美空ひばりのドーム公演の録画をみた。
何回目になるだろう。
時折、美空ひばりの特集があり、ドーム公演もたいてい取り上げられる。
美空ひばりが逝ってもう、25年もたつのだ。
彼女の最後の公演となったドームの不死鳥のステージは、今でこそ、彼女のかつての状況を
知って舞台を見ると、何とも痛々しい。
そしてプロの姿勢を感じる。
発声に、気を使いながら、お客様へのサービス精神も散りばめながら、文字通りの熱唱が、同じように声を使う者にとって
その気遣いと努力が、痛々しいほどに感じられて、くる。
彼女の生の姿を拝見する機会はなかったが、現役の姿を見ることができて、幸せのような気がする。
彼女のプロに徹した、歌への情熱は、見習いたい。