビニールが電線にからまっているため
取り除いてからの運転となる」だったのが
「取り除き作業に入ります。およそ20分ほどかかるとのことです」に。
30分ほどは「作業中」のアナウンス。
「運転再開になります。1番線2番線ともに青梅行きですが、どちらが先の発車になるか、まだ不明」
とのこと。
しばらくたってホームの乗客が1番線の電車にのろ混み始めた。
「1番線が先の運転になります」のアナウンスとともに、1番線に向かったが満員に近い状態で、乗るのを
あきらめて2番線の電車に戻った。
1番線に乗るのをあきらめた人、2番線でいいと考えた乗客がどんどん、増えてきてラッシュ状態に。
1番線電車は21時40分を少し回った頃発車。
2番線の電車は22時ちょうどの発車となるとのアナウンスが。
先の電車が、線路の安全を確認しながら、拝島に着いた頃の発車となるとか。
22時頃、2番線の青梅行きが発車。
乗客たちにも、疲れが漂う。
時間もまだ、深夜ではないので、気持ちには多少ゆとりがあるようだ。
22時10分。拝島駅到着。
自宅に向かう玉川上水の沿道は、小枝や葉が、びっしり。
台風の猛威を物語っていた。
長い一日が終わった。