色々なことが、毎日のように起きる。
いつもの、通勤電車、昨日よりは立っている人が少ない普段と同じ火曜日。
四谷を出たあたりで、優先席付近で「ドサッ!」という音が聞こえた。
優先席付近は、少し人が混み合っていて、一様に何かに見入っているかのような
雰囲気が漂ってくる。
「(誰かが倒れた?)」
慌てふためく人も、慌ただしいそぶりをする者もいない。
「(大したことはなかったのか?非常ベルはならないし)」
電車は、隣の「お茶の水」に到着。
何人かの人が降りていき、
非常ベルがけたたましく鳴り出す。
駅員がホーム上で慌ただしく動いているのが見える。
目の前に担架の収納場所があった。
駅員が、急いで鍵を差し込み、扉をあけ、担架を引っ張り出す。
4,5人の駅員が、わいわい、騒ぎつつ、担架に乗せて車外へ。
「急病のお客様の対応が終わりました。安全確認が終わりましたので、もうまもなく
電車が発車します」とのアナウンス。
2,3分だったろうか。
時折、「急病のお客様の救助活動(云々)」というアナウンスを聞く。
同じ車両にい合わせたのは、初めてだった。
電車が動き出した時は、なぜかホッとした。
周りに一杯人がいて良かった。
「急病人さん、休憩後は、家に帰れるといいですね」