遅いことは猫でもやる

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オーロラ・ハンティング

2014-02-05 12:44:50 | 行ってきました


トロムソでの2日目は更に遠征して、少しでも見やすい光の少ないところへと移動して観測することになっていた.6時頃ホテルを出発し、バスで70kmほど西のソマロイ島へ。

出発前の昼間から、何を根拠にしているかわからないが、ホテルの支配人(30代の若い人)が「今日は間違いなくオーロラが見える、私が保証する」と大見得を切ってくれた。昼間は快晴、夕焼けも長く続き、天気はいいがオーロラが必ず出現すると言うのは何を見て云うんだろう?



とにあれバスで揺られて小一時間、同行者が「アレそうではない?」とバスの窓から外を指さす。適当なところでバスを止め外にでてみるとすでにオーロラショーが始まっている。風が強く頬に当たる空気が冷たいが、空には次々と薄緑の膜が出現する。寒いのでそこそこにして切り上げ、夕食兼休憩所のレストランへ急ぐ。

15分程で到着し、レストラン前で早速観測。今回は屋内でカメラのセットを済ませ、少し暗めのところへと場所を選定。頭上に白いモヤのような塊が空に浮かび、その中心部がボーッと輝き、少し緑色を帯びる。あるときは縦に別の時には横に広がるようにゆるやかに動く。様々に形を変えながら空を覆う。色はそれほど鮮やかではないが、雲と違うのは姿と輝きを刻々と変える、透けて星が見えることか。

カメラの設定をASO400から620に代えて見たりして色々撮影してみた。姿が色々変わるので見飽きない。寒いといってもここはマイナス10度前後なので、布の手袋でしのげるのでありがたい。



このツアーの唯一の欠点はノルウェーの物価が高いことだ。寒さしのぎに飲んだワインがグラス1500円相当。当然一杯では済まない。晩飯は鮭のチャウダーにパンのみ、というシンプルさである。

しかし度重なるオーロラの出現を満喫し帰途についた。昨日、本日と旅の目的はスタート2日で達成できた。ホテルに帰ったのは12時少し前、もう戸外へ出る元気なく部屋へ入って直ちに寝た。