遅いことは猫でもやる

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ニッカウィスキー余市蒸溜所

2015-03-05 04:44:23 | 行ってきました
 まっさん人気にあやかる
 余市の駅でも
 余市駅前

ご存知NHK朝ドラ「まっさん」の舞台で今取り上げられているところ。蒸留所の中に、リタの家(エディ)や政孝の家も保存されている。

さっぽろで雪祭り見物の翌日、電車で余市へ向かった。1時間以上掛ったが「マッサン」人気は絶大で小樽からの電車は満員だった。雪深い余市の駅前に蒸溜所はあり、古びた門やトンガリ屋根の建物が残っている。というか今でも現役だそうだ。
こんな雪深い土地でウイスキー作りに孤軍奮闘したのかと感慨が湧く。

 蒸留所の入り口
 ニッカウイスキーの宣伝
 ポットスチルにはしめ縄がかけてあった

竹鶴政孝は若い頃わんぱくだったらしい。柔道部のキャプテンとして大平正芳などをしごいたという。家業の酒屋を3男の彼が継ぐことになっていたが、京都の摂津酒造の阿部社長に認められてスコットランドに留学、寿屋の鳥井信治郎や後のアサヒの社長と知己を得る。ずいぶん行動力のあった人のようだ。狩猟や釣りを趣味にしていたらしい。ウイスキーを作るには日本酒よりはるかに忍耐力が要りそうである。また樽も重要な要素だ。蒲の葉をパッキン代わりにし、一度中を焦がしてから詰める。一樽ごとに味が変わるといっても良いくらいだそうである。見学中にも雪が待ってきた。政孝とリタの苦労が偲ばれる。

 TVでお馴染みのトンガリ屋根
 貯蔵所
 試飲所カウンター

試飲所で試飲をさせてもらい、竹鶴を味わう。ハイボールも頂く。食堂でウニ重を食し、ここでもハイボールを注文しいい気分になる。
ウイスキー作りはそんなに複雑なものではないのだろうが、それだけに微妙なものだろうと推測する。北の国での先駆者の苦労が偲ばれた。

 工場は現役だ
 となり町の標識は雪に埋もれている