広島の広島焼き、大阪のたこ焼き、宇都宮の餃子、喜多方ラーメンなどご当地グルメで名高いところは多々あるけど、月島程密集しているところを知らない。サッポロにはラーメン横丁なるところはあるがそこも人工的に作った横丁で、街の商店街全体が市業種になりきっているところはここを置いて他にはあるまい。
地下鉄を降りてもんじゃ通りへ出るといけど行けどももんじゃ屋さんだ。商店街から枝分かれしている小さな路地ももんじゃ屋酸が多い。日が暮れてから行ったのだが、洒落たイルミネーションが付いていた。ここらあたりはやっぱり東京だ。下町なりのおしゃれだろう。
とは言え、食べるところは一軒。一番初めに交番のお巡りさんが「私は此処に行っている」と教えてくれた交番前のゑびすやさんに行く。
相変わらず繁盛していて、我々が最後のテーブル(しかも2階座敷の)だった。七福神もんじゃを頼み、ハイボールで乾杯。向こうのテーブルでは6~7名の団体がワイン、生ビール、熱燗、と様々の酒で盛り上がっていた。
さすがに店の人の焼き方はうまく、刈谷のもんじゃ屋さんの人のようなケレン味がない。これが案外お酒のつまみにピッタリだ。価額も手頃でのんびり出来た。
もんじゃ通り